応援コメント

第64話 生の子死の子 8」への応援コメント

  • 綺麗は汚い。汚いは綺麗という言葉を思い出しました。
    死は穢れあるもので不浄の対象ですが、しかし死んだ人の魂は肉体から離れて明るいところへと還っていく。美しい夕焼けの描写がとても印象的でした。

    そしてマルくんが託されたスヴァリ。とても重たい楽器なのですね。イボだらけの手では弾けないかもしれないけれど、でも小さな女の子はマルくんに貰ってほしかったのですね。

    作者からの返信

    朝倉様、ありがとうございます!
    綺麗は汚い、汚いは綺麗はシェイクスピアの言葉だったでしょうか!
    死と肉体の腐敗は汚れですが、浄化されて美しいあの世へ……。
    しかしスヴァリの魂は楽器と共にこの世に留まります。
    マルはいろんな人に愛されるんですが、死者にも愛されてしまうんですね……!

  •  マル君の病気が治って、歌と演奏ができるようになったら良いですね。酷い目にあっている人たちも慰められますよ。

    作者からの返信

    @Teturo様ありがとうございます!
    マルは病気に加えて手先がぶきっちょなため楽器の演奏が出来ません。でも「弾き語り」が出来ると素敵ですよね!

  •  風景描写がとても美しくて、場面が目の前に広がるようでした。でも美しいものは何処か哀しくて、火葬のシーンと相まって複雑な気持ちになってしまいました。
     
     でも楽器がマルの手元にきたとき、運命的な物も感じて。
     彼女の形見でもあるし、これがまたひとつのマルの支えになるといいなあと。

    作者からの返信

    MACK様、美しいと言っていただき、ありがとうございます!
    実は楽器にはとんでもない秘密があり……。
    この楽器は、カサン帝国の支配により近代化で失われるものを絶えずマルに思い出させる存在、と位置付けて書きました。

  • また遊びにきます😄

    作者からの返信

    ありがとうございます!


  • 編集済

    何だか「火垂るの墓」のラストシーンみたいな切なさだなぁ、と思いました。
    季節的にも。

    火葬しないと、病気とかの元になる、という衛生的な理由もあるんでしょうけど、火に焼かれるというシンプルかつ「浄化」をイメージさせるからというのもありそうですね。

    スヴァリ……「スーホの白い馬」の馬頭琴みたいに、物悲しさを想起させる楽器になるのでしょうか。

    面白かったです。

    ではではノシ

    作者からの返信

    四谷軒様、ありがとうございます!
    「浄化」のイメージ、確かにありますね! だからマル達は自分の死んだ後火葬される事に憧れます。
    スヴァリは『スーホの白い馬』……の逆です!超うるさくて
    マルを悩ませる存在に……。と同時にカサン帝国の教育を受けるマルに、この土地にもともと伝わる文化や死んでいった人々をを思い出させる存在になります。

  • スヴァリ、個性的な楽器なんですね😊

    スヴァリでウェブ検索してみたのですがなかなか出てこなかったです。
    作中のスヴァリの元となった楽器は実際にあるのでしょうか?

    作者からの返信

    憮然野郎様、スヴァリを検索していただいてありがとうございます!そしてごめんなさい!
    空想の楽器です。マンドリンみたいな形でウクレレ位の大きさの弦楽器をイメージしてます。私は趣味でウクレレを弾いてますが、抱えていると子どもみたいで「可愛いな~」って気がしてきます。

  • こんにちは。
    スヴァリがマルの手に収まるシーンが素敵ですね。悲しい荼毘に、急にやさしい色がついたような気がします。

    作者からの返信

    久里琳様、ありがとうございます!優しいマルの心を映したシーンにしたいと思いました。しかし実は、このスヴァリはなかなか曲者なのです!

  • 美と醜の対比が絶妙ですね。
    下っ腹は焼けにくいという一言が重みを増してます。ただ、愛宕の場合ですと下っ腹の皮下脂肪が凄いので、よく燃えそうだなぁと妄想してみたり(笑)

    作者からの返信

    愛宕様、ありがとうございます!
    実際に火葬を体験した人達の話を集めた本にそう書いてあったのしが、本当はどうなのか…。実際には逆によく燃えるかもしれません!
    メメの、仕事に対する誇りを表現するために書きました。