∞ & prologue.

「目標捕捉。直径60メートル。隕石です」


「予測位置確認」


「予測位置確認。やはり、衛星軌道上です。このままだと衛星とぶつかります」


「よし。ミサイルランチャー準備」


「了解。ミサイルランチャー用意。発射角、手動で調整します」


『撃て』


「どかあん」


「似てる似てる。そっくり」


「そうですか。自分でやっててなんですが、わたしも見たいです」


「こっちにおいでおいで」


「はい」


「え、僕もやるんですか?」


「わたしも見たいので。おねがいします。私も、もっかい見るから」


『ではどうぞ』


「まいったなあ」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

空。その景色の向こうへ 春嵐 @aiot3110

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