第762話 『神話』と『聖書』の一致

「日本神話って深いね」

  「そうそう」

「知識を蓄えないと」

  「それじゃ学ぼうか」


・・・

聖書と照合してみよう。


→ 敷居を踏まない理由


昔、「敷居」はこんな表記だった。



【×閾】 読み方:いき〔ヰキ〕

※ 別の読み方は「しきみ」

1 門の内と外をくぎる境目の木。また、境目。敷居。

2 心理学で、ある感覚や同種の刺激の相違を感知できるか否かの境目。また、その刺激量。

→刺激閾(しげきいき)

→弁別閾(べんべついき)



※ 「ヰキ」(いき)という表記は「井ノ神」を思わせる。


同じ文字でも「しきみ」と読めば、それが理解できない。



「閾(シキミ)」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書 https://www.weblio.jp/content/%E9%96%BE



「井ノ神」と「ヰキ」(いき)を重ねて考える人は、「敷居を踏まない」という風習も奥が深いと感じ取るだろう。



◉敷居を踏まない理由、靴の脱ぎ方…日本人のしきたりお呼ばれタブー

  [暮らしの歳時記] All About https://allabout.co.jp/gm/gc/220676/



以下資料より:

【家や家人の象徴として重んじる】 「敷居をまたぐ」「敷居が高い」というように、敷居はその家の象徴なので、それを踏むことは家や家人を踏みつけることと同じと考えます。



【空間様式を崩さない】 敷居には世間と家、部屋と廊下などを隔てる結界(境界のこと)の役目があり、畳の縁にはお客様と主人を区別する結界の意味があります。こうした結界を踏むことは空間様式を崩すことになるため、踏んではいけないのです。


(引用感謝)


聖書に繋がるのは、「ダゴンの神殿」の話だ。




■過去ログから


第169話 赤い獣の正体は 2 - 白石宇井とは何者か(ヒロソ) - カクヨム https://kakuyomu.jp/works/1177354054922134177/episodes/16816927863194560553



ペリシテ人は「ペリ→へり」と訛って「へりくだる」という表現が生じたのかも知れない。

(推理)


※ 彼らは契約の箱を略奪したが箱が下す天罰に懲りてイスラエルに「へり」くだったわけだ。



また、

ダゴンの神殿の話には書かれていないが、


ペリシテ人たちが神輿を奪って神殿に持ち込む際、「敷居を踏んで結界を破った」と理解すれば、「以後それを慎んだ」という説明にも納得出来る。




 ■神の子羊を売ったユダ


ユダイスカリオテがイエスを売って金銭を得た。


そして

→ イエスの処刑


※ エルサレム(高天原)でその罪が起きた時、日本神話と同じく天地が暗くなった。


これがいわゆる「天津罪」だと考えられる。



天津罪・国津罪(あまつつみくにつつみ)とは? 意味や使い方 - コトバンク https://kotobank.jp/word/%E5%A4%A9%E6%B4%A5%E7%BD%AA%E3%83%BB%E5%9B%BD%E6%B4%A5%E7%BD%AA-1501044



以下資料より:


天津罪・国津罪 あまつつみくにつつみ 古代における「つみ」の分類。


平安時代にできた『延喜式(えんぎしき)』の大祓詞(おおはらえのことば)では、畔放(あはなち)、溝埋(みぞうめ)、樋放(ひはなち)、頻蒔(しきまき)、串刺(くしざし)、生剥(いきはぎ)、逆剥(さかはぎ)、屎戸(くそべ)の8罪を天津罪とし、生膚断(いきはだだち)、死膚断(しにはだだち)、白人(しろひと)、胡久美(こくみ)、己が母犯せる罪、己が子犯せる罪、母と子と犯せる罪、子と母と犯せる罪、畜(けもの)犯せる罪、昆虫(はうむし)の災(わざわい)、高津神(たかつかみ)の災、高津鳥の災、畜仆(けものたおし)、蠱物(まじもの)せる罪の14罪を国津罪としている。


天津罪は素戔嗚尊(すさのおのみこと)などが高天原(たかまがはら)で犯した罪、国津罪は国津神が日本の国土で犯した罪だとされている。

・・・


素戔嗚尊が、高天原で天津罪を犯したとき、天照大神(あまてらすおおみかみ)が岩屋戸にこもり、高天原も葦原中国(あしはらのなかつくに)も暗くなって、万(よろず)の禍(わざわい)がことごとにおこったとされている。

・・・

[石井良助]


(引用感謝)


更に掘り下げよう。




 ■素戔嗚命は恐ろしい?


日本神話で、素戔嗚命による仕打ちで天照大神が岩屋に閉じこもり、世界が暗くなった…


福音書も「イエスの死」で天地が暗くなり日食のようになったと記述されている。



直接イエスを売ったのはユダイスカリオテだが、「ユダにサタンが入った」(ルカ22章3節)という記述から、「天つ罪の元凶」は「サタン」と解釈出来るわけだ。


「天照大神」がイエスに重なり、「素戔嗚命」が「サタン」に重なるとすれば、


「素戔嗚命」が「阿修羅」だとする見解も納得出来る。


宮に祀り上げるのも恐ろしい。

(他の習合は別として)



聖書では、

「右手の神」がイエス(右位)

「左手の神」がサタン(左位)

となる。


神殿の左右の神が「正反対の気性」という理解は、聖書を語る上で必須の項目である。


そして、日本神話と聖書の一致は、クリスチャンに知って欲しい重要な理解なのである。


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