第169話 赤い獣の正体は 2
「遂に謎が解けたよ」
「えっ!どの謎?」
「赤い獣」
「こ、答えは?」
「日本人にしか解けない」
「勿体ぶらずに!」
・・・
これは
→ 「棚ぼた」だった。
※ 日本語の「棚」は、ヘブライ語らしい。
棚→ Tanack (旧約の聖書)
※ ユダヤ教の「タナク」はイエス以前の指南書だ。
神棚に置かれていたのだろうか。
また、「ぼた」の意味は
→ voter (賛同の意)
※ 英語から
「棚ぼた」は、
→ 「聖書からの確証」
そんな意味だったとすれば、
受け取った研究者はこう叫ぶ。
「知らなかった」
「タナボタだよ!」
※ 「棚引く雲」という表現にも深い意味が隠されている。
(神に思いを馳せる人だけ読み取れる格言だ)
「棚上げ」という語彙は、イエス以前の聖書では判断出来ない時、使ったようだ。
「書物からは判断できぬ」
「神に預けておこう」
それでは、「赤い獣の正体」を考えよう。
■黙示録 16章の「獣」
人類に「お鉢」が回って来た。
(第一の鉢)
16:1わたしはまた、大きな声が宮から出て七人の御使いに、「行って、神の憤りの七つの鉢を地に傾けよ」と言うのを聞いた。
16:2そこで、第一の者が行って、彼の鉢を地に傾けた。すると、獣の印を持っていてその像を拝む者たちの上に、ひどい悪性のでき物が生じた。
ここでふと思った。
「獣」は「じゅう」と読める。
つまり「Jew」・・・
これで全てが繋がった。
「獣の印」は
→ 「Jewの印」
そして、
「出来物(=腫物)の罰」
それは、サムエル記に書かれている。
「契約の箱」を奪った者に下った罰である。
サムエル記上 5章
(箱を奪った敵への神罰)
1 ペリシテびとは神の箱をぶんどって、エベネゼルからアシドドに運んできた。
2 そしてペリシテびとはその神の箱を取ってダゴンの宮に運びこみ、ダゴンのかたわらに置いた。
3 アシドドの人々が、次の日、早く起きて見ると、ダゴンが主の箱の前に、うつむきに地に倒れていたので、彼らはダゴンを起して、それをもとの所に置いた。
4 その次の朝また早く起きて見ると、ダゴンはまた、主の箱の前に、うつむきに地に倒れていた。そしてダゴンの頭と両手とは切れて離れ、しきいの上にあり、ダゴンはただ胴体だけとなっていた。
5 それゆえダゴンの祭司たちやダゴンの宮にはいる人々は、だれも今日にいたるまで、アシドドのダゴンのしきいを踏まない。
6 そして主の手はアシドドびとの上にきびしく臨み、主は腫物をもってアシドドとその領域の人々を恐れさせ、また悩まされた。
7 アシドドの人々は、このありさまを見て言った、「イスラエルの神の箱を、われわれの所に、とどめ置いてはならない。その神の手が、われわれと、われわれの神ダゴンの上にきびしく臨むからである」。
まず、ダゴンの像が罰を受けた。
それから・・・
(箱をたらい回し)
8 そこで彼らは人をつかわして、ペリシテびとの君たちを集めて言った、「イスラエルの神の箱をどうしましょう」。彼らは言った、「イスラエルの神の箱はガテに移そう」。人々はイスラエルの神の箱をそこに移した。
(たちまち腫物が生じた)
9 彼らがそれを移すと、主の手がその町に臨み、非常な騒ぎが起った。そして老若を問わず町の人々を撃たれたので、彼らの身に腫物ができた。
(拒絶反応)
10 そこで人々は神の箱をエクロンに送ったが、神の箱がエクロンに着いた時、エクロンの人々は叫んで言った、「彼らがイスラエルの神の箱をわれわれの所に移したのは、われわれと民を滅ぼすためである」。
(返上しよう)
11 そこで彼らは人をつかわして、ペリシテびとの君たちをみな集めて言った、「イスラエルの神の箱を送り出して、もとの所に返し、われわれと民を滅ぼすことのないようにしよう」。恐ろしい騒ぎが町中に起っていたからである。そこには神の手が非常にきびしく臨んでいたので、
12 死なない人は腫物をもって撃たれ、町の叫びは天に達した。
