マルが彼女を守るために戦おうとするなんて、ヒサリ先生への気持ちが男に近づいていて、ああ思春期!とい気が。
勇敢ではあるけど無謀。
力が足りない事を自覚出来ていないから残念な結果になってしまいましたね。
先生にとってマルは生徒であり子供。庇護の対象なんですよね・・・。そんな子に守られるわけにもいかないという矜持もあるでしょう。
叱らなければ彼は何度も同じ事をするだろうという気持ちもあったのかなと。褒めてしまうとまた体を張って無謀な事をしかねないところがありそうだから。
作者からの返信
MACK様、ありがとうございます!
残念ながら、運動神経皆無のマルです。そんな物無くても十分人に好かれる子なのですが、やっぱり男の子なので体をはって女性を守り、ヒーローになる事に憧れます。
ヒサリにとってマルはあくまでも守ってあげる存在。でもどこか、心の奥でマルの成長を感じてもいます。
マルの敢闘も虚しく、撃退とはいきませんでしたが、男たちは未遂に終わりました……が、またしてもすれ違い。
もうちょっと大人になっていたら、クールに去って、後ろ姿に哀愁で済んだのでしょうが、いかんせん、まだ子どもですからねぇ^^;
しかしこんな治安の悪さを知ったら、またアムトさんが帰れと言ってきそうだなぁ……。
面白かったです。
ではではノシ
作者からの返信
四谷軒様、ありがとうございます!
そうですね。またもすれ違ってしまいました。
ヒサリの方もマルに対して「守ってあげなきゃいけない存在」という意識があるんですよね。
だんだんこの辺りは治安が悪くなります。カサン帝国に不満を持つ人が跋扈し始めて……。
ヒサリの生活にも変化が生じますが、それは続編での展開ですね。
こんにちは。
マルのおかげで危険から免れたヒサリ先生。でもそのためにマルが危険にさらされることは耐えられないんでしょうね。マルにしてみればかなしくなる叱責ですが、、たしかに自分は死んでもいいなんて軽々しく思うのはよく考えなおした方がよいかもしれませんね。悩ましい年頃、いろんな悩みを乗り越えてほしいと思います。
作者からの返信
九里琳様、ありがとうございます!
そうです。ヒサリ先生はマルが危険な目にあうのが耐えられなくて強い言葉で出てしまいました。
思春期のマルは色んな葛藤を抱え、なおかつヒサリ先生に振り向いてほしい余りに、感情的になっています。
しかしマルも今後だんだんと成長していきます。
ヒサリ先生がマルを叱った気持ちもわかるんですよね。
ただ、言い方にマルに対する配慮が足りなかったのかもしれませんね。
ヒサリ先生にだって心に余裕が無いときなどは、つい言いすぎてしまうこともあるでしょうね。
そして、自分が死ねばと自己犠牲に考えるマルについて。
自分の自己犠牲が誰かに迷惑をかけるかもしれない。
今回、マルにそのような大人の理屈で発想をさせなかった部分にはいろいろなことを考えさせられました。
マル自身の優しさ。
思い遣りや良識を備えた大人の考え方が
子供達の考えよりも正しいなんて
一概に言えないのではないか?
そしてなにより強く思いました。
決して楽しいことばかりではない思春期を現在進行形で精一杯生きてしてる子供達の性格に、
大人の理屈を押し付けない。
そこが印象的で、素晴らしいと思いました。
続きもまた、応援させていただきますね✨
作者からの返信
憮然野郎様、ありがとうございます!
マルもガキ子どもで「死んで同情されたい」などと思う甘ちゃんで、ヒサリ先生も余裕が無いからすれ違いが生じてしまいます。
でも二人はだんだんと成長していきます!
このたび、お星様と素晴らしいレビューありがとうございます!
普遍的な物語と言っていただけてとても嬉しいです。
ファンタジー作品でも、今の社会に通じるメッセージを描きたいと思ってずっと書いてきました。
先生を救うために頑張ったものの、また怒られてしまったマル。なんと切ないのでしょう。想いも勇気も空回り。まあ実際マルはまだ子どもですし、ヒサリ先生としてはマルに何かあったらと、そういう恐怖が先で叱ってしまったのかもしれませんね。
作者からの返信
朝倉千冬様、ありがとうございます!
二人は互いにすごく相手の事を思っているがゆえに、素直になれなかったりすれ違ったりしちゃってます。
ヒサリは自分のために勇気を振り絞ったマルに「男」を感じてしまいますが、マルはあくまで教え子。理性がそれを受け入れていないんですね……。