第36話 フランティア聖王国

 ゴトゴトと軽快な音をたてながら馬車は進む。

 俺の正面に座る美しいエルフの巫女様は、俺の話を聞き終えからずっと、何かを考える様に腕を組んでうんうん唸っている。


「ど、どうした?」


 俺が怪訝な声で尋ねると、ポーラは片目だけを開ける。


「少し疑問に思ったのですけど、エリーちゃんは、リティさんによって抑えられた。そう言う事ですか?」

「そうだと思うけど、どうなの?」


 俺にしなだれかかるエリーに振ると、彼女は小さく頷いた。


「ならば、その時に拾った剣はどうなってます?」

『私が預かってるわ』

「……なるほど。だから、“困る”って言ったのね」


 はぁ……よく聞いていらっしゃる。


「もう一つ。エリーちゃんは暴走したら悪霊と同じ行動をする?」

「……たぶん」

「そうなのね。なるほど」


 ポーラがエリーをしげしげと見つめると、ふいとそっぽ向く。

 そんな様子に苦笑いをすると、俺に目を合わせる。


「ならば、さっきエリーちゃんは、いわゆる暴走しそうになっていた。違う?」

「なってたね」

「だから止めた」

「そのとおり」

「止めた理由は、“暴走を抑える剣を持っていなかったから”。そうよね?」


 鋭いな。


「凄いな。それもある」

「なるほど。じゃあ、エリーちゃんが怒った理由は、ダリルが蹴っ飛ばされたから……よね?」


 ジト目でエリーを見つめるポーラ。

 そんな視線を感じてか、エリーはちらりとポーラに視線を送り、すぐさま目を閉じる。


『だ、だって、しょうがないじゃない。お、恩人があんな風に攻撃されたら、そりゃあ誰でも怒っちゃうでしょ?』

「ふーん……それだけ?」


 更にジト目で見つめるポーラ。


『うっ……で、でも、ちゃんと抑えたでしょ!?』

「ふーん」

『なによ』


 少し頬を膨らませるエリーに、ポーラはふぅとため息をつくと、今までの表情とは打って変わり、少し真剣な眼差しを向ける。


「気持ちは分からなくないわ。でも、あなたが暴走した時、ダリルは巻き込まれる可能性があった……違う?」

『……ええ。可能性は……否定できない』

「ならば、今後は我を忘れ、怒りに身を委ねるのは控えないといけないわね。私はどうなっても構わないけど、ダリルを巻き込むのはエリーちゃんの本意ではない。違う?」


 少ししゅんとした表情をするエリーは、ポーラの言葉に小さく頷いた。


「うんうん。わかってくれて嬉しいわ」

『ええ。でもね……』


 そう呟き、エリーは真剣な眼差しをポーラに向ける。


『もしも何かあった時には、容赦しない』


 目を細め、低く、小さく、そう告げた。

 怖いな……。

 まあ、恩人がこう言ってくれるのは、個人的には嬉しいが……。

 とはいえ、エリーから向けられた真剣な眼差しを正面から受け止め、ポーラは小さく頷いた。


「あら、奇遇ね」


 ふぅとため息をつく。


「私もよ?」


 そう言うと、エリーとポーラは静かに微笑み合う。

 美人が微笑み合う光景は絵になるという者もいるだろう。

 でもね、はっきり言っておくけど、めちゃくちゃ怖いんだからなっ!


「……まあ、話を聞いたおかげで納得できましたから良しとしましょう」


 俺を見つめると、目を細めて妖しい笑みを浮かべるポーラ。

 な、何でしょ……。


 それ以降、しばらく変な雰囲気が馬車の中を支配した。

 

 そうだ、寝たふりをしよう。


 深く腰をかけて腕を組み、目を閉じた。





「見えてきました! 聖都ファレスです!」


 盗賊の襲撃を撃退してから進むこと半日、空は淡く暮れはじめ、地面を薄っすらと赤く染めていく中、進行方向正面にようやく目的地であるフランティア聖王国の聖都ファレスが見えてきた。

 御者台から嬉しそうに声をかけてくるアルクに、ポーラは御者台の方へ顔を出して確認する。


「もう間もなくですね」

「はい。到着したら、そのまま神殿へ向かいますか?」

「ええ。そうして頂戴」

「わかりました」


 そんなやり取りをする二人を尻目に、俺も気になって前方へと視線を向ける。


「ほおー。これはデカいねー」


 四方を山で囲まれ、古くから教会を守り続ける白塗りの城壁に囲まれた重厚感ある城塞都市の様相を目の当たりにして、俺は感嘆の声を上げる。


「白で統一された壁を見ると、何だか神聖な雰囲気ある都市に見えますよね?」


 笑顔でそう尋ねてくるポーラに、俺は感心して頷く。


「うんうん。いやぁ、圧巻だね、これは」


 白く雄大な城壁に囲まれた都市は、正に圧巻の一言に尽きる。確かに、ノルドラント王国の城壁もそれは立派な物だと思うけれども、流石精神的支柱を支える教会のお膝元だけあって、俺みたいなただの一般人でさえその威厳さを感じてしまう。