古い時代、エジプトにも「腫物の罰」が生じていた。
出エジプト記9章
8 主はモーセとアロンに言われた、「あなたがたは、かまどのすすを両手いっぱい取り、それをモーセはパロの目の前で天にむかって、まき散らしなさい。
9 それはエジプトの全国にわたって、細かいちりとなり、エジプト全国で人と獣に付いて、うみの出るはれものとなるであろう」。
10 そこで彼らは、かまどのすすを取ってパロの前に立ち、モーセは天にむかってこれをまき散らしたので、人と獣に付いて、うみの出るはれものとなった。
11 魔術師らは、はれもののためにモーセの前に立つことができなかった。はれものが魔術師らと、すべてのエジプトびとに生じたからである。
これは「神の民の束縛」に対する罰の一つであった。
「ヨセフが大蔵大臣」という時代が終わって久しく、選民は、エジプト内部で奴隷化されていた。
※ 敗戦後の日本も「奴隷化」されている。つまり、ユダヤ経済の中で密かな搾取を受けているのだ。
聖句からは、現代日本を奴隷化した相手にも「腫物の罰」が生じる・・・と読み取れる。
(16章10節)
予感によれば、この先、異邦人には「難儀」が連続する。
(海=異邦人への難儀)
16:3 第二の者が、彼の鉢を海に傾けた。すると、海は死人の血のような血になった。そして、海の中にいるあらゆる生きている物が死んだ。
(川と水源=各宗教)
16:4第三の者が、彼の鉢を川と水の源に傾けた。すると、それらは血になった。
16:5わたしはまた、水をつかさどっている御使いがこう言うのを聞いた、「今おられ、昔おられた聖なる方、あなたは義であられます。あなたはこれらの事を、裁かれたからです。
16:6彼らは聖徒たちと預言者たちの血を注ぎ出したので、あなたは彼らに血を飲ませられました。彼らはそれに値します」。
16:7わたしはまた、祭壇がこう言うのを聞いた、「しかり、主なる神、全能者よ、あなたの裁きは真実であり、義です」。
太陽の国に権威が流し込まれる。
(太陽=太陽の国)
16:8第四の者が、彼の鉢を太陽に傾けた。すると、人々を火で焼くことを許された。
16:9人々は激しい熱で焼かれた。彼らは、これらの災害に対して権威を持っておられる神の御名を冒とくし、悔い改めて神に栄光を帰すことをしなかった。
獣の座(地位)は、連動して落ち始める。
(獣=Jew)
16:10第五の者が、彼の鉢を獣の座に傾けた。すると、獣の王国は暗くなった。そして、人々は痛みのあまり舌をかみ、
16:11彼らの痛みとでき物のために、天の神を冒とくし、その行ないを悔い改めようとしなかった。
これが、本物の腫物であるとは限らない。
日本語の表現に、こんなのがある。
→ 腫れ物に触るように
痛みが物凄いため、「触れられたくない話」を指す。
それが表面化してしまうのだ。
(「川=守護論」が枯れる)
16:12第六の者が、彼の鉢を大川ユフラテに傾けた。すると、その水は干上がって、日の上るほうから来る王たちの道が備えられた。
彼らの国は、今までの論理で守られなくなった。
その頃、蛙がお茶の間にまで飛び込んで鳴き始める。
(蛙 ≠ 選民の代弁者)
16:13わたしはまた、龍の口から、獣の口から、偽預言者の口から、かえるのような三つの汚れた霊が出て来るのを見た。
16:14彼らは悪鬼の霊であって、しるしを行ない、全能者なる神の大いなる日の戦いのために、人の住む全地の王たちのもとに出て行って、彼らを集めるのである。
16:15(見よ、わたしは盗人のように来る。裸で歩くことがなく、その人の恥を人々が見ることのないように、目を覚まして、自分の衣を守る者は幸いである。)
16:16三つの汚れた霊は、ヘブル語でハルマゲドンと呼ばれる場所に彼らを集めた。
全世界の首脳が、参加せざるを得ない雰囲気が生じる。
やがて、空気が変わる。
(天による空気の変化)
