応援コメント

【Ⅳ】ー2 軍議」への応援コメント

  • それぞれの自己紹介が、なんだか面白いです。やっぱり自分の支部に自信がある人が多いですね。
    ルノアが皆を前にこれまでの経緯を話すシーンは、固唾を呑んで見守ってしまったというか、ドキドキしました。彼女なりに考えて行動してきた結果ですものね。でもこうしてランテと出逢って、各支部のメンバーが集まって中央を倒す軍議をしている。何事も時機というものがあって、それが今なのでしょう。各支部の力もあり理解もある者が出てきて、ランテがいて……この時機を逃さないでやり遂げてくれることを祈っております!

    セトが……。うぅ、セトと戦うことと前提に、やはり軍議は進むのですよね。フィレネさんの言うことも尤もです。そうなんですけど、辛いです。彼女の的確なセト攻略法には感心しましたが、セトはどう受けてくるでしょうか。ルノアがセトの呪力を捉えられないのが心配です。セトが、ランテたちが来ることを予測していることはあると思うんですよね。となると、セトも何か策を考えるかも? ランテたちと戦っているふうを装ってうまくテイトを助けにいかせられるような、何か……うぅーん、セトにも、フィレネさんにも、誰にも死んでほしくないのに……状況が苦しいですね。

    裏切り者がいるかもしれない問題も、怖い部分です。アージェはああ言いましたが、この情報が洩れる恐れもあるわけで。はっ、もしかして、裏切り者に聞かせるためにセトを倒すことに積極的な姿勢を見せたとか……、いや、考えすぎですか……。アージェの前向き発言、好きです。救われます。

    それにしても、モナーダさんやフィレネさん、サードさん、話を進めるのが早いし、慣れていらっしゃる。頼りになりますね。
    セトたちがどうなってしまうのか、ハラハラしております!

    作者からの返信

    組織の上に立つ人たちですから、自分が作ってきた組織だ、という自負がありそうです。
    ルノアはこれを話すのも本当に心苦しかったと思うのですが、仰るようにやはり時機もあったのでしょうね。動けるときと動けないときがある。時機を見計らったことって怠慢ではなく、利口な選択だったのだと思います。
    そしてそれが分からない人たちでもないと思うので……きっと大丈夫です。

    フィレネのこの冷徹な感じ、私はとても好きでして。敵は敵って割り切れるの、かなりの心の強さが必要ですよね。
    そして、そうですね。セトの方も何かを用意している可能性は高そうです。ぶつかり合って、皆が無事でいられるか……難しいことですが、何とかするしかありません。もう結末はご存じでしょうけども! すみませんお返事が遅くて!

    ランテの過去にもあったように、情報が洩れることほど恐ろしいことはありません。が、アージェの言うことも間違いではない。どこかでは割り切って進むしかないですよね。
    私も彼の前向きさにはほっとするところがあります。たまには、勢いでぶっちぎる!っていう考えの人がいてもいいですよね。

    ここに集った人たちはみな優秀な人達ですから、話し合いのテンポもとても速くてどんどん物事が進んでいきます。ランテ、置いて行かれないように頑張って!

    いつも本当に支えられております。こんなに長い物語を追いかけてくださって、ありがとうございます!

  • セトたちを救うことも考えたいランテと、あくまでも軍として動く皆。
    セトに出会えればなんとかなると思っている節を感じさせるランテに対し、セトを敵として見る各面々には明確な違いを感じます。

    3人を救う為に自分たちの兵を犠牲にするわけにはいきませんから、当然の判断ですよね。
    セトやユウラの実力を冷静に分析し対策を立てるのは頼もしく感じます。

    奇跡や情に頼って戦いはできませんから、ランテ諦めてと言うのが普通ですが、彼が何かやってくれそうだと期待してしまうのは、私が読み手目線だからでしょうね。

    私がこの軍議に参加する一人だったら、「ランテ諦めなよー」って言ってますもの(^_^;)

