応援コメント

【Ⅰ】-1 失敗」への応援コメント

  • 過去のランテとルノアの記憶を垣間見られるのは、この緊迫した状況の中での清涼剤のようです。ちょっとルノアは自分の置かれたお城での状態に不満がありそうですけど、ランテと夜の町を歩いて、他愛のないことを話して……幸せな光景だなぁと思います。子供っぽく笑うルノアも、可愛いですね!

    イッチェにもメイラにも、言いたいことはあるようですね。まさかイッチェの弟とメイラが恋人同士(でしょうか?)だったとは驚きでした! メイラはテイトよりも強い力の持ち主なんですね。となれば、相手にするには強敵ですね……。できれば協力して欲しいなぁ……。戦わずに、手を携えたいです。ルノアがそう望むように。

    それに更に驚きましたよ、メイラたち黒軍は、白軍の指揮官が変わるごとに停戦の使者を送っていただなんて! もっと前から、和平を訴えていただなんて! 内に入らなければ見えてこないこともあるんですね。確かに何度も和平を蹴られて、挙句死者が殺されたとなれば、メイラたちが恨みを募らせることも納得せざるを得ません。
    それでも言葉を尽くそうとしたランテは、なんとか頑張ろうとしましたよね。ランテのその意気込みが、きっとイッチェを動かしてランテをここまで連れてきたのでしょうし、ここでメイラに促してくれたのも、ランテにこの話を聞かせたかったからなのではと思います。

    ああ、ランテの言葉は二人に届くのでしょうか。気になりますっ。

    作者からの返信

    記憶を差し挟めながら書ける展開にして、本当に良かったと思っています。辛い展開ばかりだと私の方も辛くって……
    そうですね、城の中には外から見えない苦しみなんかもたくさんあるんだと思います。でも、今はランテと会えますから、楽しく過ごせているはずです!

    メイラとイッチェにはそういう繋がりがありました。イッチェの方がメイラを放っておけなくて志を共にした、というのを考えています。
    メイラとテイトは技術そのものについてはほぼ互角なんですけど、闇属性の強さがあってメイラに若干軍配が上がるかな、という感じでしょうか。直接対決をしたらどちらが勝つかはちょっと分かりません、というレベルではあります。
    本当に、手を携えられるのが一番の道なんですが……メイラもなかなかに頑固ですから、ね。この作品本当に頑固な人が多いな……私頑固だからでしょうか……笑

    実はそうでした。黒軍サイドは何度も働きかけを踏み躙られているので、我慢の限界も来たのでしょうね。
    だからこそなかなか難しいところではあるのですが、ランテにしか言えない言葉があると思います。彼が仲立ちになって皆を結び付けてくれたら……

    いつも祈りながら読んでくださって嬉しいです! ありがとうございます。

  • ちょっと不思議に思ったのって、メイラ達って、激戦区では戦わないんですよね。スフィリーナのときも、エルティのときも、あのランテ達が見た、何もかも一晩で元通りになる不思議な丘で、敵の軍人だけを相手にするのではなく、市街地に潜り込んで敵地の非戦闘民を巻き込むようなやり方を行う。Ifさんは「黒軍過激派」ってブログで書いてましたけど、メイラ達は明らかに戦略の中で「白軍」ではなく「白の民」を攻撃目標に組み込んでますよね。
    戦略的な意図もあるのかもしれないけど、多分メイラがそういうやり方を望んでいるってのが大きいんでしょうね。

    メイラ達は激戦区の聖戦のルール(所詮は正式な取り決めのない不文律なのでルールもクソもないでしょうが)を逸脱したことをやってるんですよね。そもそもスフィリーナやエルティの襲撃って黒軍の正式な軍令によって行われてるのか? もしかしたら黒軍の中でもメイラ達は「困った人達」な位置付けなのではないか? そもそも彼女達は軍属なのか? 正規軍人ではない現代で言うところのいわゆる「テロ組織」的な人達なのでは? 謎が多いですね……。

    ただ、メイラ達がこういうやり方をするようになったきっかけは、先に白軍が停戦の場でお手つきをしたから。まあ、最早こういうのってどっちが先にやらかしたとか、水掛け論になってしまいますよね……。

    作者からの返信

    そうですね。メイラもメイラなりに、一応多少弁えて動いているのもあります。
    自分たちは正規軍ではなく、勝手に動いているんだというのを示すために、激戦区では戦わないんじゃないかなと思っています。
    正規軍と間違えられて不文律とかを破っちゃうと、後々面倒くさいことになりますから……いやそりゃもちろん、白の民を攻撃するのだって良くないんですけどね……
    あとは仰るように、戦う意志のなかった人間(使者)が殺されたわけですから、同じように戦う意志ない人間を殺してやる、という暗い感情もあるのかも……

    前述したように、メイラは勝手に動いています。察していただいたように、テロ組織みたいな感じですね!
    ですから、黒軍にとっても「勘弁してくれ」って思っていると思います。
    白の民からしてみれば、戦いに来た黒の民=黒軍って認識があるので、勝手に黒軍過激派って呼んでいますけども。

