夢を見るのは自由だけど

夢を見るのは自由だけど、夢は諦めなければ必ず叶うとか、そんな甘いことは無いんだよ。
将来芽生えるスキルで逆転できるかもしれないと夢見る、世界で最弱とされる存在・村人の少年。
親しい人に「村人が強力なスキルを得られた事例は聞いたこと無い」「夢は見るな。地道に生きる努力をしろ」と言われても、ワンチャンを願うことをやめなかった。
そして本当にスキルが与えられたとき。
与えられたのは強力なスキルどころか、普通以下のEランクスキルがたった一つ。
そんな惨状でした。

そういう状況の心情描写が細かく、楽しいです。
無論、最低スキルで泥臭く生きていく話ではなく、成りあがっていく話のはずなんですけどね。
このEランクスキル、使いようによっては強力かもしれない、というスキルなので。