応援コメント

【Ⅰ】—3 対極」への応援コメント

  • セト……なんとも追い詰められて、それでもなんとかハリアルに託された役目を果たそうとしているんですね。その姿が、とても痛々しいです。

    セトがランテたちのところに戻ってきたことを喜んでいましたが、本当にセトは色々と考えすぎるんですよね。ランテの性分を分けてあげたらと思うくらいです。

    癒しの呪に関しては、なるほど、外傷を癒すもので、内部は薬師が。この辺りの設定は拙作と似ていますね。なんだかちょっと嬉しいです。癒しの呪が万能じゃないところが。

    私も、セトの傍にはユウラが居た方がいいと思うんですよね。ユウラは危険に晒される可能性もありますが、フィレネさんの指示で戦闘にも参加できていましたし、ユウラもそう願うんじゃないかと思います。ただ、安全な場所に置いておきたいセトの気持ちも分かります。特に、家族がすぐ傍にいるなら。んーここはやっぱりランテには例の呪を早く使えるようになっていただいて……! ユウラには元に戻ってもらわなければ!

    この世界の成り立ちを知って、皆も呪力で創られた存在だと知って、セトが『嬉しい』と感じたことには、すごく納得できました。自分の存在を呪っていたようなセトですから、皆もよく似たようなものだと分かったら、なんだそうなんだ、って思えたのかなと。でも何かと拗らせているセトは、ランテを自分と対極の位置に、というよりは、自分がランテと対極の位置に行ってしまった……。まったく、セトは自分を過小評価しすぎですよね。卑下しすぎというか。でも、そんな、ランテを売ってしまうところだった自分を、彼は許せないんですよね……。それはきっと、セトが善い人であろうとするからだと思います。彼の根本に『善い者』でなければ存在してはいけない、みたいな(彼自身の生まれに原因がある気がします)強い思い込みみたいなものがあるんじゃないのかな……。うむぅぅ。単純な私からすればセトはだいぶ難解な人です。なんとか、心から笑えるようになって欲しいのですが……。

    作者からの返信

    限界ギリギリなので、弱音の一つでも吐ければいいんですけど……ね。それができないからこんなになっちゃうんですけど、気持ちをどうにか張っていないと本当に崩れちゃいそうだから、できないんでしょうね。分かるんですけど、本当に痛々しいです。
    いやもう本当にそうなんですよ。ランテくらい考えないでいられたら楽になれるんでしょうけども……

    そうなんです。私も保紫さんのところで設定を拝見したときに嬉しくなりました。この手の能力って限度がないと、便利すぎちゃいますものね。

    ユウラが傍にいるだけで重しになるので、私も傍にいるべきだと思うんですよ。ただセトの性格上、それはできず……いやもう本当に困ったお人です。
    そうなんですよ。ユウラは今だって十分戦えるんですけどね! ユイカは傍にいてほしいでしょうから、難しい問題になりますが……ユイカもこのままのユウラが傍にいては、苦しくもあると思うんです。どうにか戻ってくれれば……ランテー!

    それくらい当たり前のことなのに、どうして許せないんでしょうね。完璧主義というか潔癖というか、人間の醜いところを自分に許せないようなところがセトにはあるようです。他の人間には寛容なのに。
    そうですね、自ら自分をランテの対極に置いてしまっただけで、そうではないと思うんですが……私がユウラだったら胸倉掴み上げてます。一発入れてるかもしれません。笑
    保紫さんの『善い者』でなければ存在してはいけない、という思い込み、という言葉がしっかりすとんとお腹に落ちてきて。そうですね、多分セトの思っていることはそうなんだろうと思います。
    難解な人、とおっしゃりながらかなりセトのことを理解してくださっている……
    彼、騒動が起こる前はちょこっと影はあれど、基本前向きな人間だったんですが、事態が人に与える影響というのは恐ろしいものです。もう少し、ダークモードの彼を見守ってくだされば。笑

    いつも丁寧にキャラクターについて考えてくださって、私自身の解像度まで上がっていきます。とてもありがたくお言葉頂戴しております。

  • 物語の中で、セトがぶっちぎりで生々しいなと思いました。
    セトは間違ったら俺を止めてくれと言っていましたが、「とりあえず、今言えることはそれだけ」ぐらいに聞こえました。
    本当はもっと別のことをランテに頼みたいのだけれど、混乱するセトにはそれがわからない。
    けれどランテだったならば、俺と真逆のランテだったらならばそれを見つけてくれるのではと……セトは、一縷の望みを託したように感じました。
    俺にはお前が理解できない。
    だが……だからこそ、俺には思いつかないことをお前は行える。みたいな。

