第7話 瑠璃子の出産と子育て

瑠璃ちゃんは翌日も何時ものようにキーモントセオダへ出勤した。

僕「瑠璃ちゃん、どうした?」瑠璃子「何でもないよ。」

瑠璃ちゃんの様子が変だ。毎日忙しいから疲れてるのだろうと僕は思った。

しかし瑠璃ちゃんの容体は悪化して僕は急遽仕事をキャンセルして瑠璃ちゃんを総合病院へ。診察の結果は長年のストレスや過労が蓄積した事による疲労症候群。

瑠璃ちゃんは当面仕事を休まざる得なかった。

僕も瑠璃ちゃんの看病をするため瑠璃ちゃんが元気になるまで仕事を休む事に。

総合病院からもらった抗生剤のおかげで1週間後キーモントセオダへ復帰できた。

福永「おう、大夢乃原さん元気になったか。僕達大夢乃原さんが体調不良で仕事休んだから心配で心配で寝られなかったよ。」

坂山「大夢乃原さん無理しないでくださいね。」

岩城「衛門さんも大夢乃原さんの看病してたのですね。」

僕「僕の妻になったんだから当然心配になるよ。」

ユーチューブの動画撮影の後僕は瑠璃ちゃんのおなかが膨れてるのに気づいた。

僕「瑠璃ちゃん。」瑠璃子「何久ちゃん。」

僕「瑠璃ちゃん妊娠した。」瑠璃子「あは、妊娠しちゃったみたい。」

仕事は順調だ。でもここから先が心配。

何故なら瑠璃ちゃんが妊娠してるからである。

僕「瑠璃ちゃん家事なら僕がやるから瑠璃ちゃんは休んでて。」

瑠璃子「あまりじっとしてるのもよくないから、何か手伝わせて。」

僕「そうなるか。よし、分かった。」

僕は瑠璃ちゃんがまたストレスで体調不良になったら困るのでできる範囲で手伝わした。日が経つにつれ瑠璃ちゃんのおなかがどんどん大きくなって半年後。

{オギャ~~、オギャ~~}

瑠璃ちゃんは元気な女の子を2人同時に産んだ。

1人生むだけでも大変なのに2人同時に産むとは恐るべき瑠璃ちゃん。

僕「瑠璃ちゃん、頑張ったね。」瑠璃子「ありがとう久ちゃん。」

僕は2人の娘の名前を考えなくてはいけない。

僕「えーと生まれてきた娘の名前は1人目は、優しいく美しい女の子に育ってほしいから優美子で2人目は、夢を叶える女の子に育ってほしいから夢叶でいいかな。」瑠璃子「さすが久ちゃん、すぐにいい名前が浮かび上がるね。いいわよ。」

僕「よし、決まりだ。」

さらに2年後瑠璃ちゃんはまた2人の女の子を出産した。

これで衛門家には娘が4人となる。僕ももちろん子育てを手伝ってる。

1人目は、愛らしく美しい女の子に育ってほしいとの願いから愛美と名付けて2人目は、瑠璃ちゃんの意見も踏まえて誰からも好かれる女の子に育ってほしいとの願いを込めて好子と名付けた。4人の娘はすくすくと成長して10年後。

優美子と夢叶は12歳に、愛美と好子は10歳になった。

優美子「お父さん、お母さん、いつもお疲れ様。」

夢叶「お父さんお母さん何か手伝う事ない。」

瑠璃子「そうね。優美子はテーブル拭いてくれる。夢叶は床掃除してくれる。」

4人の娘はいろいろ手伝ってくれる。

最近は勉強嫌いな子供が多いが衛門家の4人娘は勉強好きだし運動も好きだった。

優美子と夢叶は中等教育学校で吹奏楽部へ入部。

優美子はトランペット、夢叶はフルートを吹いてる。

愛美と好子は小学校で陸上部へ入部してる。

愛美と好子は長距離走でほとんど1位。とにかく足が速いのだ。

愛美「好子は何時も思うんだけど凄くおならするんだけど。」

好子「そんなに怒らないでよ愛美。出るものは仕方ないよ。」

愛美「そりゃそうだけど。」

夢叶「優美子もよくおならするね。」

優美子「悪かったよ。私は基本的よくおならが出るから許して。」

夢叶「もう仕方ないんだから。」

優美子と好子はよくおならをする。誰に似たのであろう?

瑠璃子「優美子と好子はお母さんみたいによくおならが出るね。お母さんは仕事の時はおならをしていけないから家でまとめておならしてるのよ。」

愛美「そうだったの。」夢叶「なーるほどね。」

優美子「お父さんのおなら聞いた事ないけど、おなら出てるお父さん。」

僕「え、・・・家の外で出してるよ。」

好子「おとうさん、お父さんはお母さんを毎日膝の上に座らせてるけど。」

瑠璃子「あらー、4人とも気にしてたのね。実はねお母さんがお父さんに甘えてもお父さんは凄く優しいでしょ。」夢叶「確かに優しい。」

瑠璃子「お父さんにとってはお母さんに膝の上に座られる時が一番幸せなんだって。」優美子「お母さんが美人だからじゃないの。」

好子「私もそう思う。」夢叶「お父さん、私も甘えてもいい?」

僕「仕方ないな。」夢叶は僕の膝の上に座った。

夢叶「私も小さかった時にお父さんの膝の上に座ってたよね。」

僕「そうだったな。優美子もお父さんの膝の上に座った事あるよな小さい頃に。」

優美子「そうだったね。夢叶だけずるいよ。私にもお父さんの膝の上に座らせてよ。」夢叶「だめよ、優美子はよくおならするから。」

優美子「そんな事言わないでよ。」

愛美「お父さんは今日はモテモテじゃない。」僕「そうかい。」

好子「お母さんもだけど、お父さんいつも大変ね。」

僕は今は衛門家の大黒柱である。

僕がしっかりしなければ家がガタついてしまう。





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落ちこぼれユーチューバーと強運を持つ不潔女優 コメディアンホラー西山 @3502

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