第4話
膝の上に重くて熱いもの、抱っこしてる心地よさを知って、俺はぎゅむぎゅむ肉質を楽しんでいた。
きゅうきゅう、ぴすぴすし続けていたヘンリィがぽそっと呟いた。
「なぁごぉ」
「ん、どうした?」
「ごぉは、まぞく」
「ああ、そうだな」
「…つの、どこにあんだ」
きゅう、と鳴きながらヘンリィが俺を見る。
少し元気が出てきたようだ。
なにか期待した眼で、俺の頭を見つめている。
「なんだ、角みたいのか」
「!つの、みてぇっ!」
ヘンリィがぱぁっと明るい顔した。
俺は苦笑してしまった。
ちんこ勃たせたまま、何してんだ俺たちは。
でも、こういう時間はかなり良い。
甘やかしてじっくりえっちな時間を楽しむのも、かなり悪くない。
ヘンリィはキラキラした眼差しで俺を見ている。
どこに生えているのかワクワク、頭をぐしぐし探られる。
今は無いから、探ってもみつからねぇから。
「やめろや」
俺はヘンリィの両手を掴み、角を、生やした。
「おお…はえた…ごぉのつの、すっげぇでっけぇ!」
「お前、変わってんな。怖くないのか?」
ヘンリィはキラキラした目で「ぜんぜんっ」と言い切り、俺の角を夢中で眺めた。
むず痒い視線だ。
こんな視線は始めてた。
なにせ俺の角はデカい。
見る者を畏怖させる、俺の強さの象徴だ。
角とは、生きとし生ける者にとって、強さの象徴だ。
本数や太さ、長さでその者の強さが測れる。
生えているだけでも強者。
そんな角を俺は三本生やす。
俺の角は巨大な錨に例えると分かりやすい。
切っ先は鋭く尖り、根元にいくほど太くなっている。
緩やかに湾曲しており、鈍色の光沢が死んだ金属じみた見た目をしている。
今は側頭部二本だけ生やしているが、本来は額にもう一本生える。
長さは頭の倍。
でかいのにアンバランスに見えないのは、それが本来の俺の姿だからだ。
どう考えても近寄り難い存在だ。
実際、生やすと誰も近寄って来ない。
怖れて逃げてしまう。
だから俺は角をいつも隠していた。
今の職場はそうしてても俺の強さを知っている連中しか居ないから良い。
クズばっかりだけど、そういうトコめんどくさくなくていい。
「ごぉ」
「なんだよ」
そんな、色々メンドクサイ象徴の角を見て、ヘンリィのテンションがどんどん上がっていく。
「さ、さわってもいいか」
「…いいよ」
そんなこと言われるなんて、思っていなかった。
だから、なにも考えずいいよって言って、手を離してしまった。
「あ、ありがと」
ヘンリィが嬉しそうに笑って、俺の角に両手を伸ばした。
そろり、指が、触れる。
「んっ」
ぞくっとした。
自分でも触ったことがなかった角を、ヘンリィがおずおず触る。
湾曲した部分を手の平で堪能される。
先端の尖ってる部分を、指先で撫でられる。
「はぁ…ぁ…」
なんか、あれだな。
ちんこ、撫でられる感じだな。
角って、こんなに敏感だったのか。
知らない、未知の快感だ。
「ごぉ、なめていいか」
「…いいよ…」
俺の反応を見たヘンリィが、鼻息荒く膝立ちし、俺の右角を手の平でしごき始めた。
やっぱ雄だよな。
相手が感じてると、攻めたくなるよな。
「あ、コラ…舐めっ…っ」
「んっちゅうっちゅっちゅっ」
思わず唾を飲み込んだ。
すっげぇ、イイ。
新しい、官能だ。
くそっ。
悔しい。
気持ちイイ。
俺は目の前のしっかりした腰を引き寄せ、胸を吸う悪戯を開始した。
「あっ…くぅ…んっ」
ちゅうちゅう吸いまくってやると胸がもじもじ揺れた。
ヘンリィは興奮した様子で、俺の角をちゅうちゅう吸っている。
まるで、骨をしゃぶる犬みたいだ。
「あっぁっ噛むな…はぁ…くそっ…」
「んっぅううきゅうっぅう」
ヘンリィが鼻息荒くして俺の角を甘噛みし始めた。
背筋がゾクゾクした。
悔しいくらい、気持ちいい。
絶妙な噛み加減。
撫でる手付きも、すげぇイイ。
されるがまま、快楽を味わっていたい。
が、それは俺のプライドが許さない。
