オルコット枢機卿
南木
プロフィール
【名前】オルコット枢機卿
【性別】女性
【性格】慎ましやか……と見せかけて、腹の中は真っ黒
人が自分の意のままに動くことが何よりの快感で、働きアリと化した人々が、全ての元凶たる自分のためにせっせと働き、利益を献上するのを至上の楽しみとしている。
ただしケチというわけではなく、必要とあればほかの枢機卿に自分の財産を分けるなど、使いどころはわきまえている。
「正常な」仲間内から性格に難があると見抜かれてなお、彼女を支持するものは多い。
【武器】神聖執行器
先端に透き通るような青色の宝玉と、金の飾りがついた術仗。
この杖を通して放たれる術は、威力はそのままに範囲が拡張されるようになっており、最大で数百万人単位に影響を及ぼせるようになっている。
その実態は超能力の増幅装置であり、特に相手の精神を侵し破壊することに特化している。
【特殊能力】
唯一高貴なる神聖:オルコット枢機卿の暖かく優しい言葉。彼女の口から説かれる話は本能的に信じられるような感覚になり、一般人クラスの意思しか持たない人間なら、言葉だけで完全に洗脳することができる。
また、杖から放たれる白く柔らかな光に包まれると、体が心地よくなり、まるで回復してもらっているかのように感じるが、実際は体の内面が超能力による力で侵食されており、洗脳されるか、さもなくば体ごと消えてなくなってしまう。
ポルタサンタ照射:空中に召還した魔法陣から、思念波をビームにして照射する。
この攻撃を受けると「肉体の急激な疲弊」という形でダメージが現れ、傷もないのに立ち上がれないほどの痛みと倦怠感が襲う。
見えざる神の手:精神攻撃が効かない相手に対する物理攻撃。
超能力で相手の周囲の気圧を膨張させ、まるで巨大な手で掴まれたかのように締め付ける。または、空気の質量を重くして相手を押しつぶす。
その一方で防御にも使うことができ、一時的に自分の周囲の空気に拡散粒子を発生させることで、物理魔法両方をシャットアウトすることもできる。が、あくまで「勢いを殺す」ことが前提になるので、完全な相殺はできない。
【容姿】
かかとまで届くほどの長い銀の髪の毛に、高位の聖職者が身に着ける「ミトラ」と呼ばれる飾り帽子を着用しているほか、ほぼ白一色の法衣を身に着けている。
とても厳かな雰囲気なのだが、どことなく妖艶な姿にも見える。
とある世界で秘密裏に超能力の研究に成功し、それを奇跡と称することで一大宗教に発展させた組織の一員であり、12人いる「枢機卿」の一人。
「オルコット枢機卿」という名はあくまで称号のようなもので、本名は別にある。
彼女の所属していた宗教は、強大な超能力を操る「教皇」を中心に世界の人々を操り、質素でつつましやかな生活と、日々変わらぬ労働こそが至福であると刷り込んでいた。
オルコット枢機卿はその強力な洗脳能力で、宗教に従わない異端者を強引に改宗させ、組織をより盤石にする役目を担っていた。
だが、彼ら宗教組織が「神」の名を騙ったせいか女神の癇に障り、彼らは「本物の神の力とは何たるか」をその身に叩き込まれることになった…………
【戦闘実験参加の経緯】
皮肉なことに「神を全く信じておらず、完全に私情のみで動いていた」ことと、悪辣ではあるが確かな実力を買われ、枢機卿勢唯一生存を許されている。
もし最後まで勝ち残ることができたなら、女神教の幹部として取り立てると約束されている。
とはいえオルコット枢機卿自身、女神の口約束を心から信じておらず、先の見えない人生の自由を得ようと模索している。
台詞候補
「天は人の上に人を作らず、人の下に人を作らず……と、言いますがね? 実際は違うのは、なぜだかわかりますか?」
「これが魔法に見えますか? それとも奇跡に見えますか? それがあなたの限界なのですよ?」
「幸福は信徒の美徳ですよ? 無意味な欲など苦しむだけでは?」
劣勢時
「もういい…… ちょっと黙ってて、本気出すから」
「私は自分の能力を売ってんのっ! 命売ってる訳じゃないの!」
「あ……あの日のトラウマが………………っ」
・メタ情報
光魔法に見せかけて超能力で攻撃してくる女性枢機卿。聖女様ではない。
広範囲を攻撃することを前提とするキャラクターであり、その能力の半分以上は精神汚染や洗脳といった、精神に干渉するものばかり。そのため、今回のような一対一のガチンコバトルは、どちらかというと彼女にとってだいぶ不利な状況である。
とはいえ、攻撃の正体が非常に掴みづらく、初見ではわけがわからないうちにダメージが蓄積していく。そして攻撃の性質上とても避けにくい。
オルコット枢機卿に打ち勝つには、一にも二にも意志の強さが必要だ。
超能力で防御してくるが、生身の彼女の身体能力は一般の人間とさほど変わらない。素早く動くこともできなければ、杖での殴打もできない。服は一般の布製で防御力は皆無。
本体に一撃でも攻撃を当てればあとは勝ったも同然であろう。
また、オルコット枢機卿は今まで「全力」というのを出したことがない。なので彼女自身も知らないことだが、あまりにも長い間強力な超能力を出し過ぎると、脳組織が崩壊して自滅してしまう。
【戦場】ドーム型の大聖堂
色とりどりのステンドグラスが配置され、光が超能力で反射することで、より精神攻撃の作用が増幅される仕組みになっている。
それ以外は大理石の床、壁、天井があるだけで、これといったギミックは配置されていない。
天井に何かしらの攻撃を加えて崩落させるなどしなければ、地形ダメージを受けることはないだろう。
オルコット枢機卿 南木 @sanbousoutyou-ju88
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます