応援コメント

【Ⅲ】—2 天秤」への応援コメント

  • うわああああ! ゼラさんと仲間たちが落ちていく……!
    なんて悲壮な戦いなんでしょう。ユウラたちの戦いも壮絶でしたが、これほどの悲壮感はなかったように思います。北と東のやり方の違い、今はどちらが良いとも言えませんが、次々と班が殲滅されていくのは怖ろしい現実でした。

    フィレネさんはさすがに副長として凛と立っておられて、東の副長としての責務を全うしようとする覚悟が感じられました。こういう未来が見えていたからこその、前話のナバとの会話ですね。思い返して、しんみりしてしまいます。

    死を前にしたナバの気持ち、よく分かります。正直なんだと思います、彼は。
    ゼラさんはすごい女性ですね。ナバの深い部分まで見抜いていて、ナバの望み通り別れてあげて、更にはこうして最後にナバに後戻りのできない覚悟をさせて。
    格好良い女性だけど、すごく切ない。

    ナバとフィレネさんは大丈夫でしょうか? こんな状態からの聖者との戦闘、ああ怖すぎます!

    作者からの返信

    東の人間は本当に覚悟が決まっているので、このやり方でも躊躇いがないんですよね。本当にすごいことだと思います。はい、悲壮感があるのは東の方です。いやもう、本当に……兵たちはこんな状態でも心を折らないのが、東の強みです。

    フィレネも東のやり方にはもう染まっていますし、覚悟もずっと前に決めていますから、かっこいいですよね。そして、はい、ナバとの会話のときも既にいろんな可能性を見ながらだったんじゃないかなと思います。

    ナバは正直ですよね。でもその正直さって、本来忘れるべきことではないと思うんですよ。戦いを嫌だと思える方が絶対にいいんですよね。そう思わなくなってしまうより。
    ゼラはとてもいい女でした。それから、ナバのことを本気で好きだったんだと思います。だからこそ選べた行動と言葉だったんですけど、切ないのは仰る通りで。惜しい人でした。戦力的にも、人物的にも。

    窮まった場面が続きます。正念場ですから、二人には頑張ってもらいます。
    いつも本当にありがとうございます! たくさん励まされています。

  • ユウラの部隊ではほとんど彼女カメラが向けられていましたが、こちらはナバの視点を通して広く「戦場」の様子が伝わってきますね。大人数を一気に屠るなら油と火。伝統ある方法ですが、本当にむごいことです…。ランテいたら病んじゃう😇

    冷徹なフィレネとお気楽なナバの会話に和みますが、ナバさあああん何ですかその死亡フラグはーーっっ。゚(゚´ω`゚)゚。好きなコンビなのでどうか無事で…と思うのですが、相手の情報が絶望すぎてこれはちょっと覚悟しとかなきゃと思う読者です…(正座)

    殲滅報告が近づいてくるシーン、ドキドキしました…私なら逃げ出すな(フィレネさんに斬られる方が先かも知れない)。と思ったら部下たちもまた必死の策を考えていて、戦場のどうにもならない感を叩きつけられた気分です。ゼラさんなんていい女…(´;ω;`)

    ネームドキャラもそうでないキャラも、死ぬ気でここに立っている。その臨場感と覚悟がガンガン伝わってきます。戦いってすごいな…出たくはないけど…

    作者からの返信

    北支部の連携も本当はもっと見せたかったんですが、どうしてもユウラの戦いがメインになってしまいました。もう少し私に技量があったなら、しっかりと書けたのにと悔いた部分でもありますが、それは東での戦いで補っていこうかなと!
    よく使われる手法ですよね。効果があるから多用されるわけで……本当にランテがこの場にいなくてよかったです。地獄のような場所でしょう……

    ナバも覚悟決まっちゃってます。どうしても、覚悟を決めている人間の方が覚悟を決めていない人間よりも死線に近くなってしまうところはあるのかなって……
    はい、本当に相手が強いので、嫌でも覚悟を決めなきゃいけない部分はあると思います。

    殲滅報告はそのまま死が迫ってくるようなものですから、精神が強くないと心をやられてしまう気がします……私も絶対にこの場には立ちたくないですし、もしかしたら耐えかねて飛び降りちゃうかもしれません。
    ゼラは、そうなんです、ものすごくいい人です。呪使いとしても非常に優秀で。だからこそ、なんでしょうけども……

    どうしてもネームドばかりが目立ちがちですが、はい、名のない兵もみんなが同じような決意をしてここにいる。そういう人たちが踏みにじられる戦……おぞましいですけど、乗り越えなくてはいけません。

    いつも本当に熱を込めた感想をくださって、大変ありがたく思っております! ありがとうございます。頑張ります!

  • 炎呪での攻撃により、敵軍の半数を葬り去る。
    短い描写だからこそ、人の命のあっけなさが伝わってきました。
    冷酷な理論が、戦場を支配していると感じました。
    ここゾクッとしてしまいましたーっ。
    ランテが見たら卒倒するだろうなと言うのは、正にその通りだなと思い知らされました。

    そしてそこに添えられる「これから戦うのに、答え探しは不要」
    この一文に痺れてしまいますっ。
    「最悪敵を連れて飛び降りろ」この指示に、胃がきゅっとしました。
    今これを読んでいる私は、寛いでいて良いのだろうかと思い、背筋がピシリと伸びてしまいます。
    「七班、殲滅」そして実際にそれを実行していくゼラたち。
    今回の描写に凄みと気迫を感じました。

    人の最期を淡々と描写すればするほど、命の消える様が恐ろしく、目の前で取り返しのつかない事が起きている。
    そう感じるのは何故なのだろうと、只今考えさせられておりますーっ(・v・)

    作者からの返信

    ものすごく凄惨な状況が目の前に広がっていたと思うんですが、書きすぎると私も「うっ」となってしまいそうだったので、描写そのものは簡潔にしました。この呆気なさの中で人命がたくさん奪われていると思うと、ぞっとしますよね……
    ランテがいなくてよかったです、本当に。

    東の面々は本当にもう覚悟が決まっているので、落命も使命として受け入れられちゃうんですよね。
    思えば使命って命を使うって書きますよね……なんてことを考える展開になりました。彼らも命を使って、できる事を精一杯するために戦っています。

    文を尽くして書くことも時には必要だと思いますが、仰る通り淡々と書いたときはそれはそれで身に迫るものがあるのかもしれません。

    いつも読んでくださって、本当にありがとうございます!