最終回
アテナが一瞬でラスボスを倒してから、次の日からは色々と大慌てだった。無論、俺じゃなくて俺の周りがなのだが。
次元の放浪者を倒したことで、アリアドネの記憶が戻り、ヘラが泣きながら魔王様魔王様言ってたり、アスタロトとアテナ王が結んだ平和条約が、魔王として記憶を取り戻したオシリスが本格的に結んだり、なんか色々とあったり……。
うん!色々あったわ色々!俺関与化してないから全くもってしらね!
そして、アテナが俺たち転移者達を集めて、これから日本に返します宣言をして、この世界に残る組と残らない組を分けたりとかしてた。
俺?当然俺は残りますけど?別に向こうにいても親はいねぇし、ぶっちゃけこっちの世界の方が過ごしやすい。家もあるし、大切な人も居るし。
意外なのは、五条もこっちの世界に残るということ。なんでも、勇者メイドのメルルとこの世界で幸せに暮らしていくんだとさ。
潤もこっちに残る組だ。なんでも、彼女さんの方がこっちの方が堂々と潤と付き合えるとか何とか。まぁ頑張ってな潤。
そして俺も無事に家へ帰宅。
「ただいまー……あぁぁぁ!?」
扉を開けた瞬間、何かに飛びつかれた。前は柔らかいけど背中は痛い!
「ちょ!?アリアドネさん!?マスター様が帰ってきてそうそう何してるんですか!?」
「む?いや、こういうアタックは積極的に言うだろう?だからこうして試しているのだ」
なんか前が見えないけど、アイハの声が聞こえるーーーていうかアリアドネ?
なんとかモゾモゾと動いて視界が開ける。その際何やら艶かしい声が聞こえたが俺は何も聞いていない。
「………なんでいるの?」
「なに、これから私もここにお世話になるから、智殿に挨拶を……」
「魔族は挨拶代わりに人を簡単に圧死させる程過激なのかな!?」
俺の目の前にいたのは、現在は魔王オシリスと名乗っていたアリアドネだった。
「お前、魔王はどうしたんだよ」
「アスタロトに全て丸投げした。これからはあいつがオシリスだ」
頑張ってアスタロト。強く生きて。
「とりあえず、これからは私も智殿の嫁候補としてよろしく頼む。どうか私も愛してやってくれ」
「……………………」
…………………なんて?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
とゆことで、ずっとなんだかんだ放置してたこの作品の最終回でした。
いや、あの……言い訳いいですか?
いや、最初はちゃんとした最終回っぽい終わり方にしようとは思ってたんですよ?でも、月日経つ度に、どんどん最終回の原型忘れていってしまって………はい、すいませんでしたぁぁぁぁ!!
ですが!放置する訳にはいかないですので、
許してお兄さん。魔王様を主人公の嫁候補にしたから。オマケにヘラもきっと着いてきます。
やっぱプロットって大事ですね。頭の中で考えるだけじゃこうやって最終回もグダグダになるのでやっぱり作らないとダメですね!
いや、ほんとこんな最終回にしてすいませんでした。
死霊術士(ネクロマンサー)ってそうじゃねぇだろ! 結月アオバ @YuzukiAoba
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