ある日、突然、ナチュラルに同僚がゾンビになっていました。誰も反応していないのでてっきり自分にだけそう見えてるのかと思いきや、バッチリ自覚済み。けれどその同僚が語るゾンビがした理由は…!?どうやら彼女にはとある推しがいるらしく、その推しの声に主人公の声がそっくりとのこと。試しにセリフを言うとまさかの傷が瞬く間に癒えて!?オタクなゾンビと巻き込まれ主人公の面白おかしい物語、ズリュッと開幕です!
あらすじにあるとおり、最初からクライマックスな展開で、『どうなるんだろう?』と読み進めてきましたが、ゾンビの乙成さんは好きなものに全力でかわいいですし、主人公の前田さんは努力家かつ気遣い上手で、彼らの周囲も個性的な人ばかり!そんななか、彼が彼女の無茶ぶりをこなし、ふたりの距離が縮まっていく様子が微笑ましく、かつコミカルに描かれています。会話のテンポがよく、とても読みやすいところも好きです。乙成さんの要求もとい前田さんに課せられるミッションが毎回面白いので、そこも見どころですね!
可愛すぎるゾンビヒロインのために主人公が頑張るお話です。その姿が健気で二人を応援したくなります。