応援コメント

【Ⅴ】   一緒」への応援コメント

  • ああ、じんわりと幸せな気持ちになりました。なんというか、やっと、ランテの気持ちがミゼに通じたというか。伝えられたというか。ミゼがランテの言葉を受け止められる余裕が出てきたのも、こうして皆が集まって、中央打破に、ベイデルハルクの野望を打ち砕くために力を合わせようとしているからなのかな、と思います。
    本当に良かった……。ランテの喜びが手に取るように分かります。最初は伸ばした手を取ってくれなかったミゼが、こうして真っ直ぐに向き合ってくれている。心が通じた感覚、を互いに感じているのだと思うと、嬉しくて堪りません!

    ランテがミゼを独りにしたことを謝って、感謝を伝えて、「……伝わる?」ってランテが聞くの、私、好きなんですよね。伝わったかな? 伝わって! って気持ちがすごく分かって。
    ただただランテにもう一度逢いたくて、というミゼも、もうほんとにね……この七百年、辛かっただろうなぁと。でもランテに逢うって目標があったから、頑張れたのかな……。

    ランテの始まりの女神の力、呪を使う時に手助けしてくれるようなのなら良かったのに、邪魔しちゃうんですね(;'∀') 確かにコツを掴んだら、後は早そうです。
    明日一日、ミゼに付き添って練習できたら、なんとかなりそうかなと楽観的に思っております!

    作者からの返信

    本当にようやくです。ここまで長かった……一番長さを感じてきたのはミゼでしょうけど、やっと気持ちを受け入れる覚悟と、仰るような余裕ができて。
    ランテやその周囲の人間が頑張ってくれたから、というのは確かなのですが、それだってミゼがいなかったら成しえなかったこと。
    ミゼ自身もそれを実感していてほしいな、なんて思うんですが、心からそこまで思えるようになるのはもう少し先かもしれません。でも、嘆かないと決められたことだけでも、大きな一歩です。そして、はい、心が通じたことも大きいですよね。

    ランテって言葉がそんなにうまくないので、いつも自分の言いたいことが伝わったか不安なんですよ。そこからランテの気持ちを汲み取ってくださって嬉しいです。すごく正確に読んでくださっている……
    ランテにもう一度会えるかなんてわからないんですよね。生まれ変わりだっていい、なんでもいいから、ランテの片鱗に出会いたい。その気持ちで存在し続けてきた。つらかったでしょうけど、はい、会えるかもしれないという期待があったからこそ頑張れたのも確かだと思います。

    ミゼとの特訓で、どうにか始まりの女神とも仲良くできるようにならなくてはなりません! 本当にやることが山積みですが、何もできないよりはずっといい。頑張ってもらいます。

    いつも本当に丁寧に読み込んでくださって、本当に本当にありがとうございます!


  • 編集済

    明後日はもう、ゆっくりと話すことなど出来ないのではないか?
    ここで今しかないと思ったのは、ランテだけではない気がしました。
    ルノアは確かに、ランテの呪力の不安定さを、何とかしようとしてランテの所まで来たと思います。
    ですが、それだけではない気がしました。
    しかしルノアは、呪力のレッスン以外の事を口にしない。
    ここに700年という、孤独な歳月を感じてしまいます。

    長い孤独な時間を通して、色々な感情が擦り切れていると感じました。
    本当はもっと他の事を話したいのに、自分からは切り出せない。
    罪の意識に苛まれて、今の私がこれ以上のことを欲張るなと、自分を抑えてしまう。
    そう感じてしまいました。
    ランテの所まできたこと自体が、かなり意志の力が必要だったように思えました。
    なのでランテが今しかないと思い、ランテから話を切り出してくれて、本当に良かったと思ってしまいます。
    最後にミゼが、迷いのない瞳をランテへ向ける。
    そこがとても印象的でした。
    「これで明後日、頑張れるぜっ」て顔を、していると思いました(・v・)