    続きをお待ちしています。

    作者からの返信

    良い意味でも悪い意味でもランテは甘いので(あの事件が起こるまではとても平和だった王国で育ってきたので、当たり前のことかもしれませんが)、軍人として長らく時間を過ごしてきた人たちと考え方が違うのは、ある種しょうがないところがあるのかなと思います。生き方が違ってきましたから……

    そうなんです。彼らにとって一番大事なのは自分たちの兵であって、民たちですから、仰るようにこれが当然なんです。

    ランテが自分の願いを貫くつもりならば、やはり彼が一人で(あるいはごくわずかな賛同者と一緒に)何かをするしかないのはそうで。
    やはり諦められる人ではないと思うので、きっと何かしようとしてくれるんじゃないかなと思います。それができるかはとりあえず置いておいて。

    私も、ランテを諫めていたと思います。「無理言うな」ってちょっと叱ったかもしれません。皆優しいですよね。

    いつも読んでくださって本当にありがとうございます!


  • 編集済

    「ですが今は、ルノアとお呼びください」
    また言ってる……。700年前、城を抜け出してランテの家に行くことになったとき、ランテが「ルテルアーノ」から適当に取って繋げたルノアという3文字が、彼女にとっていかに大切なものかが伝わってきますね。

    ここ数話で関わる人物が一気に増えて、物語がにぎやかになってきましたね!
    そして味方の戦力はと……、えーっと? 北1000、東1300、南400、西1500、モナーダ800で都合5000かぁ……。そして、ティッキンケム大監獄を占拠できれば、そこに囚われていた中央に抗う者達の加勢、更に監獄で人質を取られて仕方なく従っていた中央の人間の寝返りを期待できる。西が1500動員できるの意外だったなぁ。サードってこれまでの出番見ても極めて実利的かつ現実的な思考の軍人だからビッグマウスとも思えないし……。


    「証持ちの兵も戦わせるんですか?」


    ランテが深く関わるわけじゃないから本編では大きく取り扱わないと思いますが、防衛側の中央の指揮官が戦わずして降伏するか、奇襲で電撃的な早期決着を実現するでもない限り、おそらくティッキンケム大監獄攻防戦は、西が担当する以上、ラフェンティアルン大陸の戦史上において初めて戦略レベルで証持ち同士の大規模な白兵戦が展開されることになる。
    ワグレの戦いで、命じられるままユウラの槍に貫かれにいった証持ちのことが忘れられないのです。そんな兵同士の戦い。敵に対する恐怖も情けもなく、自らの痛みや死にも何も思わない、盲目的に命令に従い力尽きるまで戦い続ける心なき証持ち同士の殺し合い。AIで動く無人機同士の戦闘と違う点は、証持ちには人の血が通っているということ。おそらく、ティッキンケムは酸鼻を極める壮絶な戦場になる。
    でも、その流血の先にある戦果が、中央による圧政と弾圧で理不尽に監獄に捕われた人々の自由と解放だとしたら、それでもやるしかない。行くっきゃないです。
    おお! 偉大なる白女神ルテルアーノ様! あなたの洗礼を受けた白女神の子らが殺し合おうとしてるのです! 何とかして下さい! 何故沈黙されているのです!? もしかして寝てらっしゃるのですか!?
    信ずべきは白女神の加護か、それとも「兵を容易く死なせる気はない。嘗めるなよ、新人兵」と豪語するサードの用兵の手腕か――。
    しかし、本隊のルテル侵攻に先んじて、まさか西と中央離反の混成軍が緒戦の口火を切ることになろうとは……。事前に情報を得てない限りは、中央の指揮官達はもし支部が反乱を起こすとしたら東か北を想定してるはず。琥珀色をテーマカラーにした軍勢が攻めてくるのを見てティッキンケムの連中は度肝を抜くんじゃないでしょうかね。東や北ならともかく、まさか一番非力で中央恭順の立場を取ってた西が攻めてきたのかって。
    ティッキンケムの前哨戦、もし勝利して捕われてた反中央の人達を戦列に加えることができたらルテル侵攻隊の士気も大いに上がるはず。戦の今後を占う重要な一戦ですね。まあ大きくは扱わないだろうけど! でも証持ち同士の戦いって控えめに言って地獄絵図ですよね!(ワクワク)
    いやマジで面白くなってきました! 楽しみにしてます!

