やっぱり、最終対決は王都ですよねぇ。
五百年以上もコツコツと積み上げて、いざ女神を取り込もう、ってときに見事に出し抜かれたベイデル氏、クレイド氏より人間臭さがあるというか。この騎士長はいつでもどこでも嫌になるくらい冷静ですよね……。
ひとまずの決着、味方側の被害は大きいですし、最悪相打ちを考えてただけに、逃げられたって結果は徒労感も強いというか。課題が見えただけでも収穫はあったでしょうか。
なんかもう痛いのが痛いですね(ノ_<)(何言ってる)
作者からの返信
そうですね。最後の舞台は王都になりそうです。
ベイデルさんは、この世界の人間に対する興味が本当になくて、これまでそれらを視野に入れてこなくてもやっていけたというか、歯牙にかけないほどの力があったからこそ目に入らなかったというか。
それが、初めて一本取られて、だからこそ感情が出てきた感じですよね。ハリアル大手柄です。笑
一方クレイド氏は、人間にそこそこの興味があって、割と人間って面白いって分かっているので、それほど驚いていないのがあるのかもです。
ベイデルらにどう立ち向かっていいか、全く見えなかった中でのことでしたから、そうですね、少しは手掛かりもヒントも見えてきて、進歩はあったのだと思います。それにしても、損害が大きいですけども……
痛いのが痛い、には少しだけ笑ってしまいました。いや笑っている場合ではないのですが!
お越しいただけて嬉しいです。続きも読んでくださっていてありがとうございます!
ベイゼルを倒すためにここまでやったのに、クレイドはいやなところでくるなあ。
ハリアルさん、北を守るためにいたと思ったら、そこまでの準備もこつこつとしていたのね······。
ランテさんは始まりの女神の力を引き出すこつを得た感じだろうか。
またベイゼルとクレイドと対するから、できていたほうがいいよね。
王都での決戦。いよいよ、最終章って感じがします。
作者からの返信
そうなんです。どうにか追い詰められたのに、これではまた振り出しのようなもの……
ハリアルもハリアルで、色々と考えて動いていたようです。彼の働きが、今後にも繋がってくると思います。いてくれて、私は大助かりでした!
ランテは、そうですね……今は女神が協力的なのもあると思います。女神も、ベイデルハルクと戦いたい気持ちは持っているようですから。
もっと使いこなせればよりよいのでしょうけど、それにはまだまだ鍛錬が必要そうです。
はい。王都でのことが、本当に最後の最後になりそうです。
ようやくここまで来たかという気持ちです。まだ最終章に至るまでには少しやるべきことが残っていますが、残り三分の一までは来たかな……頑張ります!
いつも来てくださって、本当にありがとうございます!
固唾を呑んで見守っていました。なんとかベイデルハルクが退いてくれてほっとしました……。今だけはクレイドが有難かったですよ……。
皆に庇われるランテの、自分もどうにかしたいのにできないもどかしさを感じながら、セトたちの迷いない動きに感嘆していました。セトもテイトも、ナバもアージェもハリアルさんも、よく動きますね。やはりここは経験の差でしょうか。後は、自分に何ができるのかをよく理解しているのでしょう。互いに求められていることも分かっているようです。
それでもベイデルハルクは隙がなく、白女神の呪が完成しつつあって……。ハリアルさんが先頭に立っての作戦、肌を爛れさせられるのを治癒しながら前進するとは、無謀なものに思えますが、もうこれしか策がない、というのが苦しいですね。でも、この作戦に挑む覚悟をすぐに決められるところが、さすがハリアルさんだと思いました。それに応えるセトも、ハリアルさんのことと現状をよく理解しているんですね。彼らの長い間に築かれた絆も垣間見えた気がします。
あわやハリアルさんが! というところで叫びそうになりましたが、ランテが動いてくれて、彼を庇ってセトが前に出てきて、ハリアルさんを取り戻せたことは本当に良かったです。しかもハリアルさん、ベイデルハルクの呪を盗む形で反撃を! ベイデルハルクから余裕を奪いましたね。すごいです! 彼の研究の大部分を読み解いたのは、一人ではなく何人もの研究者ということなのでしょうか。私は何か忘れてしまっていますね?これは。汗
白女神はミゼの母親なのですよね……。その人が町に害を為そうとしたことは事実ですが、彼女がベイデルハルクに良いように使われ、挙句、力を殆ど取り込まれたことに対しては、ちょっと可哀そうな気持ちになりました。ミゼは白女神を攻撃することに対して全く躊躇がなかったように見えたので、それも気になって、ついミゼの姿を追っていました。
ランテの中の始まりの女神が、力を貸してくれましたね! ベイデルハルクを驚かせるほどの呪とは、さすがです。
ベイデルハルクに不遜にも思える言葉を投げるクレイドが、本当に今回ばかりは輝いて見えました! よくぞ来てくれた(もっと言ってやって!)!
いや、これ、クレイドがラスボスとか……。裏で糸を引いてる感じのやつなのでは……!
ひとまずは決着はお預けですね。ほっとしつつもハリアルさんのことが心配です……。
作者からの返信
確かに今回はクレイドが来たことでベイデルハルクが引いたので、クレイド様様、かもしれません。ただベイデルハルクをここで仕留められていたら、という思いはぬぐえませんが!(難しかったでしょうけども)
はい、皆よく動けるのはやっぱり経験の差が大きいのだと思います。
一番大きいのは、互いの力量をよく知っていることでしょうか。ランテにはまだそこまで把握できていないので、いざというときには少々判断が遅れてしまうみたいです。
なんだかんだハリアルも無茶しいで。そうせざるを得なかったんですけど、何にせよ我が身を切り捨ててしまえるのはよくないですよね。ハリアルの方には別の多少思惑もあったようですが……
こういう言葉を不要とする理解、すごく好きで。よく書きたくなっちゃう私です。笑
ハリアル、瀕死の状態ですがどうにか手元には取り戻せました。あ、いえ、ベイデルハルクの研究を紐解いていった人についてはここで初出です! 本当はもう少し丁寧に書くつもり(テイトとハリアルのやり取りを書くつもり)でしたが、割愛してしまったせいで分かりづらくなっているかも……
ミゼの母親は、完全にベイデルハルクに利用されて生涯を閉じることになりました。自業自得、なのかもしれません。でもその道を選んでしまった彼女については、確かに哀れな部分もあるのかも。
ミゼはもう、覚悟を決めてしまっている部分が大きいです。もしかしたらほんの少し、ふがいない母親への怒りのようなものを感じている部分もあったのかも。国を破滅させることにもなってしまいましたから……実際ルテルアーノは罪深いです。
始まりの女神ももうちょっと気まぐれじゃなくランテに手を貸してくれたらいいんですが、ここは結構協力的でした! 大助かりです。もっと力を貸してー!笑
ベイデルハルクに対して唯一遠慮なく物を言えるのがクレイドだったりします。少し私も愉快でした。笑
実際クレイドの方が人間に近くて、人間をよく理解している部分はあります。だから実務? は結構クレイドが主軸かも。厄介な奴です。
割と頻繁に出てくるベイデルハルクさんですけど、次回の邂逅がようやく決着の時になるでしょうか。長い物語も、ようやく終盤に入っていきます。
いつも本当に丁寧に読んでくださり、ありがとうございます! ご感想、素敵な栄養分となっています。