「今日は神殿宿舎に泊まります。教皇様とは明日面会の依頼をお触れを出してきますので、返答があり次第謁見していただきます」

「あの姉妹はどうする?」


 ちらと肩を寄せ合って眠る姉妹を見やって俺が尋ねると、ポーラは微笑みながら頷く。


「教会の司祭様にお願いして保護していただきます。巡礼が目的でしょうけど、まずは静養が必要でしょうから、そのあたりも含めて説明しておきますわ」

「よかった。だとすると、教皇と面会するまでの間、俺はどうしていればいいかな?」

「申し訳ございませんが、しばらく教会内に逗留していただくことになります。まだ悪霊使いという身分が認められてない以上、下手に街に出てエリーちゃんが表に出たら不味いので」

『流石に出ないわよ』


 不満そうにそう呟くエリーだったが、ポーラは苦笑いを浮かべて首を振った。


「まあ、当分は教会内で大人しくしてね」

『はぁ……教会内って、居心地悪いのよね』

「ふふっ。そうはいっても、実際には悪霊じゃないのだから、別に問題ないでしょ?」

『それは、まあそうだけど……』

「じゃあ、大人しく待ってて頂戴ね?」

『なんだか癪だけど、わかったと言っておくわ』


 それきり、エリーはふいとそっぽ向くが、そんな彼女を見ながら微笑みを浮かべると、ポーラは小さく頷いた。

 お? ということは、エリーの行動が封じられたわけだな。

 ふっふっふ……これはチャンスだな。


「うーん……できれば俺は街を回りたいなぁ……」

「あら、それはどうしてですか?」

「そりゃあ新しい街に来たんだから酒場を巡りたいよね? 美味しいお酒に美味しい料理。そして素晴らしき景色をこの目に焼き付け、旅の浪漫を感じたいんだなこれが」

『綺麗な子も沢山いますしね』

「そうそう! やっぱり出会いは酒場にあ……」


 エリーの何気ない一言に俺は笑顔で頷くが、何やら不穏な空気を感じて思わず周囲の冷めた視線に気が付く。

 エリーとポーラがジト目で俺を見つめている。

 なんだろう、額から変な汗が落ちていくよ?


「ダリル」

「な、なんでしょう?」


 ポーラが俺の頬に両手を添えると、ゆっくりと顔を近づける。

 鼻と鼻がぶつかりそう。

 唇を突き出せば、ちゅーしちゃうことも出来ちゃうぞ?


「以前もお伝えした通り、私、浮気には寛容ですの」

「……はい?」

「ですけど、この城塞都市はルストファレン教会のお膝元。巡礼者に手を出した時には……フフッ」


 怖い。怖いぞポーラ。

 ということはつまり、巡礼者以外だったら問題ないってこと!?

 いやいやいや、そもそも彼女じゃないぞ!


「い、いや、浮気もなにも……そもそも俺たち、恋人同士でもなんでも……」

『恋人獲得活動を再開するのでしょう? 喜んで手伝うわ』


 俺の耳元で囁くエリー。

 驚いて声の方を向くと、柔らかな笑みを浮かべている。

 だが、その目は笑っていない。


「いや、あのさ……別に一人で飲みに行きたいなーって……」

「ウフフ……あなたと結ばれたいと望んでいるこの私が、そう簡単に手放すとお思いですか?」

『そもそも、私はダリルから離れるつもりはないよ?』


 両サイドからかかる圧力に、俺は屈する様に項垂れた。





 城門前に到達すると、衛兵が2名程傍に寄ってくる。

 アルクが手早く書簡を渡すと、すぐさま衛兵の一人が奥の詰所へ向かう。

 そして、奥から銀色の甲冑を身に纏い、濃紫色のマントを身に着けた若い騎士を伴い帰ってきた。

 蜂蜜色の短く整えられた髪に、彫の深い顔立ちをした、まさに女性受けすること間違いなしの容姿をした男だ。

 その姿を認め、ポーラは荷台から降りると、若い騎士は頭を下げる。


「ノルドラント教区司祭長、ポーラ様でいらっしゃいますね? 私は神殿騎士団所属のフォルマーニと申します」

「お出迎え頂き感謝いたします。ノルドラント教区司祭長のポーラです」

「教区司教のノード様から連絡を受けております。教皇様との謁見については後でお知らせいたしますが、一度ポーラ様には神殿にてご説明頂くことになります。そのため、しばらくは神殿宿舎にお部屋を用意いたしますので、そちらでお休みください。早速ですが、ご案内いたします」

