「狡い言葉を選んだ」と、カッコいい男が言うとカッコよさ度が更に上がっちゃうのが狡いですっ。
ただ良い人ではなく、時と場合によってはこう言った方法も使えちゃう男が、荒廃した世界を生き残っていくんだなと感じてしまいます。
昔は言わなかった言葉を、言葉にするようになる。
ここら辺の心境の変化は、かなり興味があります。
何がセトを変えたのか?
これまで出会ってきた者たちとの交流が、セトを変えたのだとは思いますが、より具体的に誰だったのか? これが悩ましいっ。
想像ですが、セトを変えたのは「ランテ」だっ、いや「ユウラ」だっ、と二大派閥になるような気がして……
きのこvs竹の子のように、争われていくような気がします。
心は移ろうもの。そして肉体が暴走を制してくれる。
これは実感を伴って頷いてしましました。
朝起きて一時間は、この世の終わりのようにテンションが低く、深夜になると謎の全能感でハイになる。
つくづく心は、体と深く繋がっているなと思いますー(・v・)
作者からの返信
彼は結構狡いし、自覚しているところがもっとたちが悪いと思います。笑
そうですね、仰る通りそういう狡さも使えないと、こういう世を上手には渡っていけないのだと思います。その点、セトには適性がありますね。笑
うちはとさんのご感想、いつもとっても面白く読ませていただいています。その派閥のお話、めっちゃ好きです!笑
結局のところ双方の影響があるには違いないのでしょうけど、どちらがより……となると……それは……(きのこvsたけのこは永遠に決着がついてほしくないので、答えを濁しておきます。笑)
実際そうなんですよね。私も心だけで自由に動き回れるなら、今頃少なくとも仕事はやめて出奔していたと思います。笑 でもそれじゃ、身体は生きていけませんし……身体があるからこそ、真面目にやれているのはあるかもしれません。いいこと……だと思いたい……笑
お返事大変遅くなり、申し訳ありません。変わらず読んでくださり、本当に支えられています。ありがとうございます!
久々のデリヤ節が聞けました! セトとのやり取りは楽しいですね。それも昔と違って、少し素直な気持ちを言葉にするような変化が互いに訪れていて。
これまで様々なことがありましたけど、ここまで生きてきたからこそ、ですよね。こういう心の持ちようの変化などを感じられるのも、長編作品の醍醐味ですね。あますところなく、長編の良いところが詰まっているというか。改めて素敵な作品だなと感じます。
ランテやミゼが考えないこと。セトが考えてしまうこと。
肉体が心を繋ぎ止める、という考え方は、私にも納得できます。誓う者の存在を考えれば、暴走を制してくれるもの、というのは確かな見解だなと。
心ひとつで、と想像すると、ちょっと怖い気持ちにもなります。祈りが通じる世界、といえば美しさが際立ちますが、その祈りが全ての人にとっての良きこととは限りませんし……。この世界が人々の願いから離れ、存在していけるようになれば、とも思います。ベイデルハルクのやり方は酷すぎますものね。笑
作者からの返信
デリヤの物言い本当にすがすがしいんですよ。書いていて私は楽しいです。笑
そうなんですよね。お互いわだかまりも取れて、少しずつ素直になり合っていると思います。
デリヤもセトの方も(もちろんランテも)死にかけていましたし、ここでこうして話ができていることって奇跡に近いのかもしれません。だからこそ得られた時間って結構尊いものなのかもなって、書いているときにはきづけなかったことに気づかせていただきました! ありがとうございます。
心の変化を長編作品の醍醐味、と言ってくださるのは本当に嬉しいです。私もそれがやりたくてこれを書いている節があります。終盤に向けてそういうシーンがたくさん書けて、今とても楽しくやらせていただいています。
私なんかは結構セトでも理想論者だと思うんですけど、ランテやミゼは彼に輪をかけてもっとですからね。本人の善性が強すぎるゆえだと思うのですが。
そうですよね。願いとは切り離された方が良いのかもしれません。自分たちの意志とは別のものに左右される世界は、やはり何か気持ち悪いものですものね。
でもそうです、ベイデルハルクのやり方に従うわけにはいきませんから、やり方は模索していかなければなりません。やることが山積みだー!笑
いつも本当に丁寧に読んでくださってありがとうございます!