ラストが怒涛の痛みの嵐で、読んでてひぇーって声が出てしまいます。長い間、同じ人を愛するってすごいことですよね。それはきっと、彼女も心が痛かったはず。裏切られたという思いがあったとはいえ、恨みとか、復讐とか、そんな言葉に変わってしまうくらい愛してたんだなぁと思いました。切ないですね。
いきなり体に傷が出来る奇病。そんなものに罹ったら、とても生き辛いだろうなあと思う。でも救いなのは、主人公・霞にはソナタと言う理解者が居ること。気味悪がらずに一緒に居てくれるなんて、とても幸せなこと。なら大丈夫!寄り添って歩いて行けば、病気もきっと乗り越えていけ——えっ……?
束縛の特別な形。主人公の霞は、日常生活を営んでいるときであっても、急に傷や痣ができてしまう奇病に冒されている。そんな奇病も気にせずつるんでいる友人のソナタ。彼女は霞のことが好きみたい。でも、大きな好意はだんだんと鎌首をもたげ……概要にあるとおりグロ注意ですが、問題ない方は、抑えきれなかった想いの果てを体感してほしいと思います。