健気で前向きな後輩。彼女が泣いている場面に出くわしたことから始まります。
一生懸命だけど、おっちょこちょいな彼女は周囲からきつく当たられていき、主人公は見て見ぬふりを続ける。
誰にでもある心の痛みがリアルで、我が身を振り返らされます。
ほのめかされるだけで、後輩ちゃんのきっかけが何なのかは最後まで明らかにされません。最後の笑顔も、もしかしたら主人公に気を遣っていただけかも。
何も明らかにされないけど、だからこそ読み終わった後も考えさせられる。そんなお話です。
最後の後輩ちゃんの退場シーンが、なんだか少し輝いて見えました。