第767話 しんどい夢
「あー、しんどー」
「どうした?」
「夢で石を投げてた」
「なんで?」
「神の名を変えるぞ…って」
「ああ『意思』を投げた」
「そう!」
・・・
投げてる相手はゴリヤテ。
鬼の軍の侍だ。
第11話 人は神の形、鬼は? - 白石宇井とは何者か(ヒロソ) - カクヨム https://kakuyomu.jp/works/1177354054922134177/episodes/1177354054934204822
投げた目的は、神の軍が行動を起こすため。
ダビデは
「神の名を込めて石を投げた」
つまり、「イの名」を投げ、「夜(や)の鬼」を倒した。
※ 「ヤハウェ」の軍を「イハウェ」の軍が駆逐する切っ掛けとなった。
「ヤハウェは間違いだよ」
「石」は一個でいいが、
これをいつまで続けるの?
「あー、しんどー」
【syndrome】シンドローム
1.病的現象、症候群。
2.徴候、行動様式。
「ふんふん」と鼻歌が出る時期はまだ来ていない。
ところで、
以下は日本語の「ふんふん」という喜び表現だろうか。
【hum】ハム
1.鼻歌を歌う、ハミング。
2.活気付く、景気良い。
3.ブツブツ言う。
この先、ダビデが鬼にぶつけた神の名「イ」が「ヤ」に取って代わると、神の軍が鬼の軍を追い払い、庶民の口から実際の鼻歌が出るに違いない。
『しんどい夢』が報われて、
「ふんふん」が実現する…
そんな日が待ち遠しい。
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