    作者からの返信

    外で「ミゼリローザ」って言われるとなんだか大変なことになりそうですから、何か別の呼称が必要なのはそうなんでしょうけど、別に「ミゼ」でもいいわけであって(まあ、ミゼリローザを敵視する西側で、彼女を連想させるような名前をつけることはほぼありませんが)。彼女はやっぱり昔からランテに支えられてきて、今もずっとそうなのだろうなと思います。

    最初中央に立ち向かおうとしていた人たちが四人だったのが、少しずつ少しずつ増えてきて、今となってはこんな数になりました。
    あ、そうなんです。ティッキンケムを落とすのって、そこに囚われている人たちだけでなく、人質を取られている人もまた救えるというのが大きいんです。
    西はもともと二千くらいぱっと動かせる兵がいて、強情な人(中央反発勢力)と気弱な人(中央従順勢力)と大体半分ずつくらいなんですけど、今の支部を実質サードが取り仕切っているというのが大きくて。それは周知の事実なので、彼、ちょっと手段的には強引な手も使ったのかなと思います。ほら、人事ちらつかせるとか……
    中央に対して弱腰な人たちも、最早自分が中央に戻れる状況にないことは基本的に理解していて、だから西で居場所を失うと稼ぎ口を失くすんですよね。
    実力的に「どこででも生きていける」というほどの力の持ち主でないことも大きく、結局サードに従うことにした、という人たちがそれなりの数いたのかなと。
    まあ大部分は証持ちなのですけども!

    そうなんです。ティッキンケム戦、どうしようかなと思ったんですけど、ごめんなさい、やっぱり大きく扱うことはなさそうです。大勢力になって来ると、どこを書いてどこを書かずにいようか本当に悩みますよね。話は先に進めたいけど書きたいことも多くってもう……
    ティッキンケムの守衛たちは、基本的にやはり中央から左遷された者たちが多いのですが、さすがにトップ付近はできる人が宛がわれています。今は違いますが、聖者クラスが宛がわれることも多いポジションです。
    反抗勢力を集めた牢に適当な人間を置いては、何かあったときが大変すぎますから……
    監獄長は恐怖で守衛たち(証持ち以外)を縛り付け、決して反抗心を持たないようにしている想定です。
    ただ末端の守衛は証持ちの方が都合がよく(命令絶対服従は決まった仕事をすればいい役割にはうってつけ)、証持ちの人数が多い点はやや脆弱な部分かもしれません。
    証持ちが多いのは西も同じなので、仰るように大規模な白兵戦になると思います。こうなると、指揮官の能力差が全てを決しそうです。今回の場合は、それだけでもありませんが!
    行くっきゃない。その通りです。頑張ってもらいましょう。
    「寝てらっしゃるのですか」笑っちゃいました。笑
    何も知らない中央本部の者たちは、そうやって女神に助けを乞い、裏切られて死んでゆくことでしょう。白女神、罪なお人ですね。いやまあ、本当に悪いのはベイデルハルクらですが、ルテルアーノも相当……
    サクットさんに「琥珀」と言われて、「そういえば山吹でなくて琥珀の方が呼び方綺麗だなって思ったっけな」と思い出しました。今回山吹を使ってしまった……くっ……やっぱりブランクは大きいです。ちゃんと復習しなければ。自作なのに!
    そうなんですよね。中央側は、西(と中央の混成)部隊が攻めてきたら、意外なのと、そして怒りも感じるかもしれません。これまで守って来てやったのにって。
    本当にティッキンケムがどうなるかで、今後の動きが変わっていくことは間違いありません。どうあっても負けられない。
    西の兵千五百というのは、練度はさておきかなりの戦力ですし、何よりもサードを失うことは絶対に避けないといけませんから。
    やってもらうしかありませんよね!

