応援コメント

第107話 小さな怪物 10」への応援コメント

  • ランの傍若無人っぷりがひどすぎて、ナティが怒ってくれたことにちょっとほっとする自分がいます……。しかもお金まで盗んでいるし。
    カサン人であり両親を亡くして親戚に育てられているという事情が彼女をそうさせているのかもしれませんが、この子はこの先大丈夫なのかと心配になります。
    そして散々な目に遭わされたのに心の中でランを庇うマル……。こんな風に悪い見本みたいに自分の妹のことを言う先生を、マルは見たくなかったのかなと。

    作者からの返信

    朝倉千冬様、ありがとうございます!
    ランはカサン人として現地人より優位な立場にあり、物質的には恵まれていても心は貧しい……そんな女の子です。
    ランはマルの前で特に悪い子なのですが、マルには全てをさらけ出せると感じてるからでもあります。
    マルはランに辟易ししながらも、彼女の内面の寂しさを直感的に理解しています。
    マルはお人好し過ぎるんですが、なかなかノーが言えないマルにナティもヒサリもやきもきしています!

  •  カサン帝国人って何なのですかねぇ。

     先生の方がカサン人らしく無いような気もしますし。難しいですねぇ。

    作者からの返信

    @Teturo様、ありがとうございます!
    ヒサリ先生はカサン人一般からするとちょっとはみ出してるというか変わった人、という設定ですね。植民地支配の時代に宗主国の人間が支配下の人々を対等に見られる人は現実でも少なかったのでは……と想像します。

  • ランがなぜ、このような傍若無人な振る舞いをするのか。

    その理由が気になります。

    そして、ヒサリ先生も生徒たちも
    ランの行動やマルの受け答えから
    学ぶべきことが
    たくさんあるのだと思いました。

    でも、読んでいて
    ランの乱暴な振る舞いの裏に隠された
    SOSを感じてしまうのは
    私だけ?

    作者からの返信

    遥 彼方様、ありがとうございます!
    ランは幼い頃両親を亡くし、不安定な精神状態で育ってきています。また周りのカサン人がアジェンナの人々を見下しているのを見て、影響されちゃってるんですね…。
    でもマルとの出会いが彼女の心に変化をもたらします。素直でないのですぐに表に現れませんが……。
    彼女の心のsosというのは確かにその通りですね!
    差別が当たり前にある環境は、差別する側の心もいつしか蝕ばまれている。そんな境遇からの救いを求めているのかもしれません。

  •  ランが本当にもうひどすぎて…。この子大丈夫なのかなと。お金、それ盗んで来てるじゃないですか。口も悪くて乱暴者、手癖も悪いとなると、擁護できる部分が見つからないという。
     我儘放題に育てられた子供で、稀にこういう子を見かけはするというところがリアリティもあって。

     ただ彼女もいつかマルの魅力に気づくだろうな、と。いやもう気付いているけど、認めたくなくてよりこんな状態なのかも? と。帰りの様子を見る感じ、マルへの嫌悪感は口だけになってる様子でしたから。

     子供たちの目から見て、ランは尊敬できる相手ではないと感じたかなと。出自ではなく教育で人は磨かれるという反面教師にはとりあえず今回はなったのでしょうか。

    作者からの返信

    ランはそもそも周りを見下して威張り散らしたい女王様気質の所がありますね。アジェンナの人達にそれをしても逆らわない所から増長していった部分もあります。
    でも心の底ではマルの魅力に気付き気になっているという……。
    ランはこういう性格なので友達がいなく、アーノルド君のような取り巻きもいなくて本当は寂しいんですね。
    マルにとっては、憧れ見習いたいカサンと、そうでないカサンの両面を見る体験となりました。


  • 編集済

    学年に一人はいたなあ、周囲や年下の子に怖がられてるランみたいな女の子…と遠い目をしてしまいました(ノ゚0゚)ノ

    ラン、いつか自分の行いが黒歴史になりますよね(・∀・)なって欲しいなあ、黒歴史…

    作者からの返信

    相馬 みずき様、ありがとうございます!
    そうですね!
    ランの完全な黒歴史!
    ラン、何だかんだいってマルの事が好きになって、でも素直にそれが言えない。いつの日かマルを思い出す度に、「あちゃ…」と思う事でしょう……。

  • ああ、先生、そんなこと言わなくていいのに! 自分の妹をそんな風に責めるのはつらいだろう、どうかやめて! 何も言わないで……! おらがもっと強い心を持っていればこんな事にならなかったんだから……!


    マルがそう思ってしまうの、わかります。
    ヒサリ先生が妹を引き合いに出したその言い方だと、確かに優しいマルは責任感じちゃいますよね。

    だけど、ヒサリ先生も教育者とは言え、最初から失敗をしないロボットでもないわけですし、
    日々教育が上手くいくこともあれば、
    性格上の浅はかな部分の癖などで失敗することだってたまにはありますよね。
    ヒサリ先生自身もまた、失敗なども含めたくさんの体験を重ねながら、
    生徒達みんなを温かく見守りながら共に成長していってもらいたいですね✨



     

    作者からの返信

    憮然野郎様、ありがとうございます!
    その通り!ヒサリ先生はロボットではないし完璧じゃありません。
    生徒達も時にはヒサリ先生について「それは違うんじゃないか?」と思ったり反発したりしながら成長します。
    一方的な師弟関係ではなく、人間と人間の関わり、というものを書いてみたいと思いました。