セトさんとランテ、お互いを思い合うからこその嘘がとても切ないですね。ここでルノアさんと合流できたこと、セトさんと連絡を取り合えたことは、希望への第一歩だと信じたいのですけど、セトさんの心の均衡が今にも崩れてしまいそうで、読者としては本当に心配です。
セトさんが準司令官になった(中央に組した)と聞けば、聡い人なら何が起きたのかはだいたい分かってしまいますよね。ユウラさんのことを知っても、ランテなら諦めずにいてくれると信じています。
作者からの返信
はい。両方とも互いのためにということではあるんですが、今は顔も見えないしで、中々通じ合うのも難しそうなのが相まって、少し切ないような事態になっています。
話ができたことと合流できたことそのものは絶対に悪いことではないんですけど、セトの方はかなり限界が近そうな感じ。どうにかなればいいんですが。
人質を取られているのであろうことは想像がつくでしょうし、兵の配置やらでセトの本気度を知れば、その向こうのユウラのことも、もしかしたら分かるかもしれません。でも、はい、ランテならきっと。
たくさん読んでくださりありがとうございます! いつも嬉しく思っています。
ルノアの過去の明るさを読んだだけに、今の哀しみが深いルノアにいたたまれない気持ちになります。ルノアが背負っているものは相当に大きく、そして暗いですね。ランテがすべてを思い出したとき、どうなるのかしら?今からドキドキです。
そしてセトは相変わらず頑固ですね!言わないし頼らない気持ちも分かりますけれど!セトひとりではどうにも出来ないというか、どうにかして欲しくないです。
ランテ&デリヤ&ルノアって、それぞれ得意分野が違って良いチームな気がします。ランテチームに、中央を突き破って欲しいです!
作者からの返信
昔のルノアは、むしろランテに近いようなところがあったんですよね。純粋で素直で……
今のルノアは変わってしまったところも多いけれど、変わらないところもあって。
辛く悲しいことばかりが彼女を覆っていたけれど、変わらずにいられたところを大事にして欲しいなと思っています。
ランテが思い出したら、またランテとルノアの関係も少し変わっていくんじゃないかなと……
セトはもう、本当にね……そろそろ周りを頼ることを覚えていかないとパンクしちゃいそうです。
頼り方が分からないのもあるのかもしれません。今までは割と一人でなんでもできてしまっていたから……
今までとは違った面子の人たちを書いていると、新鮮でちょっと楽しいんですよね(いつものメンバーが楽しくないというわけではないんですが!)
ランテチームというの、なんだか可愛いな。笑
頑張ってもらいます! 優しい応援を、ありがとうございます。そわ香さんの期待に沿えますように!
編集済
「彼、あなたでも止められると思います」ってセリフ、最初、ランテに何も教えず、首を振って拒絶してばかりでランテを危険から遠ざけ蚊帳の外に置こうとする彼女からは考えられない言葉だよなーって思いました。
ちょっと「ランテとルノア」の距離が「ランテとミゼ」だったときの距離にほんのちょっとだけ近づいたような気がして、なんか嬉しかったです。
ルノアの中でも何か思うところがあったのか、なんか腹をくくり始めたように感じました。
700年も長い時間、人を超えた寿命の時間を、耐えて意識を保ち続けて、ようやく会えたのは、プロローグで言ってたようにただもう一度会いたいだけなのかもしれません、とかじゃなく、正にもう一度、共に戦うためだったと信じたいです。
もし、ベイデルという巨大な敵を相手に、最善を尽くして頑張って、どうしても武運拙く敗れることになったとしても、今度は離れ離れにならず、最期まで一緒にいれたらいいんですけどね。
(……きっと、終盤になればルノアの心が氷解して、ランテにすごいデレるんじゃないですかねぇ……? 何百年でも何千年でも待つだなんてクソデカ感情を持ってるんだから)
作者からの返信
そうなんですよ! ルノア、ここまで言えるようになってきて。ようやく、ランテと戦う決意が本当に固まって来たんだな、というところです。ミゼ的距離になり始めていることも、気づいてくださって嬉しい……
ランテがてこでも動かないのはもう分かって、そういうのがランテだったなって思い出して(忘れたわけじゃなかったけど、どうしても罪悪感から自分が巻き込んだって意識が強くなってしまっていたんでしょう)、それで腹をくくることにしたんじゃないかなと思います。
きっと、サクットさんが仰る通りだったんだと思います。後悔を後悔で終わらせないために、今度はあのとき果たせなかったことを果たすために、なんじゃないかなって。
誓いが果たされたら消えるのが運命ですけど、まだルノアは消えていませんから。ランテと会うだけでは、駄目だったんですよね。彼女にとっても、ランテにとっても、これからです。
そう願ってくださってありがとうございます。私も、今度こそ、ランテとルノアには一緒に居続けて欲しいと思っています。過去には、悲しい別れとなりましたから……
ルノアデレ説、ちょっと笑ってしまいました。仰る通り、いつまでだって待つってくらい大きな感情を持っているので、デレてもおかしくないですよね! 中央編終わったらちょうど終盤になるので、ちょっとそれまでに考えておきます。笑
サクットさんは、本当に分かってくださる……昔からそうだった……ありがとうございます。また元気が出てきました。よーし、頑張って書くぞ!