    作者からの返信

    ルノアはなかなか自分から心を開けないところがあります。それには仰るように、七百年の歳月が彼女に枷となってまとわりついてしまっているところがあるように、私にも思えています。
    だからルノアは、自分が果たすべき役目を果たすため、ランテの呪力の制御を教えに来た。
    そこでランテがちゃんと彼女に歩み寄れたのがよかったですよね。

    ルノアの心境について、ものすごく彼女に寄り添って考えてくださったのが、私はとても嬉しいです。ありがとうございます。
    今の私が~というのは、多分本当にそうで、彼女はこれまでもそうやって言いたいことを飲み込んで来たんじゃないかなって。
    でも相手がランテだったから、彼女はまだ救われています。相手が遠慮しちゃうと、彼女はずっとそのスタンスを崩せなかったでしょうから……

    はい。きっとルノアも、頑張ってくれることと思います。皆で目標達成に向けて、心合わせるときですね。

    いつも丁寧に読んでくださり、本当に感謝が尽きません。ここまで追いついてくださり、ありがとうございます!

  • ようやくふたりが向き合って対話することができたことに、ほっとしました。
    >もう一度、あなたに……逢いたかっただけなの……
    この台詞、こっちまでドキドキしちゃいましたよー!ついにこの台詞を引き出した、ランテ頑張ったね…!
    ルノアはこの気持ちを素直に吐き出すことができて、ランテもそれを知ることができたことで、やっと一歩先に踏み出すことができるのかなあと思います。

    作戦に関しては厳しい状況に変わりないけど、理解してくれている人はいる。
    自分の大切な人を守るという小さな目標が集まって大きくなり、世界を守ることになる。
    それだったらやってみようって思える、素敵な考え方ですね。常に心に留めておきたい言葉です。
    ほんと、ランテって名台詞が多い!天然人たらしですよね。誑かされてます笑

    作者からの返信

    本当に、やっとのことで、ですね。ここまでランテは本当によく頑張ったと思います。どんなに拒まれてもあきらめずに語り掛け続けたからこそ、得られた成果ですよね。声を掛け続けたらいつか応えてくれると信じていたのだと思います。
    仰るようにルノアにとっても、ここで素直にそれが言えたことは、大きな前進だと思います。背負い込みすぎて長らく一歩を踏み出せなかった彼女なので、ランテに胸の内を明かせたことで少しだけ身軽になれるところがあるんじゃないかなと思います。

    強大な敵に立ち向かおうとしていますが、今回の中央戦だけの話をするならば、まだやりやすい方かなと思います。強い兵は皆外に逃がしているようなので、実質白獣の召喚さえ止めてしまえば、難敵はベイデルハルクと白女神だけかなとも思います。まあ、その二人が何点ではありますが……

    小さな目標の方が達成が簡単で、「やろう!」っていう気になりますよね。ランテは頭で考えてそうしているわけではないと思うんですけど、体感的に生きやすい生き方を知っているんだろうなと思います。
    天然人たらしとのお言葉、なんだか私が嬉しくなっちゃった。良かったねランテ! tomoさんを誑かせてるみたいだよ!笑

    いつも丁寧に読んでくださってありがとうございます。コメントをいただくたび、元気になれています。

  • こんにちは。『4:意志集いて』を拝見しましたので感想など!(((o(*゚▽゚*)o)))毎度毎度まとめ書きすぎて申し訳ないんですが、今回も読了後の視点から語らせてください。

    *ランテとデリヤ
    今やもうちゃんとしたコンビですよね!笑 返ってくるのがいちいち憎まれ口だとしても、大聖堂を吹き飛ばしてしまったあとなんかは彼の存在がありがたかったと思うんです。普通のひとだったらランテのこと怖がって離れていくでしょうし……。貴族のお庭に潜もう作戦(&どこかで服を拝借しよう作戦)も、デリヤだからこそ考えついたものだろうなと思います。結果デワーヌ家からの援助が受けられたわけですし、本当にお互いに足りない部分を補ってくれてるんだなあと。昔は剣を交えた二人がこうして協力しあっているのを見ると、熱いものがありますね!

