F

神里みかん

第1話 F

「Freeze! そこのお前だ! 止まれ!」


「何だい、お巡りさん? 俺が何かしたってのかい?」


「お前はさっきあそこの本屋で万引きをしただろ。ポケットの中身を出せ」


「何だ。見つかっていたのか。仕方ない出してやるよ」


「何の本だそれは?」


「『殺し屋は忘れた頃にやってくる』というある残念な執筆初心者のFirst Workさ。https://kakuyomu.jp/works/1177354054918062508 でも読めるらしい。」


「どういう話なんだ?」


「殺し屋の話でね。ある新米の殺し屋が凄腕の殺し屋と一緒に働くことになって、成長していくって話だ。作者は自信満々で書いたようだが、文章が下手なうえに内容が重いからあまり読まれずそれがFrustrationになっているようだ。ネット小説界の厳しさを今頃Find outしたようだ」


「そうなのか……たしかに昨今のネット小説事情は厳しいしな。たくさんの小説がありすぎてまるで小説のForestだ」


「一応、連載になっているが、メインの内容はちゃんと完結しているから安心してくれ。だから、もし気が向いたら、読んでくれると嬉しい」


「そうか……わかった。ちゃんとForgetせずに読むことにするよ」


「ありがとう。物語には作者からの人生を歩むうえでのメッセージが書いてある。Futureを向いて歩むためのな……」


「それじゃ、とりあえず逮捕する。これでFinishだ」



*********

もちろんここに書かれている内容はFictionです。お気になさらず。


作中では連載中となっていますが、追加エピソードも執筆を終え完結済になっています。




追記:ノリで30分くらい考えながら書いて仕上げました。お見苦しいところあり申し訳ありません。でも、ぜひ読んでいただきたいです。





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F 神里みかん @geden

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