セトさんはやっぱり頑固で、話が進まないからとりあえずは頷いた、みたい感じなのでしょうけど、ランテも頑固ですもんね。私としても、ランテがセトさんに従わなくってよかったと思います。
中央、特に大聖者がランテを危険視しているのは、彼なら何かを変えられるとわかっているからでもあるのでしょうし。今は記憶が不完全だとしても、切り札となるものはいつだってランテの中にあるんですよね。
まぁでも、セトさんはそれもわかってて、自分では力及ばない現実を直視したくない気持ちも、あるのかもしれないなって思いました。
ルノアもデリヤさんも、中央で起きていることを察しているようですし。上手い立ち回り方を一緒に考えてくれると期待します。
意固地になると良い結果にはつながらないので、セトさんには踏みとどまって欲しいですが、どうかなぁ……心配です。
作者からの返信
なんだかんだ頑固者同士でした。作品を書き始めた当初は、こんなに頑固者になるなんて思っていませんでした。二人ともです。やっぱり書いていくうちに変わっていくものなんだなあ、としみじみ。
そうですね。セトのあれってほとんど意地と強がりみたいなものですから、ランテが大人しく聞き入れなくて良かったなと私もほっとしています。
力及ばないことは、とっくに頭では理解しているんでしょうけど、仰るように直視したくない気持ちもあるでしょうし、後はやはりランテを守るために巻き込まれた二人のことを思うと、どうしてもランテだけは守り抜きたいという気持ちもあるんだと思います。
ランテが無事でいてくれたら、踏み躙られたユウラとテイトの二人も、少しくらいは報われるような気がするのかもしれません。気休めですけどね。
ランテの傍に比較的冷静な二人がいてくれたこと、私はとてもありがたく思っています。ランテ無思慮なままに突っ込むので。笑
本当に……踏みとどまってくれたらいいんですが、どうでしょうかね……セトさんとっても困ったさんなので。
たくさん心配させてしまってすみません。丁寧に読んでくださってとても嬉しいです! いつもありがとうございます!
記憶を消すかどうかの時に、ランテさんの言葉がセトさんに響いたのを思い出します。ランテさんの言葉もセトさんに届くよ。
デリヤさんはなんとなく何があったか察してそうだけど、
ランテがショック受けないように言ってないだけかな。
セトさんはなにか自分が犠牲になってもって感じでやらかしそうでハラハラします。
また続きを待ってます。
作者からの返信
すごく前のことを覚えていてくださっていて……ありがとうございます、とても嬉しい……
そうなんですよね。あのとき、セトはランテに言われて踏みとどまったので、ランテの言葉だってきっと届くはずなんです。
ランテに頑張ってもらうしか、もうないですから……ランテにかかる期待が大きいですね。
デリヤも洗礼までは読めていないかもしれません。大分痛めつけられたかな、くらいには思っていそうですが。ルノアの方は、多分洗礼かそれに近いようなことをされたんじゃないか、というのを察している気がします。
ただでさえもともと自分の身を削りがちなんですけど、今はそれに若干自棄が入ってますから、不安な感じですよね……
どうにか冷静さを取り戻して欲しいものです。
いつも続きを待っているというお言葉、ありがとうございます。大変励みになっています!
