具体的な作戦内容を聞いていると、「やはり戦のプロだなっ」と感じて興奮してしまいます。その場で自分も、机の地図を覗いている気分になりました。
最後の発言に、改めてトウガの優秀さを感じました。
誰も言わなかった視点。
フィレネたちはその視点に気づいていたかも知れませんが、あえてこの場で言うものでもないと判断したかもな視点。
それを民の側の人間としてしっかりと伝える。
それができるとは、何て出来る執事なんだろうと思ってしまいます。カッコイイっ。
ここの流れに軍人と民の意識の違いを感じて、凄く好きです。
一番守られるべきはランテ。そして一番の戦力として期待されるのもランテ。
拡大していく物語の中で、ガシッと流れが主人公に集中している感じがして、うまいなあと唸ってしまいます(・v・)
作者からの返信
話としてはあまり動きのない部分になってしまったんですが、この会議のシーン、書いていてとても楽しいシーンではありました。私の頭の限界を超えている人たちを書くのって、すごくしんどいし難しいんですけど、なんか自分が頭がよくなったような錯覚がしてきて楽しいんです。笑
多分ハリアルなりセトなり北の上の人間がいれば、口にしていたところだとは思うんですが、今はその二人もいませんし、ね……仰るようにフィレネたちも気づいてはいたんでしょうけど、あえて口にしなかった部分もあるのはそうです。議論が停滞してしまうでしょうし、中央の人間をさほど重視していないのもありそうです。
ランテは民たちを大事に思う気持ちはあれど、視野が狭いので至れなかったんですよね。だから、トウガがいてくれたおかげで後で悔いずに済んだかなと思います。ファインプレーです。
そうですね。彼が市民だからこそ出せた意見だというのは、その通りだと思います。ここを好きだと言っていただけたの、嬉しいな……うちはとはつんさんは、背景に目を向けてくださるので、いつも背筋が伸びるような思いです。笑
ようやく主人公にスポットが当たるようになってきました。今まではちらっちらっ、って感じだったので。笑 ランテもここからが頑張りどころです。踏ん張ってもらいます。
こまめに読んでくださって嬉しいです! いつも丁寧に読んでくださり、ありがとうございます!
編集済
結局ランテのセトを助けたいって意見は軍議の場では聞いてもらえなかったんだけど、ランテが言うように、セト、そしてあわよくばテイトの救出を最優先するのって、個人的にはあながち悪くない方針だと思うんですよね。ただ、自分がそう思う理由はランテとは全く違くて、2人が助けるだけの価値がある人材ですから(ここではあえてユウラのことは言いません)。
セトは癒し手として抜きんでた力を持つ。回復の即効性、重傷状態からの治癒力、そして使用回数。戦場で常に兵を救ってきたから、下手な専門の癒し手よりも格段に優れていることは番外編でも分かっている。そして、本人は戦闘センスに優れ、前線で自分の身を自分で守れる「癒し手は非戦闘員」という常識を覆す存在。おまけにその癒し手が、副長として部隊の指揮能力も持つ。そして単純に指揮官としても優れている。そして聖女ユリユの血を引いているという出自。何かしら政治的に利用できる余地が残されている。
テイトに関しても、上級紋章呪まで使ってみせるんですよ。戦局を左右する力を持ってるんです。また、呪の膨大な知識は研究分野でも役立つ。
今の各支部に、この2人に比肩しうる人材がいますか?って話です。奥の牢に繋がれている可能性が高いテイトはともかく、門まで出張ってくるであろうセトは奪い返したいなぁ。やっぱり。今後の支部連合軍のために。セトやテイトの代わりが務まる人材が他にいたり、彼らが普通の才覚の人だった場合ならサードやフィレネと同意見で、殺しちゃってOKだと思うんです。
「周りを納得させるだけの言葉をランテは持たなかった。この場で必要なのは、情より論だ。その程度のことはランテにも分かるが、考えても考えても、出てくるのは情に訴える言葉でしかない」
――――【Ⅳ】ー2「軍議」より
ランテは心の中で「情」より「論」を欲していました。「論」ならあるんですよ。ちゃんと。だけど、ランテという人間からはどんなに考えても絶対に出てこない理論。なぜかというと、「セト・テイト・ユウラ奪還」という目標をモナーダ、フィレネ、サードという「ちゃんとした軍人」に対して納得性を持たせるようにメリット・デメリットを列挙したり具体的な想定犠牲の数を組み込んだ理論武装をしていくと、フィレネ達が言う「たとえ相手が同胞でも敵勢に回ったら討つべし」という方針より遥かに冷酷で人間の命の価値を天秤にかけるやり方になってしまうから。