    *ユイカとデワーヌ家
    ここが!ここがなんというかとても好きで……!きっと酷い目にあってばかりだろうと予想していただけに、今の彼女が幸せそう(色々あったのはあったとしても)なの、すごく嬉しかったんです。穏やかな旦那さんも、頼りになるトウガさん(めちゃくちゃ欲しい)もいてくれて、ユイカは中央で独りではなかったのだなと思うともう(泣)ここできちんと休息がとれたこともありがたくて、見ているこっちまで「ふう……」と和めるシーンでしたね。ユウラに妹さんの状態をすぐに伝えたいところではありますが、今はあっちのほうが大変で……ああああ!(ごろごろ

    そしてモナーダさんとの再会。あの戦いのあとどうしていたのか気になっていたので、こうして協力関係になってくれたのは嬉しいですね。けれどセトたちを助けたいというランテの主張には難しい顔をしたりで、やはり大人だなあと思ったり。ランテが甘いというよりも、やっぱり経験から視野が広いから、どうしても多くを助けたいって考えになってしまうのかなあ……どちらの主張もわかるだけに辛い。゚(゚´ω`゚)゚。

    *各支部の動きとナバ
    ここの一連も面白かった!小タイトルの通り、まさしく各地から意志が集うシーンに燃えてきます!主人公たちがまったく出てこないのに各場面が面白いと思わせてくれるIfさんの腕はさすがですね。今まで各地のことを省かずにしっかり描写してくださったこと、そしてもちろん各支部のキなはャラクターの個性が立ってるからこそ出来る技だなあと(*^ω^*)情に厚い北、ナバとフィレネさんのやりとりがかっこよすぎる東が良いのはもちろん、やれやれな感じでも動いてくれる西のカゼッタさんもすごく良くて……ていうかサードさんと合わせて西の2人が何気に好きだったりします笑 南はやはり難しそうでしたが、ナバの頑張りが垣間見えて声援を送りたくなりました。

    *集合、からの軍議
    そしていよいよ軍議!秘密の会合っぽい感じが良いですね。トウガさん出来すぎて惚れる……!デリヤとアージェが話せてよかったー!前に行った時は顔を合わせてなかったのでどうなんだろうとは思ってましたが……。
    フィレネさんとサードさんのやりとり、短いながら関係性がうかがえてとても良きです。ていうかサードさん好き(確信)だって余裕で監獄制圧予告するあたりカッコ良すぎる////ズバズバ言う方なのでランテには厳しい印象を与えるかもしれませんが、見ている分には素敵に映る笑 ランテがまさかの進行役なところも面白いですね。黙っていたら置いていかれそうですし、上手い配役だなあと思いました。
    自己紹介から始まった軍議、いきなりルノアの存在暴露で荒れましたね。いやそのまま着席していられるあたり、さすが役職持ちの方々だな……私だったら逃げ出します笑 でのルノアの心からの想いとフィレネさんらの力添えでなんとか乗り越えられてよかったです。その後も順調に割り振りが決まる中、やはりセトたち救出の意見はあまり貰えず……。゚(゚´ω`゚)゚。皆さん自分の部下の命を預かる責任もありますし、フィレネさんですら場合によってはユウラと戦う意志を示さねばならないのは辛いところです。
    やはりナバの言う通り、ランテ自身が動くしかないようですね。ついに恐れていたセトとの交戦が……⁉︎(゚o゚;;  テイトのほうへはナバが行ってくれるとのこと、本当に頼もしいです。

    トウガさんに言われるまで、私も人民避難のこと忘れておりました汗 これを意見したくてこの場に留まった部分もあるのかな……出来る人!一時はランテ作戦参加もできないのではという空気になって焦りましたが、とにかく無事軍議が終わりましたね。ランテにとってはもやもやする部分もあるでしょうが、この日程でここまで計画がまとまったこともすごいんですよね。