16:17第七の者が、彼の鉢を空中に傾けた。すると、大きな声が宮の中から、その御座から出て、「成った」と言った。
16:18そして、いなずまと声と雷鳴とがあった。また大きな地震があった。それは、人が地上に現れて以来かつてなかったほどの、それほどに大きな地震であった。
「空気」の変化は、「人心」を変えてしまう。
→ 心の激震
すると、当事者の都は三つに分裂。
(過去の所業が回想される)
16:19あの大いなる都は三つの部分に分けられ、諸国民の都は倒れた。大いなるバビロンは神の御前に思い起こされ、彼の激しい憤りのぶどう酒の杯が、彼女に与えられた。
島と山々(縄張りや協賛組織)も、本体を見捨てて逃げてしまう。
また、諸国民に同化した二枚目キリスト教も、天の批評に襲われる。
(天からの批評=雹)
16:20あらゆる島は逃げ去り、山々は見えなくなった。
16:21また、それぞれ一タラントほどの重さの大きな雹が、天から人々の上に降ってきた。人々は、その雹の災害のゆえに神を冒とくした。その災害があまりにもひどいからである。
天下がその雹で満ちると、この世の内幕が露呈する。
(大遊女の結末)
17:1また、七つの鉢を持つ七人の御使いの一人が来て、わたしに語って言った、「ここに来なさい。多くの水の上に座っている大遊女への裁きをあなたに見せよう。
17:2彼女と地の王たちは淫行を犯し、地に住む者たちは、彼女の淫行のぶどう酒で酔わされてしまった」。
悪酔いの「ぶどう酒」を振る舞うのは、「二枚目」主催のキリスト教であった。
※ この酔いで多くの悪事が見逃された。
闇に隠れる上層部は、イエスの教えに反する取引を行い、黙認を受けていた。
世界は、「獣(じゅー)」の上に「大遊女」が乗っかる構造。
ヨハネがそれを教えられる。
(世界の宗教構造)
17:3彼はわたしを霊の中で、荒野へ連れて行った。わたしは、一人の女が緋色の獣の上に座しているのを見た。その獣は「冒とく」の名に満ちており、七つの頭と十の角を持っていた。
ヨハネは「霊の中で」と記している。
それは、霊的な観点から読めという意味のようだ。
我々「鬼と戦う者」の目に、このアマは、「地上に降りた堕天使」と映る。
イエスはその見えない勢力とも戦っていた。
明らかにサンヘドリンは、「鬼の憑依」を受けていたからだ。
17:4その女は紫と緋色の衣をまとい、金と宝石と真珠とで身を飾り、手には忌むべきものと、彼女の淫行の汚れた物で満ちた金の杯を持っていた。
17:5彼女の額には、一つの名が記されていた、「奥義、大いなるバビロン、地の遊女どもと忌むべきものの母」。
17:6わたしは、その女が聖徒たちの血で、またイエスの証し人たちの血で、酔いしれているのを見た。わたしは彼女を見て、大いに驚いた。
※ 「獣」(じゅー)が「Jew」(じゅー)であるという示唆に加え、「十字」(じゅーじ)をシンボルに採用した現代キリスト教も「獣」(じゅー)に分類される。
侵略を「布教」と言い換える十字軍以降、「二枚目の従者」は、「一枚目イエス」の教えを「蹂躙」して来た。
「神々は女である」という想定を通せば、黙示録が理解できる。
→ 堕天使集団は「女」
この考えは、女神アマテラス信仰を実践する日本人には理解できると思う。
現代に蘇った「獣」(Jew)の背中に、地上を支配する女神「アマ」が跨っていた。
(再生した獣(Jew))
17:7その御使いはわたしに言った、「なぜ驚いているのか? その女と、その女を乗せている七つの頭と十の角のある獣の、奥義を告げよう。
17:8あなたが見たあの獣は、昔はいたが今はおらず、やがてアビスから上って来て滅びに至ろうとしている。地に住んで、世の基が置かれた時からその名を命の書に記されていない者たちは、昔はいたが今はおらず、やがて現れようとしている獣を見て、驚くであろう。
※ 日本語に「阿鼻叫喚」という言葉がある。これも「アビス」から出ているらしい。
