第8章 旅立ち
第8章 旅立ち
ロメルス達が外を出ると、東雲の時間であった。イロナシの人々は、初めて見る空の色に歓声を上げていた。
レムルスは傍目に彼等を見ながら、ロメルスに近づき言った。
「ロメルス、あの時僕を信じてくれると言ってくれてありがとう」
ロメルスは、呆れ顔で言った。
「何言ってんだよ、当たり前だろだって「「親友だから」」
レムルスは、ふふっっと笑いながらロメルスの言葉に合わせて言った。
ロメルスは分かってるじゃないかという様な顔になると、2人の前からドンが言った。
「何してんだよ、さっさと行くぞ」
すると、ロメルスがニッと笑うと、
「ほら、行こうぜ」
と言った。レムルスは
「うん」
と言うと、ロメルス達は東へと向かって行った。
イロの国 @kannheru
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