    *ランテとルノア
    2人がゆっくりと会話するシーン、とても胸を打たれたました。一連のランテメモリーを見たあとだからこそ、700年も経った今こうして並んでいることの奇跡、そして切なさが心に沁みます。王国の時だけじゃなく、そのあとの世界でも2人は大事な位置にいて大変な目に遭っている……奇妙なことですし、それもまた始まりの女神の考えの一部なのかなと疑ってしまったりします。でもルノア……ミゼに対する本当の想いを、こうして戦い前にちゃんとお話できてよかった。大きな範囲だけじゃなくて、手の届く大切な人を守るので十分だと思います。ランテの目標は小さくてもいいって言葉、すごく響きますね。あれもこれも助けるって、ひとりじゃどうしても出来ないことですもんね。ミゼが泣いてしまう、泣けることに気づけたってくだりがもう……!(ぶわわ

    それぞれの主張がぶつかり合う、ドキドキした良い小章でした。次はいよいよ哀の章の区切り。気合いを入れて追わせていただきますっ!

    作者からの返信

    いえいえ、本当にいつも丁寧に読んでくださって頭が上がりません! ありがとうございます、とても励まされています。

    ランテとデリヤ、こんなに相性がいいなんて……とびっくりしています、本当に。笑
    デリヤ強がりだしプライドが高いけど、だからこそこういうとき毅然としていられると思うので、仰るように本当にランテの救いになってくれているなあと思います。
    中央に乗り込むにあたって、内情を知るデリヤの存在は本当にありがたい……彼が駆けつけてくれたこと、私もランテも本当にありがたいです。笑
    そうなんですよね。ランテもランテでデリヤにないところを補えるところがあって、お互いいい形で影響し合ったことでここまで来れたのかなと。
    ですです、前は敵同士だったのに共闘できることになって……私も嬉しいです。

    ユイカの幸せを喜んでくださってありがとうございます! 昔は色々ありましたが、今は幸せに生きられていて……それを知ったら、ユウラも喜ぶだろうなと(あんな状況ですけども……ところでごろごろぶんさんかわいいです。笑)
    旦那さんもトウガも穏やかな人だから、ユイカもここでなら落ち着いて暮らせているだろうな。本当によかったです。
    そして、はい、ランテとデリヤにとってもいい休息ポイントになりました。一息つけるところが中央の中にもあって、私もほっとしたりして。笑

    デリヤに続き、モナーダもこちら側になってくれました。ただ、全て同じ志を持てるかというとそういうわけでもなく……そうなんです、モナーダは大人ですから、どうしても現実的な意見になってしまうんですよね。そこを超えられるランテであって欲しいなあと思いますし、モナーダもどこかでそう思っているような気もしますが……

    この各地から色んな人が色々な志を持って集まってくるの、作品を書き始めた当初からやりたいことだったんです!
    ですからそこを燃えると言っていただけたの嬉しいですし、面白いと思っていただけたのが光栄で……ぶんさん丁寧に読んでくださるから、それぞれのキャラクターのこともきちんと押さえてくださっていて、それゆえに面白みを感じて頂けたのかなと思います。私の腕がどうというよりかは、きっとぶんさんの読解力の高さゆえだと思います! ありがとうございます。
    北の情の厚さは皆そうで、ハリアルやノタナの影響が大きいかなあと思ています。東のナバとフィレネは書いていてとても楽しかったです。二人の関係性結構好きなんですよね。
    そして、そうなんです、なんだかんだ西も結構人気があって。笑 私も北や東とは完全に違うこの空気感、書くのが新鮮で楽しかったりするんです。気に入っていただけて嬉しい……
    南はかなりナバが頑張ってくれます。彼、やり手で私も助かる。笑

