77日目 夜 捕足

 前回から一気に30日以上飛んで、一気に完結してしまいました。というのも、本当に区切りがついたのがこのタイミングだったのです。

 まずは護衛対象がどうなったのかという話ですが、オクスシルダ到着時点でトゥルゥのフェアリーテイマー技能が10に到達し、アイスコフィンを習得しました。HP15以下、という制限がありますが、匪賊の雑兵のHPは15未満なので、アイスコフィンで凍らせて持ち運ぶことで、戦闘に参加させなくて良いという処理にしたのです。この方法を提案された時、私はかなり動揺し、同時に笑ったのを覚えています。

 よく吹雪にでくわした、とありますが、これは短期間で2回吹雪く出目を出し、なおかつその目標値決定で連続して6ゾロを出すという奇跡的な確率を引いたためです。ペナルティが入り、疲労度も溜まってしまうので、PLとしてはかなり呻いていました(人間の種族特徴、剣の加護/運命変転を適用出来れば、と何度も思いました)。

 対コロッサス戦は、想定よりも楽に終わってしまいました。この時点でPC達のレベルは10弱であり、コロッサス・ポーンは行為判定に-4のペナルティがかかるとはいえ、当たったり抵抗に失敗すれば大きなダメージを受けてしまう、格上の敵です。

 しかし文中にもあるようにモッスのフレイムフィールド(炎属性無効、水・氷ダメージ+5)とアイシクルウェポン(武器を水・氷属性化、ダメージ+3)に加えヴォーパルウェポンAランク(物理ダメージ+2)によって、合計10もの追加ダメージを得たチェルシー、ボルトザール、ルー、そして妖精魔法で水・氷属性ダメージが出せるトゥルゥにかかれば、剣の欠片が入っていようと耐えられるものではありません。更にショットガンバレットや騎獣(これにもアイシクルウェポンがかけられています)まであるのですから、最終的には1ラウンド目のPC側の手番が終わった時点で1つの部位しか残っておらず、その部位も残りHP3という悲惨な状況で、たった3点ダメージにしかならない自爆をして、あえなく散りました。

 コロッサス相手にこれですから、シナリオ上のラスボスであるエゼルヴに関しては言うまでもありません。これまでの依頼達成で溜まったお金(6人で頭割りしてしまうと非常に少なくなってしまうため、ハウスルールで多めに貰えるようにしていました)を使って、多くのPCがカースレベリオン(魔神に対して与えるダメージ+3、受けるダメージ-3)を装備していたため、コロッサス以上の効率でダメージが与えられていきます。トゥルゥに至っては、諸々のバフによって、抵抗されても半減ダメージ+14点ものダメージが確定しているという、意味不明な状態でした。

 モッスのPLに対して、アルケミストを先行させればアイシクルウェポン+フレイムフィールドのコンボがギリギリ間に合うかもしれないとアドバイスしたのは私なのですが、結果的に私の動かすエネミーは為す術なく蹂躙されることになりました。モッスのPLも、この結果には非常に満足していたようで、かなりはしゃいでいました。

 というわけで、私達のプレイグループでのデモンズライン攻略は、かなりスムーズに終了しました(最初の方にも書いた通り、10日以上日数が余っていましたから)。

 もしまた機会があれば、同じPC達で新たなキャンペーンが始まり、また私がチェルシーの日記を書くかもしれません。その時はまた、よろしくお願いします。ここまで読んで頂きありがとうございました。

 そして、共にコルガナ地方を駆け抜けてくれたPLの皆さんにも、多大な感謝を。


2020年9月10日 零~月蝕の仮面~の実況動画を見ながら

                           まつこ

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デモンズライン―追憶の守人―リプレイ チェルシー・ヴィンセントの日記 まつこ @kousei

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