マルの置かれた立場は
決して物語の中のお話だけではない。
抗えない身分の差や差別など
現世でも起きている
深刻な問題でもありますね。
本当に読んでいると
悲しくて、せつなくて。
胸が苦しくなるくらいに
感情移入してしまいます。
救いようのない、マルの置かれた状況。
ヒサリが唯一の救いの光であり
彼女がいてくれるからこそ
未来に一縷の望みを抱き
読み進めていけるような気がします。
今後の展開が気になります。
作者からの返信
遥 彼方様、ありがとうございます!
私はたとえファンタジー小説でも、現実の問題や社会を反映した物を書きたい、と思ってます。
私自身がそういう作品が好きなので……。
だからインドのカースト制度や非差別部落や植民地支配に関する本にを参考に、自分が日々の生活で感じる問題を取り込みつつ書きました。
でもつらい話ばかりではなく、マルはヒサリ先生という光に導かれて成長していきます!
マルに早く救い手が欲しくてたまらない気持ちで読んでいたので、先生の登場に安堵!
女神さまに見える…。
しかし前話を見るに、やはり平穏とはいかない様子もありますね。
マルがついに本の中を楽しむシーン。こちらもぐっとくるものが。まだ挿絵を見てるだけの段階ですが。物語に対して情熱を持つマルの今後が楽しみです。
作者からの返信
MACK様ありがとうございます!
まさにマルにとってヒサリは女神様です。
お母さんを亡くしたマルがさすがに可哀想過ぎて、早々とここでヒサリに会わせてあげました。マルにとってヒサリは女神であり師であり母の代わりでもありますね!
今後のマルにとってヒサリと本が心の支えになります。
母を訪ねて出会ったのは、おなご先生だった……。
マル、良かったですね。
シーリン。ホスローとシーリーンが元ネタでしょうか。悲劇的な恋愛がテーマのお話です。
しかし、生き延びても、まだ「妖人」という括りにある現実は変わらない。そこをおなご先生とどう向き合っていくのか、これからというところですね。
面白かったです。
ではではノシ
作者からの返信
四谷軒様、ありがとうございます!
ホスローとシーリーン、読んだことあります!平凡社の東洋文庫だったかなあ……。
直接は関係無いのですが、あのシリーズに収録されているような、昔から伝わる叙事詩的な物語をイメージした時、なんとなく「シーリン」という名前が浮かびました。
ヒサリ先生とマルの関係が物語の軸なので、これからが本番、という感じですね!
ここでヒサリ先生と再会できて、ほっとしました。
トゥラの話をしながら、途中で二人で笑うところが印象的でした。お母さんを亡くしたばかりのマルくんにとって、ヒサリ先生はあったかい存在ですね。
作者からの返信
朝倉様、ありがとうございます!
こんな状況でヒサリと再会したこともあり、また母ちゃんが「いい子にしてたら続きを教えてあげる」と言っていたトゥラの物語の書いた本を見せてくれたために、マルにとってヒサリは特別以上の存在になってしまいました!