    軍議のところ、ここ話が長くなっちゃって大丈夫かな、と心配していました……話していると物語が止まっちゃうから、書き手としては心配なんですよね……
    デリヤとアージェ、なんだかんだ別に相性は悪くないのかもしれません。デリヤはいらっとすることもあるでしょうけど、アージェは気にしないしで調子狂わされそうで。笑
    フィレネとサードの組み合わせも面白いですよね。お互い強気だからこそのこの感じなのかなって思ったりして。
    サードのことを好きだと言ってくださるのはなんだか嬉しいです! 彼こそが軍人らしい軍人なのかな、と思いながら書いています。彼の言っていること正論ですしね。笑
    ランテが進行役なのも意外な配役ですけど、仰る通りこれのお陰でマイペースなランテが置いていかれなくて済んだのかなって。笑
    この会議が荒れずに進行するのってとても難しことだろうなと思っていましたが、やはりです。笑
    皆やはり立場のある人ですから、肝の据わっている人が多いですよね。紛糾、とまではいかずに収まって良かったです。
    立場があるからこそ、自分の一存でだけでは行動を決められない……特にフィレネなんかは、もし身軽な立場だったとしたら、ユウラを助けたいと願うだろうなとは思います。
    救出の意見はありませんでしたから、もうやっぱりランテしかいません。交戦のことはどうなるか……(もう先を読んでくださっていますが!)これは、未来のみぞ知る、というやつですね!笑
    ナバは本当に協力的で、ランテとしても心強いことと思います。

    トウガ、そうなんです、彼って結構主人のことが好きみたいで(というか職業上彼に忠誠を誓っているのもありますし)、主人の安全が気がかりでここまでやって来たんじゃないかなと……できる人です、本当に。
    たった一日の、それも短い時間でここまでの方針がまとまったのは、やはり皆支部の中でも有能な人が集まったゆえのことじゃないかな、と。不本意な部分もあったでしょうけど、とりあえず、一応は中央攻めの方針が固まって何よりです。

    ありがとうございます。ルノア(ミゼ)としても、ようやく少し報われる瞬間がやって来たのかなと……ここを書くとき、私もなんだか胸が一杯でした。
    いつまで経っても、二人とも……ミゼは特に長い間、世界にとって重要なポジションに立っていて。ただの少年少女でいられたらどんなによかったかと思うだろうなと思いつつ……それでも、そういう立場でいながらも得られる幸せを得ていって欲しいなとも願っています。二人には辛い目に遭わせてしまって、本当に申し訳ない気持ちで一杯……
    そうですね。ランテがちゃんとミゼに心を伝えられてよかったです。ミゼの方もようやく素直になれてきて……泣けたこと、本当に尊いことだと思います。
    小さい目標を達成していくのだって、絶対に簡単なことではないんですけども。でも、大きな目標よりは絶対に手が届きやすいですし、皆で支え合いながら、近づいていって欲しい……

    いつも本当に気持ちを込めて読んでくださって、とっても喜んでいます……本当にありがとうございます。
    ここまで長くて、こんなにも読ませてしまって申し訳ない気持ちでいるんですが、嬉しくて堪らなくもあり……本当にぶんさんには頭が上がらない……っ!
    本当に本当に、ありがとうございます!

  • 「私は、たぶん……もう一度、あなたに……逢いたかっただけなの……」

    一番最初のエピソードを思い出して、また読み直してみました。
    七百年は長かったですね。でもまた逢えて、想いが通じて、ミゼは思いっきり泣くことができた。
    二人の関係、いいですよね。つらいことも悲しいことも、楽しいことも分け合えて、精神的な強さになる存在。
    ベイゼルハルクに、本当の幸せってこういうことだよって教えてあげたいです(笑)



    作者からの返信

    そわ香さんは、序をたくさん読んでくださっている気がします。ありがとうございます!
    あの独白から始まった物語ですので、あそこにこまめに立ち返ってくださるのはなんだか嬉しいです。

    本当に、長かったと思います。ずっと苦しかっただろうな……
    でも今日こうして泣くことができて、少しは彼女も報われたというか、七百年諦めないでいて良かったと思えたかもしれません。

