邪悪な悪役令嬢ミホスお嬢様は、他害的な悪役ではない。その身に刻み込まれた良識や気位を逆手の刃で切り離す。その姿勢を悪と呼ぶ生粋令嬢である。彼女は夜気に紛れ酒精を浴びて悪行三昧を愉しむナイトウォーカーである。そしてそれは、喪われつつある都市の思い出であったり、幼き頃の記憶であったり、セピア色の追想なのである。高いコスト意識と満足感のせめぎ合い。常に試行錯誤を繰り返す彼女を大好きになってしまった。
中毒性のある読ませる文章で、あっという間に読み切ってしまいました。それにしても、さすが悪役令嬢です。文章読んでいたら、おなかが空いてきます。とんこつラーメン食べたくなりました。コンビニ行っています。
ネットの手に引きずり込まれました。