たとえば、あの軍議の場に、もう一人、東の幹部クラスの人でめっちゃタカ派軍人の人とかがいたとして「俺はランテ君の意見に賛成だ。セト副長とテイト氏はどれだけ犠牲を払っても助けるに値する人材だと思う。正直、雑兵の100や200程度の犠牲と引き換えに奪還できるなら安いもんだろう。お釣りがくる。セト副長とテイト氏の命はただの兵の命とは比較にならん価値がある。もし我が軍に彼らに代わる人材がいるなら切り捨ててもいいが。だから、いかほど犠牲を払っても奪還すべし。ただの兵など死んだらまた補充すればいいが、あの2人の才は希少だ」って言ったら、ランテはどんな風に思うだろうか……。
ランテが望んだ「論」だけど、これを聞いても多分「やった、俺に味方してくれる人がいた!」とは喜ばないんだろうなぁ……。中央のやり方に似てきちゃうんですよね。これが。上のような意見が出ないあたり、サードやフィレネはそれほど冷徹ではないように思います。他の読者様とifさんがコメントで仰っていたように、モナーダもサードもフィレネもセト、テイト、ユウラを助ける為に自分の兵を犠牲にするわけにはいかないという思いがあるのでしょう。
上に書いた話、致命的な弱点があって、1つ前の「それでも」の回でナバが「副長の性格を考えろ。北の軍に死者でも出してみろ。あの人、たとえ命が助かっても北に戻らなくなるぜ」って言ってた通り、大量のモブ兵士を死なせてゴリ押しで助けたとしても、特にセトなんかはそんなことで助かったらもう白軍で気持ちよく仕事ができなくなってしまうんですよね。中央にいる今のセトにしたって、もう頭の中めっちゃくちゃで精彩欠きまくってる感が凄いので。
だから結局、上に書いた案は実行したとして、期待する結果が返ってこないので現実的ではないのです。セトのメンタルぶっ壊れてパフォーマンス発揮できなくなるのは自明の理なので。いや、心を壊してこそ思うがままに利用できる!ってなると、いよいよ中央と同じになってしまう。
ああ……、めんどくさい人だな、セトって……。
やっぱ新人っていうそれほど責任ある立場になく、光速使えてフットワーク軽いランテが、デリヤやナバみたいな若い衆と組んで別動隊で動くのが最適解だわ。あの2人も乗りかかった船でやる気になってくれてるし。
トウガの民間人の避難要請、フィレネが気取られたくないから貴族街まで軍を進めてからにしてほしいって言ってましたが、総会で中央が東と北の兵でルテルを防衛しろって命じた時点で中央は「お前ら中央に反旗翻したいんだろ? こっちに兵を向ける絶好の口実与えてやるよ! オラ、挙兵して攻めて来いよ! 来いやオラ! 来いや! 白獣召喚の準備して待ってるからよ! かかってこいやぁ!」って心構えだと思うので、民間人は速攻逃がしちゃってもあんま変わらないと思うんですよね。
ただ中央の防衛隊の連中はどーせルテルの民を避難させようだなんてこれっぽっちも考えてない(むしろ白獣召喚してルテルごと何もかも消してしまおうと思ってるっぽい)だろうし、逆に中央が民を白都に留め置こうと避難の妨害をしてくることも考えられるので、「連合軍の攻撃意思を悟られないようにする」というより「白都の民の避難を連合軍でエスコートする。みんなのパニックを抑えて人流を整理するのと、もし中央が民の避難をやめさせようとしてきた場合は連合軍の兵が民を援護する」という理由で、避難開始を連合軍が貴族街に入るタイミングに合わせるっていうのは良いやり方だと思います。
作者からの返信
サクットさんが思われたようなことは、私もとても思うんです。
セトもテイトも希少価値が高い人材で(それぞれの価値を本当にじっくり見極めていてくださって、とても嬉しいです! サクットさん支部長とか向いてらっしゃるかも、と、いつもいただくコメント見て思います。どうですか、西辺りの支部長を一つ)。
セト自身は複雑でしょうけど、やっぱり彼の一番の強みって癒し手であることなんですよね。もしそれがなければ、無理してまで取り返す価値があるかというと、実際はそうじゃない気がするんですけど、癒し手なら何人か兵を犠牲にしても、将来的にそれ以上の人命が救われる可能性が高いので、冷徹に天秤に載せたら救うべきなのだろうと思います。
テイトもまた、仰るようにそこらの呪使いでは替えが利かない存在なので、ぜひとも救い出したい人ですよね。彼の場合は新しい技術を生み出していける発想力も強みで。きっと天才肌なんだろうと思います。当然、努力だってめちゃくちゃしてますけども。
そうなんですよね。大局的に見れば、100や200の犠牲で代えられるのなら、二人を奪還するべきだというのはその通りで、もしそういう意見を言う人がいれば、もう少しあの場でも議論が揺れたかなと思います。
