第22話 三点リーダーとその他の点

今回は黙ったり、言葉を詰まらせる、沈黙などの表現で使われる・(点)のお話。


 今では見慣れた三点リーダーですが、そもそもこれは日本の文章には無いものです。これがいつから使われたのかは知りませんが、布教しだしたのは英文章とPCの普及からだと思われます。


 もともと英語の新聞や本(小説)で、三点リーダーは2つ以上だった。それは印刷の都合で決められていて、それが今では日本でも校正で決められたというか暗黙のルールとなってます。

 詳しい理由はご自身で調べてもらうとして、あくまでも書籍する際、校正に指摘されるものなので厳密に言えば・だろうが・・だろうが…だろうが構わないのです。(確か感嘆符後の空白もそうだった記憶がありますがこれが日本文章時代からなのかは定かでは無いので違ったらすみません。英文では空けます)。


 と言う訳で、構わないのですが暗黙のルールとして少なくとも半世紀以上行われてきたルールなので小説としては……と使うのが正しい。なので日記やメモなどの個人だけ、もしくは身近な人のみの物でない限りは守ったほうが無難ですし、本を読みなれてる人は・や‥など独自のものを使うのは読みなれてなく、違和感が生まれ読み難いといった印象を与えるので、独自ルールは避けたほうが良い。


 段落も含めて厳密に言えば文章としては無くても良い。どちらも作者、作品名を忘れてしまいましたがされていない本もあります。ありますが原稿では守られているが製本する際にどういった経緯かはわからないが、段落を無くす、三点リーダーを一つでと指定した作家はいました。

 ただ言えるのはやった方はそれが通るほどの作家です(なのに忘れた……)。なので素人やデビューしたての作家ならやらない方がいいかと。

 売れて出版社から先生! 次回作を! とか言われてから我を通しましょう。


 次に使われる用途について。冒頭で言った黙っている状態を表現するのに使われる点ですが、使う理由としても、2つ以上が良い理由があります。

 次の例文を死にかけてる人が発していると思って読んで下さい。


「た…す…け……て」

「た、す、け、、て」

「た‥す・け‥‥て」


 この例文見てどう感じましたか?

 読んでいても感じ取る感覚はどれも同じでは無かったですか? 

 なので日本人としては句読点の方が馴染み深いしは全くかわりません。変わらないのなら『三点リーダーは2つ以上で使う』というルールがあるなら守った方が賢いと私は思う。

 自分は偏屈だ! 書籍化が決まり担当や校正に変えろと言われても変えない! と断固とした拘りがある方は独自の点の使い方をして下さい。断固とした決意でやってるなら何も言えません。


 もう少し理由を述べるなら、小学校で句読点の読み方を習っているからですかね。句点は一拍、読点は半拍取って読みましょう。と習ってるはずです。 

 そう言った理由から三点リーダーは2つ以上つける事から二拍以上の沈黙するような表現に最適である理由から、過去の作家は使いだしたのではないかと思います。(だれが始めたかはしりません)。


 もう暗黙の了解なので読み手も三点リーダーがくるとそれなりに長い沈黙と脳が勝手に判断してる。少なくとも私はそう感じ取るので…や・・など見慣れない作者の独自の使い方は拒否反応を起こして違和感半端ないです。


 たかがそれぐらいと言って軽視してしまうのなら小説を読む、書くといった資格はないと私は思ってしまうのです。

 句読点、三点リーダーも文章の中の文字なのだから。読書家はこれらも含めて文章のイメージをしています。


 たかが点、されど点です。


 もし・を使いたいのなら…は使わないなど統一ぐらいはした方が読者へは親切です。


 ただ文章力のある作家はただ「たすけて」と書いてその前後の地の文で『彼は発音になってない言葉を詰まらせながら助けを求めていた』とか付け加えたりするので、点で表現するのは簡単で伝わりやすいですが地の文で、こう臨場感溢れる表現をされてたほうが読者としては感情の振れ幅は大きいとだけは言っておきます。


 何度か言ってますが、文字で表現するから小説であって点は文字と言いましたが、所詮は点。頼りすぎないようにした方が良いかも。(されど点と言っといて……これ)


 敢えてまた言います。



 たかが点、されど点。点もまた文字であり文章です。




あとがき

 ちょっとふざけてみました……が、内容としては本気で思ってます……。

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