第168話  MedBed 救いはもう来ている

「困ったなー」

  「どした?」

「体調悪くて」

  「ありゃー、難儀だね」

「色々やったけど駄目」

  「メドベットは?」

「えっ? それなに?」


・・・

鬼の闇夜に、光が射している。


メドベット(メドベッド)発売・・・の記事がネットにあった。


「こんなに早く?」


医者が匙を投げる症状だとしても、試す価値はある。


神業のようなテクノロジーが具現化しているのだ。



「ベット」という名称だが、その装置は「大きめの缶」に入っていて、ベットの下に置いて使用する。


上で寝る人に、


→「若返り」の波動を送る



「えっ!若返り?」

  「要するに細胞再生」

「欲しいーっ!」

  「今は250万」

「ゲエーッ!」


それでも、こんなに早く販売が開始されるとは驚きだった。



鬼は人類を早く老化させ、「世代交代」を短期で成し遂げようとして来た。


知恵を持っては困るからだ。


若者なら戦争に追い込むのも簡単だが、年配を煽るのは一苦労である。


そこで老人を早く引退させ、発言力も資金も奪って影響を断つような政策を続けて来た。


そこに登場した「メドベット」。


老人を若返らせるような仕組みは、世の神が与えたものではないだろう。


構造は思うよりシンプルで、販売を手掛ける人にも仕組みが理解出来ないそうである。


また、価格を聞いて躊躇する人のため、「体験」の環境も準備されている。


神経をやられて体が麻痺している人などは、感触が掴めるはずである。



それにしても今、

鬼の独壇場が立ち行かなくなっている。


※ 私には、「天と地の対峙が生じている結果だ」と思えてならない。


イエスの言葉が頭に浮かんだ。


「私は夜の盗人のように来る」


そうか・・・

救いはもう来ているのだ。



ーーーーーーー

付録


なるほど、イエスならこんな支配をしてくれる・・・


そう感じさせる計画がここにある。


https://tyuuta1.com/wadai83/


鬼の所業も灰燼と化す。


https://tyuuta1.com/wadai324/


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