それを聞いていたらランテは……そうですね、ランテって割と強かなところもあるので、その理論自体は気に入らないと思うんですけど、その場ではその人の力を借りて後押しをしてもらっておいて、本番で犠牲を出さないようにセトとテイトを救いに行くのかなと思います。めちゃくちゃ燃えそうです。笑
モナーダは自分の兵を大事にする気持ちも強かったと思うんですが、それ以上に多分セトの立場を考えてしまって、テイトを救うことが現実問題難しく、セトだけが救われてしまったらそのときの彼の心境は……と思うと、倒してあげた方が、となってしまった部分もありそうです。
サードやフィレネは、やはり立場上自軍の兵を重んじなければならないので……もしセトやテイトが西や東の人間なら、一考はした気がします。
セトが面倒くさいのは本当にそうです。軍人向きの性格してないんですよね、根本的に。
特に立場のある人間は、どんな目に遭っても心を痛めている場合じゃないんですけど、そうやって何かと情を捨てきれる人間じゃないので、当然本人は苦しむし、それだけでなく周りもちょっと苦心するところはあると思います。それこそ今回のように。
中央にいる段階で、セトがああいう状態なのはもう、やっぱりユウラとテイトの件が大きいんですよね。二人は死んでないのにああなので(セトの中で二人の価値が他より重いのはありますが)。
冷静ならかなり頭が回る人なんですけどね。追い詰められると視野が狭くなっちゃってもう。
この会議、たとえばユウラとテイトだけが捕まっている状態でセトが参加していたらどうなったかな、って考えるのは少し楽しかったです。笑
そうですね。結局のところ、同じ志を持ってくれている人たちを集めて突撃するのがいい気がします。ナバもデリヤも雑兵とは比べ物にならないほどの力の持ち主ですし、そういう人間が集まれば可能性もゼロではなくなっていきますし。
フィレネは、多分白獣の早期召喚を嫌がったんじゃないかなと思います。貴族街の人間が早くから逃げ出したら、もしかしたら連合軍がもう攻めて来たと勘違いして召喚士が早速召喚をしてしまうかもしれない。そうなると市民たちが大混乱になって、そちらに被害を出してしまい、後に禍根をより残しそうですから……
ですね、もし中央軍がたとえば市民の虐殺とか妨害とかを始めようものなら、連合軍が傍にいた方が都合がいいのもそうですね。
この辺り深くは書かなかったんですけど、それでも混乱は多少あって、集団自決したりした家庭もあるみたいです。なかなか、全部を救うのは難しいものですね……
サクットさんからいただく感想は、私自身勉強になるところもありますし、作品を深めようと思えるきっかけになってとてもありがたいです! いつも丁寧に読み込んでくださってありがとうございます!
編集済
緊迫した雰囲気の作戦会議の中で、出てくる意見に一喜一憂するランテは人を守るために戦うけど、戦いに向いていない人だなと改めて感じます。
会議を聞いている限り皆頼もしく、磐石に思えますが、戦いの最中何が起こるかは未知数です。
ベイデルハルクたちが何も知らないとも思えないですから、油断せずに次回を楽しみにしています。
作者からの返信
元王国民たちは割とランテに似たところがあって、戦いに向いていない人たちが多いんですよね。そもそも戦う必要がないところで育ってきたからだと思います。
その点、今の世界に生きる人たちは、昔から黒獣なり黒軍なり、戦う必要のあるところで生きてきたところがあって、根本的な育ち方に違いがあるところがある気がしています。
計画に関しては、かなり綿密に立ててはいますが、仰るように何が起こるか分からないので、臨機応変に動いていきたいところです。
はい。ベイデルらが何かしでかしてくるのはまず間違いないので、しっかり警戒していきたいですよね。
ご多忙の中、毎度読みに来てくださってありがとうございます。本当に感謝しております。
トウガさん、何者なんだろう。軍人と民間人の境界点のような位置から全体を俯瞰して把握している感じ、元々名のある人物だったのではと思ってしまいます。
困っちゃった顔とか、たぶんにやけそうになったのかな、思ったことがすぐ顔に出るところ、緊迫した状況でもランテは素直だなぁと(笑)
中央側が一部の門を壁に替えたりしているので、動きがシンプルになり、本当に力比べになりそうだなぁとは思うのですが、特に中央上層部(黒幕ズ)がどう動くのかはここまで来ても心配で。ランテは最近やっと記憶を取り戻したわけですけど、向こうはランテもルノアもずっと前から知ってるわけですし……ねぇ。
ランテを中央に奪われるな、の共通認識は確かに大事ですが、彼の場合は本人の意志だけでなく女神様の意向でも思わぬ方向に動いてしまいそうな気がしますし、最終的にはなるようになるしか。
女神の力を制御して振るえるようになれば、大きくアドバンテージ取れるだろうとも思いますし、期待してます。がんばれランテ!
