【Ⅱ】-1 拒絶
グラスに三分の一ほど残った酒を、ランテは一気に飲み干した。氷がカランと鳴る。無色透明の酒は、エルティの酒場で男に奢ってもらった——結局一口も飲まなかったが——のとおそらく同じものだろう。最初に甘み、続いてかすかな苦味。飲むたび思わず綻んでしまう。まさかこんなに美味しいものだったとは。ちょうど横を通ったウェーターに、ランテは次の一杯を要求した。
「おかわりくださーい」
「はいよー」
酒場はずいぶん繁盛していて、ウェーターは皆目が回るほどに忙しそうだったが、ランテの声に即反応してくれた。
「お前何杯目だよ」
セトの半分呟きのような声に、ランテは記憶を手繰り寄せた。酒場に入ってからどれくらい時間が経っただろう。食事を終えて、注文するのが酒だけになってからしばらく。それでもまだまだ飲み足りない。
「何杯目だっけ? セトよりは飲んだと思うけど、まだ三くらいな気がする」
「五は飲んでる」
一人元気のないセトの傍で、ユウラとテイトはたいそう嬉しそうだ。
「あんたやるわね。まだまだいけそうじゃない」
「また飲み仲間が増えたね」
店員から新しいグラスを受け取りながら、ランテは二人に笑い返した。もっとも、セトが嘆きたくなるのは分からないでもない。ユウラもテイトも尋常な強さではなかった。かなりのペースでかなりの杯数を飲んだにも関わらず、二人とも顔色一つ変えやしない。少しばかり饒舌になったかもしれないが、酔っているとは全く言えないだろう。
「なんでこう、酒豪ばっか集まるんだよ」
溜息交じりに言ったセトの、ほとんど中身が減ってないグラスを見て、ユウラが少々意地の悪い笑みをした。
「セト、全然減ってないわよ?」
「そろそろ限界なんだけど」
「何言ってんの、まだ三杯目でしょ? さっさと飲んで次いくわよ次」
「そうそう。今度いつ飲めるか分かったものじゃないんだから」
ユウラに乗ったテイトに、さらにランテも乗っかった。
「セト、もうちょい飲まない? せっかくだしさ」
「ランテもそっち側か……」
セトは断りきれずに渋々グラスを傾ける。限界などと言っているが、顔色を見る分にはセトもユウラやテイトと変わらない。もちろん、飲んだ量は倍以上違うけれども。
「まだまだいけるわね」
「今日回り速いんだって。この酒絶対強いだろ」
「前飲んだのよりはちょっと強いかもね。あんまり変わらないよ」
言ってから、テイトはまた新しい酒を注文した。ユウラもついでに頼む。二人はもう何杯目になるか数え切れない。こうなると会計が不安になってくるが、大丈夫だろうか。
「際限ないな。なんで酔わないんだか」
セトが零すが、二人は笑うだけだ。やはりまだ限界には見えなくて、ランテは横から口を挟んだ。
「でもセトもまだ全然平気そうに見えるけど?」
「うん、ランテ、その調子。どんどん飲ませよう」
楽しげなテイトを恨めしげな半目で見て、セトが言う。
「あのな、知らないなら教えるけど、二日酔いって辛いんだからな? 一日中ひどい頭痛に苦しまされるオレの身にも」
「癒しの呪で治せないの?」
ふと浮かんだ疑問に、ランテはセトを遮って尋ねた。今度はランテが軽く睨まれる。
「治せたら苦労してない。最後まで言わせろよ。お前も強敵だな、ランテ」
セトに強敵と言わせる、こういう機会は珍しい。今の間に、これまでの実戦演習の報復を——いつもセトにはランテが追えるギリギリの速さでじわじわと追い詰められ、ひどく疲れる——しておこうと考えて、ランテはにやりと笑った。
「そう?」
「お前はそんな飲めない方だと思ったんだけどな」
ユウラが酒を仰いでから、止めを刺すように言った。
「諦めなさい。多勢に無勢、無駄な抵抗よ。勝ち目ゼロね」
「そのようで」
観念したように答えたセトは少々気の毒に見えたが、助け舟は出さないことにする。その後もみんなとの会話を楽しみながら、ランテは次々グラスを空にしたが、一向に酔う気配はなかった。
ユウラとテイトは、セトが「容赦ない」と評した通りだった。無理強いはしないが、そのせいではっきり断ることができず——そういう意味では無理を強いられるより辛い目に遭っているかもしれない——結局セトも結構な杯数飲まされることになった。
「結構飲んだね。セト、平気?」
テイトがようやくセトを気遣う言葉をかけた。頭が痛むのか、セトは額を押さえている。
「……気持ち悪い」
「あー、みたいだね。顔色悪い。今日も酔えなかったか。でも、新記録じゃない?」
