第2話

起、、ろ、、起き、、起きろ、、起きろ!!

「っっ!!」

母親の声で目が覚める。

「なによ、、そんな急に起きて、、」

「今のは、、?夢、、?」

「なに寝ぼけてんの?」

母親の呆れた顔を視界の隅に捉え、いつもと変わらない日常が幕を開ける。

「早く起きなさい?今日から学校でしょ?」

思考が停止する。今なんて、、

「、、、え?」

思わず聞き返してしまう。

「え?」

疑問に疑問が返ってきた。

「今日、学校、昨日まで、夏休み、オーケー?」

なるほど、、え?今、何時?時計を見ると8時をさしていた。因みに8時20分までに登校しなければいけない。、、、ん?後、20分?、、、ふぇっ!?

「早く学校行かなくちゃ!!」

ここから学校まで最低でも20分はかかる。それなのに僕はまだ、パジャマ、、、詰んだ。

「学校、、行かなくて良い?」

恐る恐る聞いてみる。

「お小遣い無くなるけど良い?」

満面の笑みで言ってくる。鬼だ。

「今すぐ行ってきます!!」

こうして家を飛び出したのは5分後の8時5分。学校まで全力で走った。長い坂道を登って。その時、一人の女性とすれ違った。髪はロングで顔の形もハッキリしていて整った顔だった。凄く綺麗な人、っていうのが第一印象。まあ、他人なので、思うだけにして横を通りすぎた。だが、心に何か突っ掛かっているようなスッキリしない状態で僕は学校に向かった。

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愛するということ 一般高校生 @sipisipikunndayo

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