第763話 「強度な糸」の話

「『創造論』を笑う人がいてね」

  「あれま」

「あんたの意図は変だって」

  「切ろうとしてるな」

「何を?」

  「創造主との繋がり」

「そうか」


・・・

人の意図は『糸』と同じ。

「繋がり」を構築する。


鬼はそれを引きちぎろうと、

干渉を行う。


出来れば「契」が解消されるよう引っ張るのだ。


「糸」には「糸」。


こんな現実に注目すべし。




 ■蜘蛛の糸はなぜ切れない?


大きな蜘蛛も、小さな蜘蛛も、

それぞれ自分の糸でぶら下がる。


その仕組の裏に完璧な「強度計算」があって、生活が成り立つのだ。


→ この体重を支えるには?


「糸の強度はどれほどか?」


巣を張って食料とする虫を捕獲する時も、切れては困るのである。


また、本能的に巣の形状を決めているが、あのような形を「誰の知恵」が生み出しているのか?


→ 生命の設計者




 ■寒さに強い鳥類の脅威


「あったかい靴下ないの?」

  「穴が空いたからね」

「寒い寒い!」


人間は寒さに弱い。


しかし、冷え切った空を高速で飛び抜ける鳥は、「靴下」など履いていない。


あの細い足。


凍りそうな川の中に、足の長い鳥が立っている。


彼らの「体温管理」と「強度計算」は誰がやってくれたのか?


自分は、卵から成長しているだけで、何一つ考える必要はない。


我々が知恵を凝らして完成した模型飛行機が、「強度不足」で羽が折れる場合もある。


骨太過ぎたら重くなって飛べなくなるが、鳥の体は最適の強度を持った骨で構成されている。


生物は全て、創造主の設計意図に繋がり、何の心配も無く日々を暮らしているのである。


鬼はそれを人類に教えたくない。


だから、進化論などの盲論を解き放った。


また、それを信じるよう人類の頭に眠りの水を流し込んでいる。


後先が逆なのだ。


「信じない」と決めている人には、鬼が喜んで撹乱の情報を流し込んで来るだろう。


創造主を信じてからあれこれ考える人には、「鬼の流し込み」が通用せず、多くの覚醒が与えられる。


彼は『強度な糸』で命を釣り上げる事が出来るだろう。


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