「別に嬉しくないけどな」
「そう言わずに。先宿戻ってる?」
「じゃあ、悪いけどそうするよ。代はこれで。あと頼むな」
立ち上がって、セトは取り出した金貨二枚をテーブルに置いた。代は完全に任せてしまっていいのかと思うが、ランテの財布の中にはセトから借りた金が残っているだけだ。何も言えない。テイトが金貨を受け取った。
「分かった。一人で大丈夫?」
「さすがにそれは大丈夫だ。酔ってる訳じゃないし」
笑って応じ、セトが背を向けたそのとき、ユウラも立ち上がった。
「テイト、ランテ、あたしもそろそろ戻るわ。眠くなってきたから」
「あれ、ユウラも? なら、そろそろお開きにする?」
「あんたはまだ飲み足りないでしょ。滅多にない機会なんだから、存分に飲んだら?」
テイトはユウラをまじまじと眺め、それからおもむろにランテに視線を移した。
「ランテはまだいける?」
この場合はどう答えるのが良いのだろうか。迷うが、正直に答えることにした。
「オレは大丈夫だけど」
「そしたら、僕らはもう少し飲んでから戻ろうか」
テイトは朗らかな笑みを浮かべたが、ランテは違和感を覚えた。どこかぎこちないような気がする。おそらく、頭では何か別のことを考えている。それが何であるのかは、見当がつかないけれども。
「了解」
何はともあれ、ひとまずランテは首肯した。ユウラが「じゃあ、お先に」と言って、セトを追って酒場を後にした。
「……ランテ」
ユウラの姿が見えなくなってすぐ、テイトは真剣な顔をしてランテに向き直った。
「何?」
「昨日教えた、呪力抑える方法、もう身につけられた?」
昨日の夜番はテイトとで、そのときに呪を扱う上での基本の一つとして、敵の呪使いに気配を悟らせないようにする手段を教えてもらっていた。
「どうだろ? 一応練習は何度かやってみたけど」
「うん。じゃあちょっとやってみて」
「今ここで?」
「うん」
「なんで?」
「いいから」
テイトは急いでいるらしく早口だ。先ほどの違和感と合わせて理由が気になったが、指示に従う。呼吸を鎮め、頭の中を空っぽに近づけて集中する。少しずつ、身体の内側へ力を封じていく感じ。上手くできているだろうか。ランテは不安だったが、テイトは満足げに頷いた。
「うん、いいね、合格。これならある程度近づいてもセトにばれない。注意されると見つかるだろうけど、そのときはそのときだ」
「え、どういうこと?」
さっぱり分からない。テイトは構わず酒場の出口の方を見遣って、立ち上がった。
「ランテ、出よう」
「え?」
「二人、追うよ。隠れてね」
「どうして?」
「ちょっと心配なんだ。色々あった後だし。後で話すから、ほら、急がないと」
強く促される。一体何が心配なのか。早足で会計に向かったテイトの背中を、状況が飲み込めないままランテは慌てて追った。酒場を出たところで、テイトに目顔で注意される。呪力を抑えるのを忘れていた。呼吸を落ち着かせながら先を見ると、並んで歩くセトとユウラの姿が、まばらな人通りの向こうに見えた。
男ばかりの五人組を間に挟んで、気配を殺し、さらに用心を重ねて時折物陰にも身を隠す。セトとユウラの会話が聞こえるぎりぎりの距離を保ちながら、ランテはテイトと共に二人の追跡を続けていた。盗み聞きは気が引けたが、テイトの顔には不安と真剣さが色濃く認められて、どうしても止める気になれない。また、ランテ自身に少々好奇心があったことも否めない。悪いと感じながらも、一人足を止める気にはなれなかったのだから。
「良かったのか? お前はまだいけただろ」
「言ったでしょ。眠いの」
差し障りのない会話が続けられている。普段の二人といたって変わらないように見えるが、一体テイトは何が心配なのだろう。ランテがちょうどそんなことを考えていたとき、話が突然途絶えて変な間が生まれた。何やら居心地の悪い沈黙が流れる。しばらく互いに無言で歩いた後、先に口を開いたのはセトの方だった。
「何?」
「何って何よ」
「何か言いたそうに見えたからさ。追ってきた理由はそれか?」
五歩歩く間、ユウラは答えずにいた。先ほどまでとは空気が明らかに変わっている。テイトが後ろで密かに息を呑んだ。緊張しているようだ。
「なんで分かるのよ」
「なんとなく。勘かな」
「あんたの勘は百発百中ね。恐れ入るわ」
「それで、用は?」
促されたが、ユウラは言いにくそうに身じろいだ。彼女らしくない、本題に迫りきれない曖昧な応答が続く。
「別に用ってほどのことじゃないわ。いつもと一緒。忠告よ」
