応援コメント

終章 彼方へ」への応援コメント

  • 皆鶴の最期に思わずうるっときました。
    歴史が好きで、学生時代は専門にしていたりもしたのですが、このような史実をもとにした壮大なファンタジーは私には書けないので、ずっと尊敬の念を抱きながら拝読しておりました。
    まるで浅田次郎さんのような、淡々と述べているようでどこか温かみのある文章も素敵だなと思いました!
    これからも執筆応援しています。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     本作は香竹の初めて書いた歴史小説なので、文章をはじめ試行錯誤の繰り返しでしたが、気に入って頂けて幸いです。

     第二部は奥州藤原氏滅亡後に生き残った人物達の10年度を描いておりますので、是非引き続きお楽しみください(回想シーンとして第一部クライマックスの続きも載せております)。

     応援ありがとうございます!

  • 実際に皆鶴姫の伝承というのがあるんですね。
    切ない物語でしたが、愉しく読ませていただきました。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。
     後書きを読んで頂いたとおり、皆鶴姫伝説は本作で参考にした岩手県の他、宮城県気仙沼市や福島県会津若松市(こちらの伝説では義経との間に帽子丸という子をもうけています)等に伝わっています。
     勿論伝説上では義経を恋い慕う思いが叶わぬまま志半ばで倒れてしまう悲恋物語であり、一途な復讐を秘め不実な男を追い続ける皆鶴姫像は香竹の勝手な創作です。だから作者の罪滅ぼしにというわけではありませんが、本作の最後で皆鶴が復讐を遂げたことに満足したまま死んでいくのではなく、あのような哀しい幕引きにしたのは、修羅の道を進んだまま復讐鬼として終わってしまうのではあまりに悲し過ぎるかなと思い、平泉の地で束の間に過ごした家族たちの思いに満たされた中で彼女の旅を終わらせてあげたいという気持ちがありました。
     なお、皆鶴の志を継いだあの男(もしかしてあまり人気ない?)が主人公の後日譚を間もなく掲載させていただく予定でございます。
     後日譚のつもりで書いていたものですが、どうやら本編よりも長くなりそうな気配があるので実質第2部としてこのまま投稿させていただく予定です。第1部とはガラリと雰囲気が変わってしまうかもしれませんが(ある意味こんなにコミカルな描写は初めて書いたかもしれません)、もう暫しお付き合い頂ければ幸いです。
     最後まで読んで頂きありがとうございました。

     (ちなみに丁度杉浦先生の「図書寮の末裔」を途中まで読ませていただいておりました。第7話をドキドキしながら読んでおりました)