「ありがとうございます。ですが、その前に野盗に襲われた巡礼者を保護しているので、先に彼女たちを受け入れて頂きたいのですが」


 そう言って荷台の方へ視線を向けると、フォルマーニも視線を向け、抱きしめ合って小さくなっている姉妹を認めて小さく頷いた。


「なるほど。巡礼保護官に依頼しましょう。神殿宿舎の途中に該当施設があるので、そこまでお連れして頂いてもよろしいですか?」

「もちろん構いません」

「承知しました。では先導しますので、後に付いて来てください」

「感謝いたします。アルク、お願いね」


 ポーラの指示に頷くアルクを確認すると、フォルマーニは踵を返して門の奥へと向かう。すると、すぐ傍に待機させていた馬に跨り、こちらの方へ視線を送ってきた。

 俺はポーラの手をとって荷台へ乗せると、馬車がフォルマーニの方へとゆっくり進む。

 あの騎士、ポーラの目をまっすぐ見たまま話をしていたな……。おっぱいに気を向けずに話をするとは……やるな。


 何処かの誰かとは大違いのイケメン騎士の先導に従い、街路をゆっくり進む。

 馬車が4台ほど通れる大通りの両側に並ぶ街並みは、どこも白塗りのレンガで造られており、まさに白一色の街並みが広がっている。

 夕暮れ時のためか、夕飯の支度をしている家の屋根から、白い煙が幾筋も空へと立ち昇る。

 露天商は店じまいをしながら、道行く人々と声を掛け合う。

 よく見ると、ノルドラント王国ではあまり見なかったが、耳が特徴のエルフや頭に獣耳を生やした獣人の姿が人に混じって話している姿が見えた。

 エルフといえばポーラしか知らない俺にとって、この光景は正直驚いた。

 獣人も見た目は人とあまり変わりない。ただ、若干人よりも背が高い様に見える。

 通り過ぎざまに背後を見た時、ふさふさの尻尾が生えているのを見つけて少し興奮してしまった。


「はぁー、やっぱり5大国と国境を接しているだけあって、色々な人たちがいるんだねー」


 御者台の方から周囲をキョロキョロ見渡す俺が感心した様にそう呟くと、背後からポーラは顔を出して嬉しそうに話す。


「ええ。いろいろな国と交易していますから。それに、教会の庇護下にあるので、種族差別があまりないから安心して住める、というのもあるのでしょうね」


 ノルドラント王国も種族差別がない国だ。ただ、国境を越えてノルドラント王国に来る者は少ない。

 まあ、寒いからね……。


「それに、基本的に教義に反しない限り聖王国に入る事は拒まれません。そのためか、様々な国の商人さんが品物を持ち込んでくるので、大通りは毎日とても賑わっています。たまーに、とっても珍しい品物を陳列する商人さんもいますから、時間がある時にお店を見て回るのも楽しいと思います」

「それは楽しみだなぁ。後で行ってもいい?」

「ええもちろんです! 私も一緒に行きますね」


 そんな他愛もない話をしていると、先導していたフォルマーニが大きな建物の前で止まる。

 ここが、先ほど言っていた巡礼保護官がいる施設なのだろう。


「では、保護している巡礼者はここでお預かりします」

「わかりました」


 フォルマーニが施設に入り、しばらくすると神官服を着た二人の女性が出てきた。

 俺とポーラはリルとクレアを支えながら馬車から降ろすと、女性神官の2人が大きな毛布を姉妹を包み、支える様にして声をかける。

 しばらくすると、リルが俺の方へ歩み寄ってきた。

 俺の目の前へ立つと、リルが綺麗に畳んだマントを俺に差し出してくる。


「あの……本当にありがとうございました」

「いや、気にしないでくれ。それよりも、お互いにゆっくり休んで、巡礼を続けてね。旅の無事を祈っているよ?」

「……あの、ダリルさん、でしたよね?」

「ん? ああ。そうだけど」


 すると、急に俺に抱き着いてきた。

 腰に両腕を回され、その勢いでふわりと流れる様に茶色の長い髪が俺の頬に当たる。

 俺の胸に、柔らかな感触が伝わってきた。

 や、やば……鼻血案件だ……。


「私の事、忘れないでくださいね?」

「は?」

「忘れちゃったら、承知しないですから」

「は、はい? ええ、はい」


 困惑する俺の返答は、何を言っているのか俺もわからん!