    白軍の上層部たちも、メイラたちのことは面倒だけど今のところさして力も持っていないし、捨ておいている感じですね。本部に反目している支部を襲ってくれるならそれはそれで役に立つ、くらいまでは思っているかもしれません。

    色々と考えてくださって、本当に嬉しいです。

  • ルノアには、逃れる先が必要だったのかなぁ、と。それが精神的な面での逃避先か、本当の意味で何かしようとしていたのかまでは、わからないのですが。
    ランテのご両親に会いたがるのも、ただの好奇心以上の意志が感じられますよね。

    身内が関わることになると、やはり感情が先立つわけで。思った以上に交渉は難しそうですね。それでもイッチェの口添えは意外で、彼もランテの話から思うところはあったんだろうなぁと。
    中央が戦いを止めたくないのには理由があるのでしょうし、そこにはルノアさんと大聖者の関係も関わっているのだろうと予測しますが、黒の民側はどこまで王国説や関わる真相を知っているのか気になるところですよね。

    作者からの返信

    広くはあるけど、その中だけで生きていくにはあまりに狭い城の中に、これまでルノアは閉じ込められていましたから……
    今はランテが精神面での逃避先にはなってくれていますが、そうなればなったで、今度はもっとが欲しくなってしまったのかもしれません。
    そうなんですよね。ただの好奇心ではないと思います。自分の置かれている状況が異常であることを確認したかったのかな……いや、それよりは狭い世界を広げていきたかったのかな。

    失ったものが大きければ大きいほど、それを奪ったものが憎くなりますものね。
    中々難しそうではありますが、イッチェは少しランテに寄ってくれている感はあるので、ここら辺が糸口になればいいんですが。

    中央がどうしてこんなことをしているのか、まだ明らかになっていないんですよね……物語が折り返しを過ぎたというのに、まったりしすぎている!
    黒の民側についてはまだ深く掘り下げられていませんし、あれ、まだまだやるべきことがたくさんあるな……いや分かってはいたんですが!

    少しずつ少しずつ、風呂敷をたためるように書いていきたいと思っています。

    ご多忙の中来てくださり、ありがとうございます! 頑張りますね。

  • ランテの母が服屋に行くと長い時間迷って、日暮れまで帰ってこない。
    ランテの着る服も母が選んでいるところ。

    すごく一般的な、母と息子って感じがします。服を選ぶのが好きな母にうんざりしている感じが、息子ですね。

    過去と現在で進んでいくランテの話は、今のランテに頼もしさを感じると同時に、こうならざる得なかった、母親にうんざりして困ってそれが幸せとも気付かないくらい幸せではいられなかったのかな、とも感じて少し切なくもあります。

    説得が簡単にいくとは思っていませんでしたが、メイラを説得するのは一筋縄ではいきそうにありませんね。

    ランテとメイラの会話の端々でみせるイッチェの言動が気になります。いきなり本命へいくより、まずはイッチェから、周囲から攻めていくのもありなのかなと。

    作者からの返信

    これ、私自身も感じた覚えがあります。母の買い物に付き合わされると長い、というのは、うちの家では暗黙の了解というか暗黙の覚悟というか。笑
    でも、自分の服もでしょうけど、子供のためにも一生懸命時間を割いているあたり、子を思う気持ちの強い母だったのだなと思います。私の母も、ランテの母も。

    物語的に、過去に何か起こっていることはもう伝わってしまっているので、どこかに不幸の影のようなものがちらついてしまうのはありますよね。ただランテは強い子なので、前を向いて頑張ってくれると思います。

    メイラ、失ったものが大きいですからね……
    仰るように、イッチェがなんだかちょっとランテ寄りな言動をすこーしだけ見せているところがありますよね。
    彼を説き伏せることができるかどうかは定かではありませんが、取り付く島もない、と言う感じではなさそうなので、ありかもしれません。

    いつも丁寧に読んでくださり、ありがとうございます!

  • ランテさんとルノアさんがデートみたいでいいな。
    この後のことを考えると、ルノアさんの夫は……。ランテさん横から強奪してしまえとか思います。

    すぐに納得はしてもらえないですよね。
    送った和平の使者を殺すだなんて、中央のやることは惨い。
    白の民の中にも平和を望むものをがいるとわかっていても、これまでしてきたことが尾をひきますね。
    なんとか心変わりさせてほしい。

    作者からの返信

    楽しそうにしていますよね。
    そうなんですよね……「妻」のことをずっと覚えてくださっていて、とても嬉しいです。
    本当に。強奪できていれば。

    黒軍も、白軍の全容を見たわけではないと思うんですけど、やっぱり一部の衝撃が大きいと残り全部それと同等だと感じてしまうところはきっとありますもんね。
    このやり取りが少しでもメイラに影響を与えてくれるとよいのですけども。

    いつも読んでくださりありがとうございます!