「休めって? 今から休むけど?」
「それもあるけど、今回は違うわね。全然違うって訳じゃないんだけど。心当たり、あるでしょ」
暫時セトは思考の間を取ったが、ユウラの言う“心当たり”は見つけかねたらしい。一度だけ首を振った。
「いや、特には」
ユウラが一息零したのが聞こえてきた。呆れからはかけ離れた、もっと別の意味を持つ溜息だ。
「ワグレを出てから、張り詰めすぎなのよ。外を歩いてるときはいつもより警戒してるだけかと思ったけど、町に入ってからも、酒場に入ってからも、今も、ずっと。いくらなんでも今すぐ東に中央が攻めてくるようなことはない。それくらい、あんたも分かってるでしょ。安全な町では気を休めてないと、そのうち息が詰まるわ」
「……別に、いつも通りなんだけどな」
答えたセトの声がほんの少し動じていたのは、ランテにも分かった。言い当てられて困惑したのだろう。セトの勘も優れているが、傍にいる者の精神的な変化や異変を感じ取る能力において、ユウラに適う者はない。共に行動するようになってまだ幾日と経たないランテのわずかな動揺ですらも、ユウラは目ざとく見つけ出してみせたのだ。ランテよりもいくらか分かりにくいとはいえ、数年同じ隊で過ごしてきたセトの異変を、彼女が見過ごすはずがない。
「嘘ね。何をそんなに焦ってるのよ?」
「焦ってなんか」
「焦ってる」
セトは答えなくなった。繕うのは不可能だと判断したのか、それとも徹底抗戦の構えなのか。問答は続く。
「あたしたちが重荷?」
「そうじゃない」
「ならどうして?」
今度はセトが溜息を落とした。己を落ち着かせるためが、あるいは間を欲しての、だろうか。
「確かに少し焦ってるかもしれない。でもそれはオレの問題」
「セトはいつもそうね。絶対あたしたちには話さない」
ユウラの声が陰った。ランテの頭には、ユウラと今日——もしかしたらもう昨日になってるかもしれないが——話したことが蘇っていた。
——あんたも全然喋らないわよね、そういうこと。
「あんたは」じゃなく「あんたも」と言われたのがずっと頭に引っ掛かっていたのだが、今解決した。セトのことだったか。
「話してどうにかなるなら話してる」
ランテは息を呑んでいた。セトの返答が、少々——だが確かに——冷えていたからだ。生まれた距離と警戒のようなものにユウラは気づいたはずだが、臆せず切り返す。
「あたしたちなんかに話したって、どうにもならないって?」
「そうじゃなくて、話したってどうにもならないものもあるってことさ。暗いだけの話しても、何にもならないだろ?」
これだけ離れていても、声を聞いていれば大体表情の予想がつくユウラとは違って、ランテにはセトが今どんな顔をして何を考えているのかまったく掴めない。ユウラの声に含まれる感情が高まれば高まるほど、セトの方はそれが抜け落ちていくようだ。ユウラも分かっているのだろう、続いた言葉には悔しさが滲んだ。
「あんたはそうやっていつも一人で抱え込んで、いつも一人で勝手に何とかするのよ。どんなに無茶したってね。あたしがまだ、大してセトの力になれないことは分かってるわ。それどころか、ワグレではあんたの足を引っ張った。でも……もう一度聞くわ。何を焦ってるの? あたしたちが——あたしが重荷で、あたしがあんたを焦らせてるならそう言って」
セトが再度溜息をつく。深呼吸だったかもしれない。返事には過剰なほどの平静さだけが残っている。
「ヨーダで言ったよな。心強いって」
「覚えてるわ」
「なら、答える必要はないよな」
「嘘ね。あんたは自分のためには焦らないもの。焦らせているのは、やっぱりあたしたちよ」
セトが足を止めた。一歩先へ進んでからユウラも立ち止まる。彼女が振り返る寸前、ランテはテイトと二人慌てて直近の看板の陰に身を隠した。驚いたせいで、鼓動が乱れている。ばれていないだろうか。片目の端だけ外に出してそっと様子を伺う。
「例えばそうだったとして、それで?」
声が、ついに冷え切った。その声でセトは突き放すように言った。思わずランテでさえ身を引いてしまったほどだ。こんな声、初めて聞いた。こちら側を向いているユウラの顔は、遠目からでも硬直しているのが分かる。彼女が返事が出来るようになるまでしばらくの時間を要した。先ほどまで間を歩いていた五人組が、楽しげな談笑をしながらセトとユウラを通り越していく。
「それでって……」
