葡萄美酒夜光杯 欲飲琵琶馬上催 酔臥沙場君莫笑 古来征戦幾人回

ひとこと紹介文、さぼったわけじゃないんです!
他にこの作品を表すべく言葉が私には見つからなかった。

戦いの前に鼓舞する歌ではなく、戦いを前に郷愁を抱く歌。

戦争、それが国を守るためなのか、国を豊かにするためなのかは、戦争に赴く彼らには関係なく、彼らはただ彼らの生活を全うしたかった。
しかし、国家という大きな器の中で揺らされて、戦う信念も持たないまま武器を持たされる。

悲しみと寂しさ、そしてそれらに漂う美しさを、この詩と小説から受け取りました。

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