6話

勇汰は悠華ちゃんが学校に行ってない事を知っていても立っても居れずに、悠華ちゃんの住む街に電車で来てしまった。来た事ない見知らぬ街に突然来てしまった事に、自分がここまでする人だったのかと、はぁっと我にかえるが、悠華ちゃんの住む街に来てしまった今はもう、悠華ちゃんに直接会うしかない!と決意するが、またはぁっと気づく、あれ?悠華ちゃんの名前フルネームで知らない汗真子ちゃんに聞かないと、携帯でメールを打つつもりで、携帯を目をやると、何件かのメールが来ていた。送り主は真子ちゃんである。


メールの内容は【学校早退して悠華の地元に行く!】【一久君の友達から勇汰君学校来てないと、聞いただけど?】だった1件のメールの内容を見て、もしかしてもう真子ちゃんもこの街に着いてたりするのかな?と思って思わず真子ちゃんに電話をした。真子ちゃんはすぐに電話出てくれた。「もしもし?」と小さめ声で話す真子ちゃんはまだ電車の中のよう?「俺勇汰だけど、メール見た!今まだ電車?」「うん!もうすぐ降りるけどね」


「もうすぐ?」と駅の方を見ると電車がちょうど止まる所だった「もしかして今着いた?」真子は不思議そうに「うん!今着いたよ」と答えた「俺駅前の本屋の前に居るから来てくれない?」と勇汰は言った。真子はびっくりして「勇汰君も来てるの?」と言った「来てしまった」と勇汰が言うと真子は「わかった」と電話を切って本屋に急いだ。




駅前の本屋に本当に勇汰君がいた。


電車の中で1人で悠華を見つける事が出来るか、悠華を説得出来るのか不安で、引き返そうか凄い迷ってたので、勇汰君が居るので少し安心した。私が居た。


「真子ちゃん!」と勇汰が真子に軽く手を振った。


遠くから見ても勇汰君はかっこいいなぁーって真子は思ってしまった。こんな時に私は何を考えてるだろう汗


「結構学校からこの街遠くてびっくりした。毎日悠華はこんな時間かけて学校来てるんだとか考えてしまったよ!」と真子が言った。「俺の地元からも遠いけど、それより俺、悠華ちゃんのフルネームも知らないのに、この街に来てしまった事が、びっくりなんだ」「あぁ!確かに?私も、あまり悠華の事知らないのよ!駅前のお好み焼き屋でバイトしてる事くらいしか」と真子が言うと「お好み焼き屋ってあれかな?」とお好み焼きと書かれたのれんをあった!真子は意外にも早く悠華が見つかるかもと、期待が見えた。


2人はそのお好み焼き屋に向かった。お店の前で顔を見て合わせてから、お好み焼き屋のドアを開けた。中から「いっらっしゃいませ」と綺麗な40代くらいの女の人の声がした。


真子は勇気をしぼって「矢口悠華ちゃんって」と言うと「あっ!悠華?うちでバイトしてる子だよ?」と聞いたら、今までの不安が一気に無くなかったように感じた「悠華の家とか教えてもらえますか?」女の人が「悠華なにかやらかしたかな?昨日も急にバイト休むし、1時間前くらいにも、電話があって、バイト辞めたいと言ってたから、もうすぐ1度店閉めるから、家に行こうかな?と思ってたのよ、あの子のお母さんもあの子達ほったらかしだから私凄い心配でね」「私達も一緒に悠華の家行きたいです。」と真子は女の子の人に近づいて言った。「貴方達は?」「友達の佐々木真子です。」と真子が言うと「あっ!貴方が真子ちゃん?悠華学校出友達が出来たのって嬉しそうに話してた日があったのよ」と女の人が話をしながら勇汰を見る真子「この人は、私の、、、」って言おうとすると「真子さんの彼氏さん?」と聞かれて「違います」と言いかけたけど勇汰君が「ただの友達です!」「あらそのなの?まぁー私が行くより貴方達が行く方が効果がありそうだね、私も夜の仕込みとかあるから忙しくてね」最後にニコッて、笑って女の人は言った。「あっ!悠華に今日は忙しいからできたらバイト来て欲しいと伝えてくれるかな?」と言った。勇汰「はい!」と言った。女の人が悠華の家までの地図を書いてくれた。それを受け取り2人はその場を後にした。


店を出て2人は地図のメモを見た。自然と顔が近くて真子は照れてしまったけど、勇汰君は真剣な顔をして地図のメモを見ていた。


「とりあえず地図通りに行ってみる?」と勇汰君が言った。目が合ってしまい。真子は思わず下を向いて「うん」とだけ答えた。


なんだろう。このドキドキした感じ? 今は悠華の心配しないといけないのに、私は何してるの!さっきも彼氏二間違えられた時も、めっちゃ焦ったし、勇汰君の「ただの友達」って一言に心が痛かった。




勇汰君が先を歩く姿を見てまた胸が痛くなる。今は勇汰君は悠華の心配だけをしている。私なんてどうでもいいよね?ってまた私は何を考えてるんだろう。勇汰君はただ無言で私の前を歩く




その頃勇汰は、初めての街と、ここまで来てしまった事や、ちゃんと悠華ちゃんを救えるのか心配をしていた。お好み焼き屋の女の人の言葉も気になる。お母さんがほったらかし?って言葉が


悠華ちゃんはもしかして孤独なのかもしれない?人との距離感が、分からない?それとも過去になにかあるのかな?あるとしたら助けてやりたい!けど拒否られてしまう可能性もある。

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ゆうゆう 真城萌愛 @mashiromomo

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