辛うじて、ユウラは言った。聞いてからセトは空気を緩め、ランテのよく知る彼に戻った。答えた声はもう和やかで、相変わらずこちらに背を向けているせいで表情は見えなかったが、あの人当たりの良い笑みがランテの脳裏を過ぎった。
「な。話したって意味ないだろ?」
セトが話を切り上げようとしているのは、ユウラにも伝わっただろう。しかしユウラはここでも引かなかった。まっすぐセトを見上げ、感情を抑えた声を震わせて言った。
「……セトには、意味がないの? あたしたちに話すこと。だから何も話さないの?」
「何もって?」
「聞いてたのよ。ヨーダを出て最初の晩。あんたがランテに話してたこと」
間があった。動揺の証拠だ。
「……覚えてないな」
「とぼけるのはやめなさい。あんた言ったわね。『進んでそうなろうと思ってるわけじゃない。ただ、中央と戦うなら、いつそうなってもおかしくない』って。四年も同じ隊で一緒にいたのに、初めて聞いたわ。あれ、どういう意味よ」
ランテも覚えている。あの言葉の真意は結局聞けないままになっていた。固唾を呑んで続く言葉を待ったが、セトはユウラがいくら待っても返答しない。
「答えられないの?」
再度の問いにも黙っている。折れないつもりだろう。ユウラも悟って、瞳に睫の影を落とした寂しい顔で頷いた。
「……そう。分かった。もう聞かないわ。でも、代わりに一つ約束して」
「約束?」
一瞬躊躇った後、心を決めた強い赤の双眸がセトを見た。
「死なないで」
セトが身じろいだ。わずかに後ろへ下がってユウラから離れ、返事までにこれまで一連のやり取りで一番長い時間を置いた。
「……お前さ、もしかして酔ってる?」
真剣に答えることを避けたセトに、ユウラが咎めるように言った。
「茶化さないで。こういう話になると、あんたはいつもそうやって逃げる」
何かを言いかけたセトの先手を打って、ユウラは一歩近づくと彼の左腕を掴んだ。
「今日は逃がさないわ」
ユウラの目はずっとセトを見ている。だが、セトは首を動かした。目を逸らしたのだろう。
「こういう職に就いてて、死なないって確約できる人間、いると思うか?」
「あんたは異常に危なっかしいの。自分なら死んでもいいって、そういう戦い方してるわ。それをやめてって言ってるのよ」
「とりあえず、約束は出来ない」
「死ぬ気なの?」
「『進んでそうなろうと思ってるわけじゃない』って、聞いてたんだろ?」
「怖いのよ」
視線を外したままだったセトが、ユウラの正面へ顔を戻した。無言の問いに、ユウラが先を述べる。
「エルティで血まみれのあんたを見たとき、心臓が止まるんじゃないかと思った。怖かったわ。あんたが死ぬかもしれないなんて、もう二度と考えたくない。……あたしは——」
小声で、テイトがユウラを呼んだ。横顔がひどく緊張している。その後の声は細すぎて聞こえなかったが、おそらくテイトは駄目だと言った。しかし彼女に届くはずがない。瞳を留めたままさらに続けようとしたユウラを遮ったのは、セトだ。
「悪いけど、約束は出来ない」
「セト!」
「ユウラ、腕」
これまで一切揺らがなかったユウラの目が、そのとき、揺れた。それだけの力をその声は持っていた。動かないユウラにさらに冷淡さを増した声が降る。
「腕、放せ」
力が抜けてしまった指で、それでもユウラはセトの腕を放さなかった。セトはなおも待ったが、ユウラに放すつもりがないらしいのを悟ると、振りほどいた。拠りどころを失ったユウラの腕は、振り子のように彼女の身体の前後ろを一往復した後、力なく元の場所に垂れた。赤い瞳がまた揺れる。我慢できずに飛び出しかけたランテを、テイトが捕まえた。
「なんで? このままじゃ」
「うん、分かってる。でも今は駄目だ」
小声の応酬。納得できないランテを、テイトは今度は目で止めた。耳が先にいる二人の会話を拾う。目を戻すと、ユウラが、見ているこちらの方が辛くなるような沈んだ瞳で、セトを見ていた。気づかないはずはないのに、セトは冷たい言葉を続け、ひとり歩みを再開する。
「話はこれだけか?」
「セト、待っ——」
再び手を伸べられる勇気は、もうなかった。それでもユウラはどうにか声を振り絞ったが、セトは止まらない。彼女の脇を通り過ぎる瞬間に、一言、やはりつれない言葉を残しただけで。
「また明日な」
ユウラは顔を俯けた。セトは立ち尽くす彼女をひとり置いたまま、一度も振り返らずに、夜闇に姿を消した。
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