与えられる倍、良くしてやりたい。
俺は胸に吸い付きながら、両親指でちっちゃな乳首をこりこり弄りまわした。
ヘンリィが腰をピクピク震わせる。
そして俺の角をかじかじ甘噛みしてくる。
全体を濡らされて、根元、吸われて舐められるのマジヤバイ。
お返しに、強く乳首を齧って吸ってやった。
真っ赤に熟れて、美味しそうになった。
唇と舌で存分に味わう。
「くぅうんっっ」
「気持ちい?ちゅうって、胸、されて」
「きもちぃぃ…ごぉ、きもちぃぃ…?」
口の周り涎で濡らしたヘンリィが、潤んだ瞳で聞いてくる。
その涎を指で拭って、俺は笑って答えた。
「めっちゃ気持ちいー…ちんこしゃぶられてるみたいだ」
ヘンリィが顔を真っ赤にした。
角をかじかじしてただけなのに、ちんことか言われて恥ずかしくなったようだ。
「じゃ、じゃあ、もっと、して、いいか?」
そう言いながらまだ濡れてない左角に顔を寄せていく。
骨に夢中な犬みたいだな。
「じゃあ、俺は、ココ、触ってい?」
「きゃうっ…う…うっ」
両手をするする肌の上滑らせて、尻たぶを手の平に収める。
そして谷間に秘められた穴を、人差し指の腹で軽く押した。
きゅっとしたすぼまりに、ちょっとだけ腹が埋まる。
感じやすいヘンリィが、くんくん鳴きながら身体を反らした。
その勢いで俺の左角にしがみつき、あむあむし始める。
「あっあっ…まじやば…頭溶けそ…」
愛撫慣れしてない左角に強烈に吸い付かれ甘噛みされ、ちんこから先走りが滲んだ。
脳天から溢れ出る快楽が、背筋から腰に抜けて、まじ、ヤバイ。
俺は角でイきそうなのを我慢して、ヘンリィの無垢な身体の開発に着手する。
いきなり指を穴に挿れたら可哀想なので、ヘンリィの尻の上でちょっと作業をする。
尻を両手でぐにぐに揉む。
揉みながら魔力操作。
ぬめぬめで温い液体を形作る。
「あっなにぃっっぬるぬるぅっ」
「んー…お尻きもちよーくするやつ、作ってるから、我慢なぁ」
にちゅっ、にちゅっ、と音をたてながら、尻が濡れていく。
張りの強い肉がだんだん柔らかくなってきて、楽しいぞ。
ヘンリィは尻を揉まれる快感に飲み込まれ、両手で角を掴んでくうくぅ鳴いている。
額に額を擦り付けきて、恍惚とした表情を俺に見せてくる。
お前すげぇな。
なんかもう全部許せるけど、すげぇわ。
「かわいー…ヘンリィお尻きもちいー?」
十二分に尻を揉んで大満足した俺は、ぬめぬめな液体を指に絡ませた。
ヘンリィが舌を出して額すりすりさせてくる。
その舌を軽く食み、俺は人差し指をお尻の穴に挿れた。
熱くてキツイ、えっちな肉穴だ。
「きもちぃっ!ぬるぬぅぅっあっあっ!」
ぎゅうっと角を掴まれ、ちょっとヤバイのが俺を襲う。
玉を吸われる感覚に似て、息が詰まった。
とても悔しいので、俺は喘ぎ声堪え、人差し指を抜き差しした。
ぐちゅぐちゅ、ぬめぬめ液が穴の中を濡らしてく。
「あっあっっあっアっ!」
「きもち?ヘンリィきもちいー?」
ヘンリィが天を仰いだ。
めちゃくちゃ気持ちよさそうだ。
軽くイってるのかもしれない。
指を食む、入り口の肉がきゅうきゅう蠢く。
奥もきゅんきゅんしてる。
たまんねぇ反応だ。
「ごおっアっあっァああっ!やっイぅぅぅっ!やぁァっ」
「イくのやなのかよ…しょうがねぇなぁ…」
腰をびくびく震わせながら、ヘンリィが首をいやいや振った。
唾が飛んでくる。
ちんこから汁沢山滲ませておきながら、イきたくないってまた我が儘。
俺はしょうがねぇなぁと、指を抜いた。
ちゅぽんって鳴いた。
ヘンリィが荒い息をしながら、俺にぎゅうっとしがみつく。
「そんなに俺とイきたいんだ」
「きゅう…こうび、そうだっておそわってる」
「…」
獣人の性教育っ。
俺は思わずヘンリィを抱き締めてしまった。
結果ちんこ同士が当たって、ヘンリィが「イっやぁァっ」と耐え喘いだ。
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