第6話 ペットに名前をつけましょう!

「じゃあなってみる?ペット。」


やすひろさんはニヤニヤしてるのかと思いきや、さらっと真面目な顔で言っていた。パートナーとしての付き合いを始めるかやめておくか、真面目に私に聞いてるんだ…。正直凄くはい!お願いします!とか言いたい勢いだけど、そんなに軽々しく返事したくない自分も居るぅぅ…。SMって結構始めるのに勇気は要りそうとか思ってたけど、案外ノリで始めてる人も居たりするしとか軽視してた自分も否めないのだけど、ど、ど、ど…、どうしよう…


「あの……、すごく…興味あるし、なってみたいとも思うんですけど…、やっぱり…私初心者だしっ!やすひろさんには迷惑かけちゃいそうだなとか、と言うか迷惑はかけたくないし嫌な思いもさせたくないなって言うか…っ!だから…、そのぉ…」


「なりたいの?なりたくないの?」


「ど、どっちかと聞かれたらなりたいの方ですけど…!」


「じゃあ、なれば良いんじゃないの?SMで合わない事なんてよくあるし、のねむちゃんが無理だなとかそういう風に感じたらやめたっていいし、とりあえずやってみるだけやるで良いなら俺良ければよろしく。」


「あ…///よ、よろしくお願いします…!///」


い…、勢いで言ってしまったああああああああああ///


「よし、じゃあ…名前は?」


「えっ!本名ですか…?……それはちょっと…、あ!そうだ、せっかくだし私ノーネームなので新しい名前でもつけてもらえませんか?なんて…」


え、私何言ってるんだああああああっ!///なんか、すごい本当にペットになりたいド変態ですって言ってるみたいな…


「え…うーん、名前かぁ…ポチとか?」


「う…、うーん…ちょっとそれはなんだか…、もっと可愛いのがいいと言うか…」


「ポチじゃ可愛くないか?」


「可愛いとは思いますけど…、ちょっとなんか犬みたいと言うか…」


「犬は嫌って事か…?じゃあ…タマ?」


「そ、そうじゃなくて…もう少しなんというか…、とにかくもう少し可愛いのが良いです…」


「難しいなぁ…、じゃあ…ちょことか…?」


「あ!それが良いです!」


これがちょことご主人様マッチングの瞬間でした…。


*

*

*


ご主人様…///

私は手足を拘束されてベットに縛り付けられて何もできないで何も着ずに恥ずかしい姿をご主人様に見られている…///

興奮してるのか?もうこんなに濡れてるぞ?

あっ…あああやめてくださいぃ///////

恥ずかしさに悶える私に目隠しをして、初めて聞くアダルトグッズのブブブブブ…という振動音が聞こえてくる…

初めての感覚に緊張して、今からいやらしい事をするんだと思うといてもらってもいられなくて興奮してしまう…////////

あぁ…、そんな……私まだ初めてなのに…///


*

*

*


自分の心臓の音で目が覚めた…

早速昨日成立したご主人様と私のハラハラドキドキなSMプレイを妄想してしまって夢で見てしまった…///

あの日、私はご主人様のペット「ちょこ」になった。それから連絡先をサイトからプライベートのチャットアプリに移動して、暗くなる前に解散したのでした…。(本当はいきなりラブホなんて行っちゃったりしてー////////とか思ってたのは私だけでした…)

ただ…

次会う時は早速ラブホに行く事に…////////

どうしよう…、実は…


私ラブホ入った事無いのです!!!

一体どうなっちゃうんだろう…!?///////


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ご主人様+ちょこは難しい問題でしたか? 夢見ガチ @yume3gati

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