    激戦区編以来の山場が近づいてきました。気合入れていきます!
    本当に丁寧な感想を書いていただき、ありがとうございます! もう本当に頑張りたいという気持ちでいっぱいです。やるぞー!

  • 知っている仲だとしても、淡々に敵としてどう対処するかというところを考えていっているのが、さすが軍だなあと。
    対して、一人一人の情を大事にするランテさんはランテさんで貴重な存在ですけど、団体行動をする軍には合わないかもしれません。
    でも彼という存在がいないとここまでこれなかったのも事実ですし、なんとか彼なりに頑張って欲しい。
    ランテさんなら個人プレーをしても大丈夫な気がしますが。

    セトさんの状況はどうなっているのでしょう。
    ベイデルのことも気にかかります。
    続きを待ってます。

    作者からの返信

    フィレネの場合、知っていると策が立てやすくてむしろやりやすい、と思うところもありそうです。
    彼女は情がないわけではないんですけど、激戦区に程近い場所で副長をやっているだけあって、情の切り捨て方は既に学んでいるんですよね。
    そうなんです。情ってどうしても主観的なものだから、それを全員で共有はできないですもんね。
    だからランテの願いを達成するためには、仰るように個人プレーをするしかないところがありそうです。

    最近視点をランテから動かしていないので、その他の人間がどうしているかは全く見えなくなっていますよね。
    セトについては時々視点を飛ばすことがありますが(ランテ以外なら一番多いですよね)、ベイデルたちには飛ばしたことがないので、そっちを書いてみるのもいいなあと最近は思うようになりました。

    いつもすぐに読みに来てくださって、本当に励みになっています。ありがとうございます!

  • 各所の攻略について堅実な作戦を立てていく各支部長を見ていると、彼らが軍として実戦経験を積んでいて、的確な案を持っているんだなと実感させられますね。
    そんな軍議に波紋を投じる、セトさんの存在。敵として立ちはだかれば無視するわけにもいかないですし、今のセトさんの精神状態では何が起こるか不安です。当時多発の混乱が、良い方向への追い風になるといいのですが。

    ルノアは、重要な情報をここで開示するわけですね。ラスボスで黒幕がベイデル氏というのは明確にされたわけですが、記憶を奪った経緯を聞けば、ベイデル氏はあの時ランテに巻き込まれて消えた、ってわけでもなかったんでしょうか。
    やっぱり、ルノアだけが知ってる、ランテが消えたあと何が起きたかが気になりますね!

    いよいよもうじき、セトさんと対峙……。ルノアが接触取れないことも含め、彼とユウラの現状が心配です。

    作者からの返信

    ランテが感情論で自分の行動を決めていくのに対して、彼らはそれを別のところに置いて落ち着いて物を考えるので、やっぱりこうして話をすると視野が広がるところがあると思うんですよね。
    ここら辺は完全にセトが私の手を離れていて、私自身も彼が何をしでかすか分からない状態で書いていました。私も不安でした……
    勝負所になって来るので、ランテの動きももちろんですが、それ以外の人たちがどう事を運べるかにもよるところがあります。中央攻めが吉と出るよう頑張ってもらいたいところです。

    そうなんです。ルノアは色々とここで話はしましたが、まだ話せていない部分もあって。
    それについてはちょっと後で開示することになると思います。この作品、本当に「また後で」が多いな……

    久しぶりにランテとセトたちが顔を合わせられそうな方向になってきました。
    物語開始直後からやりたかった展開でもあったので、大事に書いていきたいと思っています。

    いつも読んでくださってありがとうございます! しろさんからいただくコメント、いつも楽しみにしております。