第3話 キャラの魅力とその数

どんな物語を書くか決めたなら次に考えることは「キャラをどうするか?」だと思います。


 ほとんどの作者は主人公とヒロインはすんなり決めれると思いますが、サブキャラ、敵キャラ悩んだりしませんか?

 私は主人公ヒロイン以外に最低でも男女一人のサブキャラは造ったほうがいいと思っています。


 その理由としては面白いなと思う作品て何かしら主人公、ヒロインを味方するような友人親友キャラ、引き立てるキャラ、好敵手が必ずいるような気がします。


 漫画になるがドラゴンボールなんかはその際たるものではないでしょうか。ベジータなんて最初はありがちな敵役なのに、後に仲間のようになりファンが出来る程。ワンピースなんかは仲間はどれもメインとも言えるし支えるサブとも言えるし。本当のサブと言うならレイリーやエースなどとも言える。

 同じラノベで例を挙げるならば、『SAO』の茅場なんてそうではないでしょうか。最後のボスで討ち果たす敵ではあるが後の大事なとこで死んでいるのに度々出てくるのですよ。クラインなんかは同性の良き理解者としています。


 ここの作品は一人称の方が多いと思うのだけれど伏線やちょっとしたドラマチックな演出したい時にそれぞれの友人サブキャラや好敵手いたら話しが作りやすい気がするし、主人公とヒロイン目線だけでは長編になると物語が単調になりがちになる恐れがあります。なのでサブキャラは造ったほうが良いと思う理由です。


 もっと言うなら、漫画にしろアニメにしろ有名作品で主人公よりサブキャラのほうが人気があったりしません? もちろん主人公もヒロインも魅力的なのですが脇を固めるキャラたちのほうが好み。なんて作品がきっと皆さんにもあると思います。作品によっては脇役が主人公になったスピンオフが作られたりするし。


 もちろん主人公とヒロインだけでも構わないのですが。いないよりはいた方が良作になる傾向のような気がします。


 逆にサブキャラとまではいかないが章によってそこで主人公より主人公扱いになるキャラがいたりします。

 小さい頃、親に童話集みたいなのを買ってもらいユノー作『ああ無情』を読みました。一般的には『レ・ミゼラブル』のほうが馴染み深いかもしれません。世界的有名作品です。内容は主人公と追いかける刑事の物語で子供でもわかりやすいように簡単に書かれてました。なんなく意味がわからなくても覚えていた作品。歳を重ね成人した頃、チケットが景品であたったのをきっかけに、劇を観て、映画を観て、なんとなく大人向けにされたわかりやすく書籍化されたのを読み(本来のしっかりと翻訳されたのも読んだけど社会情勢ふんだんで物語に関係ないのとかあったりしてわけがわからなかった)数少ない作品ですが、その逃亡の中で出会うコゼット親子や刑事が主役のようで主人公がサブキャラぽくなってる作品もあります。


 ドラマなんかでも『燻し銀の名脇役』といわれる俳優さんいますよね。脇役がいてこその主役とも言います。なので魅力あるサブキャラがいるのは作品を面白くする、深みを出す重要なファクターだと思います。


 ただ多くのweb作品はぞんざいな扱いをされてたり、魅力的とは程遠く、ただ登場させちょっと出ただけだったり、敵役はあっさりやられて終わってしまったり。私はどうにも「深みがないなぁ」「え? もう終わったの?」「あのキャラどこいった?」などと思ったりなど、なんとも言えない気持ちになったりする事が多々あります。


 もちろんそれが悪いわけでもない。敵キャラによっては、さっさと退場して欲しいほどのキャラ設定だったりするのがほとんどなので良いのですが、ハーレムなんかはそれと主人公だけとか。それに当てつけるだけのために出すキャラばかりの同性キャラだとか……。なんというか単調というかなんというか……。


 必ず脇役を作らないといけないというわけでは無い。だけれど、当て馬キャラを出す。それ倒す(ざまぁする)。ヒロイン仲良くなる。を繰り返す単調な作品が多いような気がして。どこかでクリリンのような親友、ベジータのような好敵手。少し前に読んだもので漫画になるが『俺物語』の名前忘れましたが親友役とその姉だとか。そういった主人公を際立たせるためだけれど、共感や魅力あるキャラがいて欲しいと思うのは私の我儘で高望みでしょうか?


 ほとんどの方が素人なので「そんなもの作るのは難しいわ!」と言いたくなるかもしれません。確かにエッセイをこうして書いてる私自身も苦悩しているので創作のほうが大変であろう事は想像できます。が、皆さん面白い作品書いて読んで欲しいと思ってるわけですよね? プロになるならない、書籍化目指す目指さないは個々で違うでしょうが『読んでもらいたい』は同じはずです。


 なので私とは違い創作を書き投稿したのならば自分の造った物語、キャラに愛着を持って欲しいと思います。そう思っているならぞんざいなキャラや構成は出来にくくなる気がします。上記のように感じる作品にかぎって多数の連載を抱えてたりするのですが、その愚痴については今は置いときますが……。


 あくまでも私の好みがそうなので、出すか出さないかは作者自身の自由です。ご自身の作風で必要かどうかは個々で判断し最良を取ってください。

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