応援コメント

第16話 妖怪ハンターの子ナティ 8」への応援コメント

  • ナティくんの父ちゃんは決して弱虫でも情けなくもない。ただ大人だからちゃんとわかっているだけで。
    それにしても殺さなくてもいいものを殺せだなんて酷いですね。本当に天罰が下りそうです……。

    そして清めの塩。ナティ君にとって悔しい経験になりましたね。

    作者からの返信

    朝倉様、ありがとうございます!
    ナティの父親は妖怪退治をする仕事をしているけど、ある程度共生するべくものと考えています。けれども「ただ排除してしまえ!」という人もいるんですよね。
    この辺は被差別部落やカースト制度を意識したところです。こういった体験への怒りが今後のナティの生き様につながっていきます!

  • ナティの年齢はまだ、穢れを知らないというか、純粋だからこその心情で、このような経験を積み重ねるうちに、身分や、生まれ、環境に縛られて行くのかと思うと、苦しいです。

    マルの素晴らしさに最初に気づき、友達になれたこの心のまま大人になるのは難しいかもですが、この社会に新しい風が吹く期待を胸に、引き続き拝読させていただきます。

    作者からの返信

    MACK様、ありがとうございます!
    ナティはMACK様の作品のカート君の礼儀正しさを見習え! って言ってやりたいような奴ですが、ナティはナティなりにまっすぐで純粋。
    カート君に負けず、身分差別に屈せず腐らず、いい大人になって欲しいものです。

  • 触穢という考え方を聞いたことがあります。他愛ないところでは鬼ごっこなどで触られた者は鬼になる、というのもその流れのようですね。

    高校の時、授業で『橋のない川』という映画を鑑賞したのですが、その中でも特定の地域の人に対しては賃金を手渡さず、裏口に回って地面に置いてあるものを拾わされる描写があったことを思い出しました。

    作者からの返信

    相馬みずき様、ありがとうございます!
    書くにあたっては、部落差別の歴史や手記などの本を参考にし、『橋のない川』も観ました!
    お金も直接手渡ししないとか、そんなひどい事があったのかとショックを受けました。
    相馬みずき様の作品も、種族間の差別に関する描写があり、興味深いです。分断の深い社会の中で、二つの世界をつなぐかのようなカイの存在はとてもいいなあ、と思いました。

  • インドのカースト制度による不可触賤民の人達への差別、ホント信じられないですよね。
    僕は実際にインドに行って確認しましたが、
    ホントでした。
    インド政府の管轄する司法よりもバラモンの権力の方が上なのが実態で、
    バラモン階級の人が不可触賤民の人を何か理由をつけて殺しても揉み消す事例もあるそうです。

    それと、
    インドでは未だに家父長制の意識が色濃く男尊女卑の習慣が残っているような気がします。

    日本とは社会システムが違うから、
    違うなりに持ちつ持たれつでバランスをとっているならいいですが、
    明らかに男性が女性を下に見ているように見える場面が多くて悲しく思いました。

    ただし、日本もインドのことばかりは言えず女性差別が無くなりませんよね。

    僕男性の目からみて世の中の働く女性、ほんと相当な苦労だと思います。

    育児をしながらなんて尚更です。
    語ると長くなりそうなんでこの辺に。

    ついつい、話が脱線してしまいすみません😅













    昔、白人により行われたネイティブアメリカン狩りにしても、アボリジニー狩りにしても。
    人は、ナショナリズムや教育のされ方によっては、
    残酷になってしまうのかもしれませんね。


    作者からの返信

    憮然野郎様、ありがとうございます!そうですか。インドに行かれた事があるんですね!
    グローバルスタンダードから見るとおかしな事も、現地の人には現地の人なりの言い分があったりしますし、差別を容認する意見があります。私の周りにも、 女性なのに「トップに立つのが女じゃダメよね~」と言っている人が結構います。ただ、そういうのを単に断罪するだけでなく、「どうしてそういう意識に人はなってしまうのか」という事を踏み込んで考えてみたいと思っています。
    ガンジーもカースト制度維持に賛成だったというし、背景にどういう意識があったのか…難しいけど考えてしまいますね。
    教育の影響は、確かに大きいでしょうね!あと、白人のネイティブアメリカンへの差別など、「自分たちと違う風習を持つ人々」はつい見下したい心理が働くんでしょうね…。

  • この圧倒的な格差は、古き日本の制度よりもインドのカースト制度に近しいイメージが浮かんできますね。穢れた者たちと呼ばれる側の優しさに心打たれます☆

    作者からの返信

    愛宕様、ありがとうございます!この小説の舞台は東南アジア的なイメージで書いていますが、インドのイメージもあって、カースト制度に関する本もだいぶ読みました。あまりにも壮絶で、(不可触賤民の人を車で轢いても知らん顔で行っちゃうとか)ちょっと、言葉になりませんでした…。