 女性付き合いなんかしたことないんだし、こんな状況になったことなんかないんだからしょうがないだろっ!

 どうでもいいが、物凄く冷たい視線を感じる。


「ダリル」

「はい!?」

「行きますよ?」

「は、はい」


 何だか若干冷たさの籠る言葉を言いながらも、ポーラはリルの傍に立つ。


「リルさん。ゆっくり静養して、巡礼の旅を豊かなものにしてくださいね?」


 俺から慌てて離れるリル。

 そして、ポーラに向き直り、慌てながら毛布を包みなおすと、深く頭を下げた。


「は、はい。ポーラ様、ありがとうございます」

「ふふ……では、これは私からの贈り物です」


 そう言うと、ポーラは静かに目を閉じ、両手をリルにかざす。


豊穣の風フルシュヴァウアシュティル


 ポーラの背後に浅葱色の長い髪をポニーテールに纏め、髪と同じ色のローブを身に纏う美しき女性が淡く姿を現したかと思うと、彼女は皆が見惚れる笑みをたたえながら胸の前で腕をクロスさせ、ゆっくりとその腕を外へと解放する。

 柔らかで、そして温かな風が周囲を包むように溢れ出す。

 その場にいた全ての者の身に風が触れ、なんとも穏やかな温もりが心を満たしていく。


「ああ……ポーラ様……」


 リルは涙を流しながら、その場に両手を祈るようにして跪く。

 後ろにいたクレアも、彼女を支えていた神官服を着た女性達も、そして、あのイケメン騎士たるフォルマーニも皆跪いていた。


「風の加護の祝福を。そして、皆の行く末に神のご加護を」


 そう言いながら、ポーラは美しく微笑む。


 その姿に、俺は思わずドキリとする。


 ロムレム砦では少し離れたところから見ていたが、今は目の前であの時と同じ光景を目の当たりにしている。

 これは、確かに心にくるなぁ……。


 皆が跪く中、俺だけは呆然とその光景を見ていた。


 そんな俺に、ポーラは少し意地悪そうな笑みを向けてくる。


「ふふっ……じゃあ、行きましょう」

「あ、ああ」


 俺が辛うじて頷くのを見たポーラは、少し舌をだしてにこりと笑う。

 そのやり取りを聞いていたフォルマーニが、慌てて馬の方へと走っていく。


「では、後は頼みましたよ?」

「は、はい」


 女性神官2名が慌てて立ち上がりながら頭を下げた。


 馬車に乗り込み、先へと進む。


 リルとクレアは、俺たちの乗る馬車を、その場でずっと見送っていた。

 

  

 


 姉妹と別れた俺たちは、そのまま道なりに進んでしばらくすると、目の前に大きな神殿が見えてきた。


 これがこの大陸の教会を統べる、有名なルストファレン教会の誇る大聖堂だ。


 まあ今日は大聖堂に入らない。そんな大聖堂の正面入り口を通り過ぎ、裏手の方へと回る。

 大聖堂をぐるりと回ると、白塗りの塀に囲まれた場所の中に佇む、こじんまりとした3階建ての建物が見えてくる。

 すると、数十名の神殿騎士たちが整列している光景が見えてきた。

 彼らの背後には、裏口と思しき立派な両開き扉が見える。

 馬車がそこに到着すると、待機していた騎士の一人が台座を荷馬車の足元に用意する。

 その足場を利用しながらポーラが下りると、騎士たちが一斉に姿勢を正した。


「皆さま、お出迎えありがとうございます」


 姿勢よく立つ騎士達に、優雅に頭を下げるポーラ。

 彼女は軽装鎧姿だったが、長い金髪がそよぐ風に揺られ、長い耳にキラリと輝く紅いイヤリングが美しさを引き立てている。

 そんな立ち姿は、まさに戦乙女のそれだった。

 その凛々しき美しさに、周囲が息を飲み込むのが聞こえる。


 その後に降りる俺。

 この場違い感、半端ない……。

 ああ、帰りたい……。


「ポーラ様、どうぞこちらへ」


 フォルマーニが先導し、裏口の扉の中へと進んでいく。


「さあダリル、参りましょう」


 場違い感半端ないこの状況。ポーラが察してか微笑みながら俺をエスコートしてくれた。


「あ、ありがとう」


 小さく、ポーラにだけ聞こえる様に呟く。


「ふふっ……どういたしまして」


 少しだけ、本当に少しだけはにかみながら答える美しきエルフの巫女。


 いやぁ……本当に住む世界が違うなぁ……。


 俺への好意は、本気にして良いのだろうか?

 

 そんな事を考えながら、俺はポーラのすぐ後ろを着いていった。

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