応援コメント

【Ⅱ】—3 閃き」への応援コメント

  • ランテのメンタルの強さが光るエピソードですね。
    『芯』がある人というか、肝心な局面では流されないし、折れない。こういう精神世界での戦いでは、かなり強い部類なんじゃないでしょうか。
    ランテは他人への伝え方に自信を持っていないけど、それはあくまで物事を相手に要領よく説明する技術的な側面であって、中央本部で叫んだとき、白都の民への演説のとき、そして今回の女神に対して、相手の魂に刺さるようなことをグイグイ言える。そこに『駆け引き』が無いから。やろうと思ってできることじゃない。王道系主人公の特権!?
    セトは頭の回転早いし、リエタやシュアやメイラなどといった相手に舌戦こなしてカッコいいけど、駆け引きの良い所悪い所が出てきてしまい、どうしても『技術』に見えてしまう部分があります。若いくせにランテのような青臭さ、不器用さがない。
    ランテの「どうして始まりの王は誓わなかった? どうして死を受け入れたんだろう。女神様なら知っているはずだ」って台詞、本人はただ疑問に思ったことをそのまま言っているだけなんだろうけど、時には利害を計算した上での駆け引きの言葉以上に、相手の心に会心の一撃になることもある。
    終盤になってきて、ランテが主人公らしい魅せ方してくれて楽しいです。

    作者からの返信

    ランテはメンタルだと間違いなく作中一なので、仰るようにこういう世界では怖いものなしですね!

    そうなんです、そうなんです。理論武装とか打算とかそういうのは本当に苦手なんですけど、感情を根っこに置いた力のある主張はできるんですよね。何かよく分からないけど、信じてしまいたくなる力を持つというか……それって強いですよね。

    今サクットさんがセトとやりとりした人として挙げてくださっている面々を見て、女性ばっかりだなと思いました。笑 なんだかんだ、女性の方がぶれやすいイメージを私が持っているのかもしれません。はい、セトは技術で喋ってますね。世渡りは上手いですけど、咄嗟の求心力が求められる部分においては、ランテの方が確実に上だと思います。

    ランテ、本当にスロースターターだったので、最近ようやく彼主軸で話が動くようになってきまして、私もほっとしています。昔、エアランテとか言われていたのが懐かしい……笑

    ランテの活躍も目に留めてくださって嬉しかったです。ありがとうございます!

  • ベイデルハルクという強大な敵が立ちはだかっていますが、ランテにとっては、女神もまた越えなければいけない壁。
    だったのだなと思う回でした。
    女神は味方になってくれれば心強いですが、女神から見たら、ランテは始まりの王を内包する包み紙でしかないのかな?と思ってしまいました。
    女神は最強の力っ。
    ですがいつまでもアップデートしない最強のように思えて、次世代の変化を全く考慮せず、一昔前の仕様書をぐいぐいランテに押しつけているように感じました。

    そんな女神に対してランテは苛立ちを滲ませつつ、かなり落ち着いていて、そこにランテの成長を強く感じてしまいますっ。
    すっごいカッコイイですっ。ちょっぴりセトのような苦み節も感じますっ。
    新しく生まれてから積み重ねてきた経験が、そのちょいビターな落ち着きを生んでいると思いました。
    今のランテの前では、女神が鬱屈を抱き苛立つ少女のように感じてしまいます。
    ランテの厳しいながらも優しさが滲む諭しに、だってだって!とやっと胸の内を開いてくれる少女。
    そのように感じました。
    女神が何を見せようとしているのか、楽しみにしておりますーっ(・v・)

    作者からの返信

    ランテもなかなかにハードモードな状況だったんですが……本人んに悲壮感がないので、あんまりそんな感じがしませんよね。笑
    仰る通り、女神から見たランテの価値というのは本当にそれくらいなものだと思います。
    彼女が置かれた状況上、仕方がないような部分もあるんですけど、やはり昔至上主義的な側面はありますよね。現代のことは現代に任せてくれたらいいのにー、と思うのですが!

    ランテは、そうですね、少し落ち着きが出て来た感じはあります! 元からあくせくするタイプではないんですけど、なるようになるかスタンスだったと思うんですよね。それが、ちょっとずつ考えるようになってきたかな? と思います。セトやデリヤに鍛えられたかな。笑
    ビターな落ち着き、なんてワードを聞いたらランテがとても嬉しそう。だってすごく大人な響き。笑

    ああ……女神が少女みたいというのはそうかもしれません! 精神退行が起こっている部分もあるのかなぁ。女神も、同情されるべき境遇と言えばそうなんですよね。ちょっと同情しきれないところもありますが!笑

    いつも変わらず読んでくださって、本当にありがとうございます! とても嬉しいです!