    そうなんですよ! こういう寄り添い方こそ、幸せなんじゃないかなと思います。
    ベイデルにも分かってもらいたいものですね! いえきっとあの人には永遠に理解できないでしょうけども……笑

    また読んでくださってありがとうございます! とても嬉しいです。

  • ランテさんとルノアさんのこの後半のシーン、とても感動しました。素敵ですね。
    「泣くのに資格なんていらない」
    この言葉が胸に刺さりました。好きです……

    作者からの返信

    ようやく、心を通じ合わせることができたというか……現在になってからは、なんだかんだですれ違い続けてきていた二人が、ようやくここで向き合えました。
    その台詞は、どこかにもありそうな台詞なんですけど、ランテが言う言葉ってとても単純で、だからこそ真っ直ぐ響きやすいのかなとはいつも思っています。

    また来てくださって(しかもたくさん読んでくださってる!)嬉しいです。ありがとうございます。結局伺えていなくてすみません……多忙期が過ぎたらぜひまた、私も続きを読ませてください。

  • 人が自分の力だけで守れる範囲は見えていて、尚且つ手の届く範囲だけなのかなと思います。

    王族といえども人間。好きになった人がいてその人に会いたい。そんな気持ちを持って当然ですよね。
    700年もの長い歳月、今の体で泣くことも知らなかったルノアが流した涙、それを包み込むランテの包容力の大きさ。

    感動です。

    ランテの記憶が戻ったことでミゼと呼び、ミゼが陰りのない笑みを見せたことが印象的で、やっと二人が心から再会を果たせたんじゃないかなと思っています。

    作者からの返信

    そうなんですよね。それ以上のことをやろうとすると、身動き取れなくなっちゃうんじゃないかなと私は思っています。

    王族だからこそ、律しなきゃいけない部分はたくさんあると思うんですけど、ルノアの場合は、この「ランテにまた会いたい」と言う気持ちがなければ、苦節の七百年を耐えることができなかったでしょうから、やはり最後に自分を支えてくれるのは誰かとの繋がりや、それを求める心なのかなと思います。
    普通、目の前で泣かれると引っ張られて悲しくなってしまうものだと思うんですけど、ここで「やっと泣いてくれた」って嬉しくなるランテ、やっぱり前向きだなと思います。
    感動、というお言葉、とても嬉しいです。ありがとうございます。
    ようやく書けたシーンなので、一層感慨深いところもありまして……

    本当に。七百年越しに、ここでようやく、だったのだろうと思います。
    願わくば戦いが終わって、もっと落ち着いたときに、二人で語れる機会があればなと。

    こんなに長くなっている物語を、毎話欠かさず読んでくださって、本当に感謝しております。何度申しても足りません。ありがとうございます。

  • やっぱり、記憶って大事ですよね。あれこれ思い悩んだって過去は変えられないわけですし、700年の間ずっとミゼが一人で頑張ってきたことが現実なので、細かな流れはもうわからなくてもいいかな、なんて思い始めた私です。(ストーリー的には必要かもですけど!笑)
    ただいまだによくわかってないのが、ランテが記憶を失ったタイミングで。ベイデル氏巻き込んで消えてから700年の空白があって、この時代にようやくの再会なのか、あのあともう一悶着あって、ランテの記憶が奪われたのか。(もしかしたら読み落としてるのかもしれないので、もうここで書いてる、ってエピソードありましたらこっそり教えてください)
    人の動機とか行動の辻褄読み解くのは得意なのですが、数字に弱いせいで時系列がすごく苦手で。変なこと言ってましたらすみません^ ^

    どんな流れであったとしても、ランテがミゼに対し本当に伝えたかったことを、きちんと伝えられたのは、今がはじめてだったんだろうと思いました。
    互いに何となく好意と特別感は感じていても、当時は背負うものが多すぎ、ここに至るまではランテの記憶がなく、なので「ようやく!」と嬉しくなりました。今は昔よりもっと背負うものが多く、どちらも半分くらい人外化してる状況ですが(ランテはまだ十分に制御できていない状況ですし)、それでも「分け合おう」って言えるようになったのは、ミゼに対する自分の思いに向き合う覚悟ができたからなのかなと。
    すごくいい雰囲気で、もしもこのまま人間に戻れなくっても、二人で神様やるならそれも楽しい在り方かなと思うので(笑、変なフラグでないことを祈ります!