    ランテとデリヤの相性の良さとは、別次元の相性の良さを2人に感じてしまいます。
    何と言いますか、宿命の敵同士のような相性の良さです。
    セトを支えるのはユウラだと思いますが、セトを救えるのはランテだけなのではと思ってしまいました(・v・)

    作者からの返信

    何でか分からないんですけど、セトの気持ちって本当に良く流れ込んでくるんですよね。だから、生々しいというのは本当にそうかもしれません。不思議です。別に彼、特段感情的なタイプでもないんですけども……
    仰るようにセトは自分で何を求めているのか分からない状態なんだと思います。元々自分のことが好きではなくて、意図的に自分から目を逸らしてきたような節もあるので、今回情緒が不安定になって余計にそれに拍車がかかっているというか。
    だからランテには、人として正しければ一番求めたくなるだろう答えを探して欲しい、という期待を本当にかけているのはあると思います。

    そうですね、ランテとデリヤ、ランテとセト、私はなんだかんだ両方とも相性がいいと思っていて。仰るように別次元の相性の良さですけども!
    ユウラにはできないやり方でセトにアプローチできる、というのは、仰る通りだと思います。そしてそれがセトに必要だったりするかもしれません。セトは色んな支え方をしてくれる人が周りにいて、恵まれていますよね……

    本当にいつも丁寧に感想を書いてくださって嬉しいです。ご自身の執筆もある中、ありがとうございます!

  • セトさんがランテさんに自分のことをさらけ出したのって、
    ランテさんを信頼しているからだと思います。
    今までそう弱みや頼ってなかったのに、セトさんがそういうのは、
    ある意味セトさんにとって良いことじゃないのかなと。
    できるなら、ランテの願いどおりに、自分を信じて生きてほしい。

    この頃、心情の描写が切々としていて、すごいなあと感じます。
    また待ってます。

    作者からの返信

    実は、私も書きながらヤケザケさんと同じことを考えていました。
    精神状況は確かに最悪なんですけど、だからこそ拓けた道もあるというか、少し頼れるようになったのは進歩では? と思ったんです。
    彼の何でも一人でやろう決めようとするところ、悪いところだったと私は思っているので!
    後は気持ちが前向きにさえなれば、ステップアップできそうなものですが、さて……

    この作品一人称寄り三人称で、普通の三人称ものより主人公の心情は書きやすいんですけど、それを活かせているならいいなとは思っています。ありがとうございます!

    いつも読んでくださり、コメントお寄せくださって本当にありがとうございます!


  • 編集済

    静かに強く言葉がぶつかる感じが、危うさを含む緊迫感を感じさせられハラハラします。綱渡りをしているとでも表現すればいいのでしょうか。

    セトを支える責任感と使命感。これがなくなったとき、または皆がランテを中心に動き出したとき。そんな未来を考えると不安が過ります。

    唯一、ランテが冷静に考えて、今における最適の受け答えをしていることが救いかなと。彼の成長に喜びを感じますが、セトの立場を考えると一概に喜べないのかなぁと……曖昧なコメントですいません(^_^;)

    私が一番揺さぶられているようです((( ;゚Д゚)))

    作者からの返信

    ここ数話、こういうのが続いていて、展開遅いし大丈夫かなと思っているのですが、毎度丁寧に感想をくださってありがとうございます。
    本当に綱渡りをしているようなもので、少しでも何か振動があれば、落ちてしまいかねない状況のようで……それを描けたらと思っているのですが、中々うまくいかず。でも、功野さんが汲み取ってくださってとても嬉しく思っています! ありがとうございます。

    徐々に、ランテが中心になっていく未来にはなる気がしています。彼は王国の人間で、そして女神の力も宿しているから……そうですよね。そうなるとセトはどうするでしょう……

    確かに、言われてみればランテがかなり一生懸命考えて、ちゃんと正しい選択肢を選び取っている感じがとてもします。おお……成長している!
    私にはない視点でした……私はランテに厳しいのかもしれない。笑 認めてあげないとですね。

    いえ、とてもためになるコメントでした! いつも丁寧に読み込んでくださって、ありがとうございます。