第170話 巧妙な背教

「ベロベロバー!」

  「なに、その顔」

「子供をあやす顔」

  「それ危険かも」

「何で?」

  「言葉がやばい」


・・・

ヤバーイ話をしよう。


「ベロ」という語は


→ バール神


つまり、「ベロベロバー」なら


→ バール・バール・バール



「いないいないばぁ~」


も同じ。


子供を引き付けてその後、

狙っているのは・・・


→ 神隠し


バールは「生贄」を欲する神なのである。


正しい神の名に帰着しよう。



日本では神の名が混乱しているので、認識を正さねばならない。



 ■中心軸が置き換わる


古語が現代語に置き換わる時、

大切な表現が一つ消えたが、それが神の名であった。


「イ・ハー」

(古語で「岩」の意味)


古い時代に「岩」を「いは」と発音していた。


→ 伊勢の夫婦岩(イハ)


先人なら、聖書を手にした時、「ピン」と来ただろう。


「神は岩(イハ)である」


聖書には、神に「岩」と呼び掛ける場面が随所にある。


ハバクク書にも・・・



ハバクク1章 (神は岩)

12 わが神、主、わが聖者よ。あなたは永遠からいますかたではありませんか。わたしたちは死んではならない。主よ、あなたは彼らをさばきのために備えられた。岩よ、あなたは彼らを懲らしめのために立てられた。



神の名は三者で共通。


1.ヘブライ語の神「イハ」

2.日本の神 岩(イハ)

3.聖書 神は岩(イハ)


元々、「祝う」という言葉も、

古文ならこう発音した。


→ いは・ふ(祝う)


神の名が、そのまま使われている。


※ 神の名は、本体が「イ」であって、それが「いろは歌」の先頭にある。


しかしその後、「龍」が来て撹乱を始めた




 ■「イ」から「ヤ」に変換


神の名は現在、「ヤ行」に移っている。


→ 「八百万」の神


本来は、こう発音すべきだった。


→ イハオヨロズ


ヘブライ語では、


→ イハ・オ・ヨラド


(「ヨラド」は多数の意味)


やがて、

「イハオヨラド」→「ヤオヨラド」→「ヤオヨロズ」と訛ってしまい、この漢字を当てた。


→ 八百万


それ以降、「日本は多神教」と化し、次々と神の数を増やす環境を許した。


実に「巧妙な手口」である。


こうして、神の名「イ」が、「ヤ」に変換されたのだ。


現在、こうなっている。


→ ヤハー


神の名が「ヤー」であると思い込んだ人々により、聖書まで「ヤハ」と表記されてしまった。


すると以下の意味は?


→ ヤー・バー

(「主なるヤー」)


この呼び掛けに答えるのは誰だろう?


→ 夜(や)の神


そして


→ 矢の神


「矢を放つ神」は弓を持っており、黙示録にも白い馬に乗って登場する。

(彼は白羽の矢を放つ)


「白羽の矢」にはこんな意味がある。


→ 生贄をよこせ




 ■白羽は「修羅・ハー」


阿修羅を日本では「スサノオ」と呼んでいる。


この神を祀っている神社も各地にある。


しかし実は、生贄を要求する地上の神(堕天使)である。




 ■オシラとアシュラ

※ Ameba「仙桃庵」から引用


オシラサマは只神にあらず

2018-10-13

「遠野のザシキワラシとオシラサマ」(佐々木喜善著)



東奥地方のオシラサマは、桑の木を材料とし、男女二体の像を一組とする「棒状」の像。


「盛岡附近では、不動の変形をオシラサンと称す・・・


婦女や小児の願いに答える神。

頭を布で覆うのが崇拝形式となる。


小児の守護神なので、子供を街頭に引き廻す場合もあるという。


桑の木の神霊に配慮し、桑の木は切らせない。

切れば盲目や重病に陥るとされている。


この神に付属する古い神札には、明かに「阿遮羅尊」の名。


故にオシラサンは、「阿遮羅尊」即ち「不動」なのだが、オシラサン崇拝者はそこまで知らぬようである。


詳細不明ながら、気仙郡上有住村の吉田岐山翁も、

「この神はアシュラである」

と言っていた。


これは、大変重要な一説。


オシラサマと御同神と考えられる、白山比売命、瀬織津姫命が「瀧神」。


また、「不道明王」も滝にお祀りされている。


オシラサマの名称は、各地で様々。


その姿も、姫頭、馬頭、烏帽子頭、鶏頭、雄頭等がある。


その他、

オシラポトケ、カバカワ、オヒラサマ、オヒナサマ、オシンメイサマ、オシラサン、十日ポトケ、カバカワホトケ、大平サマ、オシメサマ、オトウトサマ、オクナイサマ、アシワサマ、白子、白山、白紙(広島)、カギボトケ、伊勢明神、熊野明神などがあるそうだ。


確かに、

オシラサマ、白山比売命と馬頭観音は関係があるのかも。


中でも、白山、オヒナサマ、伊勢明神、熊野明神が列挙されているのは大変重要で、大江匡房師の「江談抄」に


→「熊野三所は伊勢太神宮と同体である。本宮ならびに新宮は太神宮、那智は荒祭である。」


と書かれている。


荒祭宮の御祭神は「天照大御神荒魂」、「瀬織津姫命」とされている。


また、菊池展明著の「エミシの国の女神」から引用すると


→「長寛勘文」によれば「熊野権現」は、「伊勢大神宮」と其名異にして、其神は同一・・・


とある。


「熊野本宮」は「伊勢の内宮」であり、新宮は外宮、那智は荒祭宮である・・・との声明が記されている。

(岩田貞雄「皇大神宮別実や伊雑宮謀計事件の真相)



(以上、引用感謝)



調べれば調べるほど、日本が「ニネベ」に思えて来る。


巧妙な背教が満ちる中で、「岩の人」は鬼と戦わねばならない・・・


仲間には、固い結束が必要だと痛感した。



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