    女神様がランテを選んだのって、ランテならひっくり返してくれると思ったんじゃないのかな……と。思いつつ。愛され気質ですよね、ランテ、可愛いなぁ。

    作者からの返信

    ランテも多分同じような気持ちでいると思います。笑
    もう大体の流れは分かったし、これ以上はいいかって思っていそうなんですよね彼。
    あ、記憶については大丈夫です! それで合っています。まだ本編では語っていないんですよね。
    ランテが消えてからどうなって今に繋がっているのかは不明のままで。この辺りも、少し落ち着いてからまた分かって来るようになるかなと(こういうの小出しにする&後回しがちなの私の悪い癖です)
    私も自系列はとても苦手なので分かります……しろさんいつも本当に鋭くて、私も身が引き締まります。しろさんに先を読まれ過ぎないようにしないと!笑

    そうなんですよね。ようやくです。ランテも今までずっと歯がゆかったと思います。
    記憶を思い出せて、やっとちゃんと自分が抱える気持ちの理由を知れて、だからこそそう言えたのかなって。
    そうですよね。ランテまだ危なっかしいままなんですけど、大きな口きいちゃって。でもランテならどうにかするだろうと思っている私も、書き手のくせに随分彼に毒されているようです。笑
    二人で神様やるの、ありですよね結構。ずっと二人でいられるなら、それはそれで二人にとっては幸せなのかもしれない。
    私は優しい書き手なので、これまでもフラグはたくさん折ってきました。ご存知でしょう!笑

    愛され気質、というのは、初めていただいたワードで、ちょっと恥ずかしくなりました。なんだろう、ランテの気持ちかな?笑
    女神さまもきっと、何かしらランテの中に期待を寄せてしまう何かを見つけたのだろうなと思います。それについても、いずれ書けたら……(本当にこういうのばっかり!)

    いつも本当に丁寧に読んでくださって、頭が下がりっぱなしです。嬉しいです。よし、一生懸命書くぞー! いつも本当に、ありがとうございます。

  • 序の切なさがランテさんによって、あたたかく包まれるようでいい回でした。

    ルノアさん、人の身以上の年月を世界を背負って生きてきたのだもの。
    泣けてよかったね。
    ランテさんと再会できてよかったね。
    やっとルノアさんが自分の重荷をまわりにわけることができてよかったねという気持ちです。

    ランテさんは本当に他人を思って、声をかけることのできるいい人ですね。
    こういう自分ができることからとあっけらかんと言えるのは、やっぱり大物だなあと。
    今度こそ、ルノアさんの隣にいて幸せにしてあげてね。

    作者からの返信

    素直な言葉って、本当に人に良く届くんだなってランテを見ていたら思います。

    ルノアもようやく泣けて、救われた部分も大きかったんじゃないかなと思います。
    償わないと、元に戻さないとって思いながらも、やっぱり一番は会いたかった、なんだろうなと思うと、彼女の願いが一つ叶って書き手の私も、良かったねと思う気持ちでいます。
    彼女には本当に辛い思いをさせてしまいましたから……

    ランテのこういう気質、今の世界だととても珍しいように見えるのですが、王国時代なら多分珍しい性格でもなかったと思うんですよね。
    メンタルが強いところは彼の持ち前の素質でしょうけど、そう特別でもない彼が世界を動かしていくの、私は見てみたいなと思っていて。
    ルノアのことも、彼なら幸せにできるんじゃないかと、信じていたいところがあります。

    いつも読んでくださってありがとうございます。温かいコメントを頂戴して、とても優しい気持ちになりました。