作者からの返信
トウガ、とても落ち着いているように見えますよね。彼は生まれに恵まれず、何者かになれるはずだったのに何者にもなれていない人の一人です。
多分、やろうと思えば中央本部に入って、それなりに出世することはできていたと思うんですよ。
でも、なまじ物が良く見えてしまうゆえに、それを望まないままに来たので(腐敗した中央本部での出世が何になるだろう、という考えだったようです)、使用人に落ち着いているのだと思います。
ランテ、本当に素直ですよね。ポーカーとかやったら、絶対に勝てなさそう。笑
そうですね。おそらく戦闘は正門一点で、力比べになりそうです。
一部の上層部さんたちは、一人いればもう文字通り一騎当千というか、それ以上かもしれない力も持っている訳で。
彼らがどうするか、どこまで戦うかが今回の作戦の命運を左右することになりそうです。相手次第というのも、恐ろしいものですが……
はい。相手方はランテのこともルノアのこともよく知っているから、出し抜くようなことはできないでしょうし、むしろ向こうに何か仕掛けてこられないか警戒したいところです。
いやもう、本当にそうで。女神様が何もしなかったとしても、ランテが「こうしなさい」と言われたことを守れるかも怪しいです。笑
本当に、もっとランテも女神の力を使えるようになるといいんですけどね。まだそのレベルには至れていないようで。
時間がかかるかもしれませんが、彼にしかできないことってたくさんありますから、ランテにももっと強くなってもらいたいです。しろさんに激励もしていただいていますし!笑
いつも温かいコメントをありがとうございます。本当に元気をいただいています。
具体的な作戦が決まっていくと、いよいよだなという緊張感が高まってきますね。
ランテとセトの戦いは避けられないのかもしれませんが、どうにか皆が悲しまないような結果を勝ち得てほしいです。
作者からの返信
彼らの中にも、少しずつ実感がわいてきている頃合いではないかなと思います。
何もかもが計画通りに行くことはないでしょうけれど、少しでも被害が少なく、良い結果が得られればと私も祈っています。
そこ二人の戦いは、なんだろう、私としてはそれほど危機感を抱いていないのがあります。
セトの方はともかく、ランテの方が彼を殺してしまう、ということはきっとないだろうと思っているからかもしれません。なんだかんだ、私はランテを信頼しているみたいです。笑
いつも読んでくださり、本当にありがとうございます。たくさん支えられています。
ランテさんを中央に渡してはいけない。
確かに重要なのだけど、
先にセトさんを倒そうと考えているランテさんにとってちょっと痛い発言だったかな。
単独行動がしにくくなりそう。
光速があるし、フィレネさんが止めようとしてもいってしまいそうだけど。
トウガさんはちゃんと色々なことを考慮にいれている優秀な方ですね。
中央のゴタゴタが終わったら、上に登用されてほしい。
次はいよいよ戦闘開始でしょうか。
楽しみに待ってます。
作者からの返信
そうですね。これを言ってしまうと、やはり皆ランテを守ろうとして動くようになると思うので、ランテにとっては言わないでほしかった言葉だろうなとは思います。
でも、やっぱりランテ危なっかしいので、ミゼも言う他なかったのかなと……自分だけで彼を止められるか分かりませんから……
はい、彼も【光速】使えて良かったとちょっと思っていると思います。笑
トウガ、はい、この方できる人なんです。今回は少し、腕が鳴っているところもあるんじゃないかなって。
彼の能力に、穏やかな主人の使用人というのは役不足でしょうから……本当に、上に登用されて欲しいなと思っています。
戦闘まではあと二話いただきますが、もう大分近づいてきました。長かったなぁ。
いつも読んでくださってありがとうございます。大変励みになっています。
ナバはよく頭が働きますね! セトのこともよく分かってる。でもって、先に【光速】を使ってセトに会いに行け、って、なるほどな作戦です。フィレネさんよりも先にセトを説得、もしくは力で捩じ伏せるということですね。
セトがどうなっているのか、心配です。ユウラのことが効いているのだろうとは思うのですが……。確かにセトなら、自分のとこの軍から死者(もしかしたら他の支部の人でも)を出したら、助かっても北に戻らなくなる、って、本当に言われてみればそうですね。セトならそうしてしまうかもと思いました。人質取られてたから仕方がなかった、とは自分に言い訳できない人なんですよね。
ランテに解放を示してくれたナバ、すごくできる人! フィレネさんがなんだかんだ言って手元に置いているのも分かります!
