応援コメント

虹は羽ばたく」への応援コメント

  • 完結おめでとうございます!

    実はこういった、王宮に入って王の暗殺をを目論むタイプのお話は好きなので、密かに楽しませていただいてました。王女は虫と共に生きてきたことで色んなことがありましたし、蟲に対して複雑な感情を抱いていたと思うんですけど、最後の蟲への思いは美しかったなぁと思いますし、そこからの不死蝶との伝説との繋がりが……情景もきらきらでとっても素敵でした。もちろん恋愛のお話ではありましたけれど、最初から最後まで「蟲の王女」だったなという気がします。
    この二人は、王女が王女で獅子王が獅子王だったから、お互いに必要としていたものを持っていたから惹かれあったのかなぁと思います。獅子王はとんでもない自信家でしたが、王女の立場から読んでいるとかっこよかったです!笑
    個人的には長谷川さんが後からいれたと仰っていた(ような気がする)花畑の場面がとても好きでした。あそこで王女の心にも花が咲いたような気がしますし、そこがきっかけで彼女の心も動いたのかなぁとか勝手に思っています。

    長谷川さんの新作連載を久しぶりに追いかけられて幸せでした。連載お疲れさまでした!

    作者からの返信

    >サラさん
     このたびは新連載に最後までお付き合いいただき大変ありがとうございました!
     更新のたびにいただける♡がとても励みでした……おかげさまで何とか止まることなく完結まで書き上げることができて、感謝しかありません……!

     要人暗殺のため敵地に潜入したスパイが標的と恋に落ちてしまい……という展開は、恋愛ものとしてはベタにもほどがあるくらいの王道だと思うのですが(笑)、今作ではそこに蟲という存在を挟むことによって、王女の成長を軸にした物語に仕上げてみました。

     ずっと下を向いて歩く王女や、その王女に無理矢理上を向かせてしまうほど強引で自信過剰な皇帝は、今まで主人公としてあまり取り扱ったことのないキャラクターだったので書いていて楽しかったです(笑)

     それから花畑のシーンもありがとうございます!
     何かこう、あのシーンがないと、このふたりがお互い知る過程が薄すぎるなあと思って急遽差し込んだ場面でしたが、狙いどおり読者さまのお心に残るシーンにできていたなら嬉しいです。

     おっしゃるとおり、王女はあそこで初めて皇帝に興味を持って、ゆっくり愛という名の蕾を膨らませていったので……その蕾が金色の太陽の光を浴びてようやく花開いたとき、不死蝶が羽化して祝福してくれた!みたいな虹色の情景を、少しでもお届けできていたらいいなあと思います。ありがとうございました!