ヨハネがパトモス島に幽閉されていた時代、イエスを処刑した「獣」(サンヘドリンJew)は消滅していた。
(ヨハネのパトモス島流刑は西暦94年、ドミティアヌス帝による)
ローマとの戦争で、ユダヤは「阿鼻叫喚」の滅びを被った。
それは、再生など考えられない状況だっただろう。
「命の書に記されていない者」とは、寿命を持たない歴史の傍観者。
過去から現代までを眺めていた彼らには、ショック。
「あ、獣が復活した!」
「この時代に」
■獣はアンチ・キリスト
昔、イエスに敵対した「サンヘドリンJew」は「アンチ・キリスト」と定義できる。
同様に、「現代ユダヤ」もイエスを黙殺し、別のメシア(キリスト)を待っている。
「獣」は結局、アンチ・キリストである。
666のアンチ・キリストが、選民の地位に座り、二枚目キリスト教の勢力から重視されているのだ。
・・・
つまり獣は、
→ 真の選民を呑んだバビロン
(=ヨナを呑んだ大魚)
「魚」は鬼の勢力への暗示。
これが「歴史に秘められた構図」であった。
「第八の者」が選民の故郷に座している・・・
そして「アマ」は、歴代の王国に腰掛けてきた。
(現代に繋がる説明)
17:9ここに知恵を持つ思いがある。七つの頭はその女が座っている七つの山であり、
17:10また七人の王である。五人はすでに倒れ、一人は今おり、もう一人はまだ来ていない。彼が来たなら、しばらくとどまることになっている。
○ 既に倒れた五人
1 エジプト
2 アッシリア
3 バビロン
4 メディアペルシャ
5 ギリシャ
○ 今いる一人
6 ローマ
○ この先来るもう一人
7 英米(国連)
(第八の者)
17:11昔はいたが今はいないあの獣は、すなわち第八のものでもあるが、あの第七から出たものでもあって、滅びに至る。
17:12あなたが見た十の角は、十人の王である。彼らはまだ王国を受けていないが、獣と共に一時、王としての権威を受ける。
17:13彼らは一つ思いを持ち、彼らの力と権威を獣に与える。
獣(Jew + ➕)は「アマの是認」により、十人の王たち(世界の首脳)から権威を付与されている。
怖い者無しだ。
そうした中、孤立の立場で虐げられる主の民に救いがあるだろうか?
大丈夫。
「主の到来」がある。
(子羊が来て勝利する)
17:14彼らは小羊と戦うが、小羊は主の主、王の王であるので、彼らに打ち勝つ。また、彼と共にいる者たち、すなわち召され、選ばれた、忠信な者たちも彼らに打ち勝つ」。
(世界規模の「遊女」攻撃)
17:15また御使いはわたしに言った、「あなたが見た、遊女が座っている水は、もろもろの民と群衆と諸国民と言語とである。
17:16あなたが見た十の角と獣は遊女を憎み、彼女を荒廃させ、裸にし、彼女の肉を食い、彼女を火で焼き尽くすであろう。
17:17神は神の言が成就するまで、彼らの心に、ご自身の思いを行なうこと、一つ思いになること、彼らの王国を獣に与えることを、入れられたからである。
17:18あなたが見たあの女は、地の王たちの上に王国を持つ大いなる都である」。
ネット社会では、「大いなる都」(バチカン)が批判対象の中にリストアップされている。
(黒い噂もちらほら)
それは、全世界の「二枚目キリスト教」を統括する存在だ。
しかし「女」(アマ)は、歴代の世界強国を支配してきた「永年の都」に住んでいる。
焼き尽くされるのは、この都である。
一枚目イエスが臨在するこれからの時代、主はこう考えるだろう。
「せっかく贖った人類の国家はどこも滅びて欲しくない」
但し、「鬼の組織」は別だ。
彼女は、昼の光による暴露を恐れている。
(やがてネットの光明が、その闇を消すのだろう)
人類が目覚める。
それにしても、
「赤い獣の正体」が見えてしまった余波は大きい。
・・・
遂に、来る所まで来てしまったようである。
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