ああー、捕まっているのがセトたちだから……というのは、これまでの生き方の成果ですよね。日頃の行いが、というやつ。これ、けっこう重要なものですよね。私たちのいる現実世界でも。肝に銘じたい。
うーん、ベイデルハルクはどこまで戦うつもりなのか、そこが問題なんですね。ベイデルハルク×ルテルアーノは、やはり勝てない可能性が高いほど強いんですね。
デリヤがこちらの聞きたいことをズバっと聞いてくれたお陰で、ルノアの見解が聞けて嬉しいです。それでも勝てるかどうか微妙、というのは、ルノアにとっては言いにくかったでしょうが……。厳しいことが分かっていれば、また次の手を考え付くかもしれませんよね! ひとまずはセトたちを助けて白獣を出させないようにして、中央を抑えてしまわなければ、ですね。
会議シーンでは、作戦を改めて確認できました。こういうシーンは有難いです。
フィレネさんのてきぱきとした采配に頼もしさを感じます。
ランテのことも、あの時、フィレネさんに勝ったことがここで生きてくるとは! ランテが戦力になると思ってくれているのは、我が事のように嬉しいです(^^)! これも日頃の行いが、というやつですね! 思わず頬を緩めそうになりましたか、ランテ。仕方ありませんよね、嬉しいもの。
トウガさんはさすが、非戦闘員のことも考えてらっしゃった。こちらに丸投げするのではなく、一つ、二つ提案するの、賢い人だなぁと思いました。
いよいよ決行が目前ですね。希望への前進だと信じています!
作者からの返信
ナバ、頭がいいだけではなくて人を良く見ているところがすごかったりします。人の気持ちにも敏感なんですよね。
フィレネは必ず倒しにいってしまう。だからランテは、それより先にセトをどうにかする必要があります。
セトに一番大きなダメージが入ったのはユウラのことですが、テイトのこともありますし、それ以前にも積もり積もったものもありそうです。何にせよ思わしくない状態なのは確か……
セトのその気質は「面倒くさい」と他の方にも称されてしまったんですが、そうなんですよ……自分への言い訳が本当に下手な人なので、死人を出してはいけないのは間違いないです。
フィレネがナバを手元に置きたがるのは、はい、なんだかんだナバが優秀だからですね! 素行が悪くてもちゃんと結果は出すから、多少は目をつむってくれています。
私がもし人質に取られても、私のために身を砕いてくれる人はあまり……と思うとちょっと生き方を考え直さないと、と思います。最近気が抜けがちだったから余計に頑張らなければ……笑
ベイデルハルク自身の強さに加えて、ルテルアーノがミゼよりも多く精霊を抱えている部分があるので、現状あちらが有利です。
ランテがベイデルハルクを圧せるくらいに強くなれればあるいは……相手を上回るために必要なのは、もうミゼ以外の戦力なんですよね。みんな頑張らないといけません。もちろん白獣の召喚阻止もです。
この後もなんですけど、結構会議のシーンが多くてどうしようって思っていたんですが、有難いと言っていただけたならよかったです!
ランテはとても素直なので、すぐに感情が表に出てしまいます。でもだからこそ信じられることも多く、素直なことって悪いことじゃないのかもしれないなと、この作品を書き始めてから思うようになりました。
トウガ、控えめながら必要なことはすぱっと言える人です。うちに欲しい人ナンバーワンかもしれません。器用そうだし……笑
これから中盤最後の山場がやってきます。この辺り私も緊張して書いておりました。たくさん読んでくださってありがとうございます!