「現場仕事」

「どっこいしょ、どっこいしょ」

 小さな体で一列に並んで、自分より大きなものを必死に運んでいた。食料は手当たり次第、家にかっさらって行く。


 それが僕らの仕事だ。仲間と団結し、あらゆる食料を可能な限り、持ち帰る。しかし、重労働ゆえ、仲間が怪我をすることもある。


「うわあ!」

 体にガタがきたのか、仲間が膝から崩れた。すると片隅でのんびりしていた奴が颯爽とでかい顔をして現れる。


 そいつが加わり、作業は冗長に進んで無事、大荷物を家に持ち帰ることに成功する事が出来た。


 日が傾いているのを確認し、僕達は作業を終了した。

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