セトの発する言葉が辛くて、聞いているこちらも苦しくなります。途中ルノアに助けを求めるように話を振るところは、必死すぎて見てられません。
「一人じゃどうにもならない、協力が正直助かる」の言葉に、一瞬本音を洩らしたかと思いましたが、ランテを力ずくでも止めるの言葉に無理矢理力をのせる、彼らしさを感じると共に不安も募りますね。
「生きてはいる」 「もう誰も捕まるな」この言葉、状況を知っている人間からすると重く響きます。
ルノアはもちろん、デリヤもユウラたちの身に何が起きたかは大体、察したようですね。その経験、鋭さがないのがランテにとっては幸せなのか、後々真実を知ったときの衝撃を考えると辛い展開が……などと考えが堂々巡りしてしまいます。
でもルノアの言う、ユウラじゃなくて、ランテでも止められる。この言葉は大きな希望になりそうですね。
作者からの返信
ユウラの精神とテイト誇りを犠牲にしてやっと守ったランテ、という意識がセトの中には強くあって、だからこそどうしてもランテを危険にさらしたくないんだと思います。
ルノアはきっと味方をしてくれると思ったんでしょうけど、当てが外れてしまいましたね……本当に、この辺りのセトは痛々しくて、私も書いていて苦しかったです。
この辺りのセトはとても不安定で、言ってることがあっちにいったりこっちにいったり、ということも多いです。もしかしたら彼自身ももう、自分の本音が分からなくなっているのかも。
はい、ランテが強いのは鈍感力によるところもあるんでしょうけど、いつか必ず現実を知らなくちゃいけないことがやってきます。予想をしていて長くゆっくり苦しむ方がいいのか、いきなり現実を突きつけられて突然大きくショックを受ける方がいいのか、それって難しい問題ですよね。
はい、もう今はランテしかいないんじゃないかな、と思います。ランテに急いで中央に行ってもらわなきゃ……皆をよろしくね、という思いです。作者ですが。笑
いつも優しいご感想をありがとうございます。心を痛めながら読んでくださるのが申し訳なくて、早く明るい展開にしたいといつも思っています……
デリヤは勘がいいですね。中央のやり方をよく知っているからですね。
ルノアもセトたちが、ユウラたちがどうなっているのか、良くない(おそらく当たっている)想像はできているようです。
本当に、なんともしがたい状況ですね。ユウラのことをきっとセトは未だ心の中で処理しきれていなくて、堪えすぎているんですよね。きっと、ずっとユウラを護るためにも傍に置いているはずですし、そうしたら嫌でも失われた現実にが目に入るんですから……。
でも、ランテの言うように、『誓う者』にはなって欲しくありません。ユウラのことを諦めないことと、『誓う者』になることはイコールではないと思うんです。ユウラが元に戻った後のことを諦めないでいて欲しい。ユウラのためにも。それに、セトを慕っている皆のためにもです。あーこの気持ち、セトに通じたらいいのになぁ……。
途中から形成逆転しちゃいましたね(;'∀') ランテが押されてる。うーここはさすがセトです。
ルノアが言うように、ランテがセトを留めてくれたらと願います。
「ああは言ったけど、オレは行くよ。じっとなんてしていられない」
そう来なくっちゃですよランテ! もうここまで来たら引き返せなんて私も言いません。ルノアが町まで同行してくれるのは心強いです(^^)
作者からの返信
デリヤはそうですね、結構勘も優れている方だと思います。自分も中央で痛めつけられた人間なので、想像がしやすかったのもあるでしょう。
はい、セトは全っ然処理はできてません。一旦もう心を停止させなきゃ立っていられないので、あのままの状態で冷凍保存したような感じです。きっと向かい合うことなんてなかなか……何年かかかっても難しい気がしています。
ただ、そうなんです、そういう状態のユウラが傍にいる以上は現実から目を背けられない。残酷ですよね。
もう本当にセトは困ったさんで……保紫さんの仰るようなこと、分からない人間ではないと思うんですけど、あえて分からないようにしているというか……その辺がもうほんとーに困った人です。
結局言いくるめられちゃいましたけど、でも大丈夫です。口で負けてもランテは諦めるタイプではありません。笑
ランテとルノアとデリヤ。異色の組み合わせになりましたが、この状態で突き進んでもらいます。書いていてとても新鮮でした。笑
丁寧なコメント、いつも本当にありがとうございます。