応援コメント

フランドルの空」への応援コメント

  • 柊さん、こんにちは。ヨーロッパの十一月は憂鬱ですよね。(八世紀、アラブがヨーロッパに攻めてこなかったのは、その気候のせいだと言われています(笑)
    先週でしたか、柊さんが初雪が降ったと書いてありましたが、私が昔、フランスに行った時には十一月に雪がありました。友達が車を修理しておいてくれて、みんなで地方にドライブに行ったのですが、途中で故障。かと思ったら、ガソリン切れでした。友達と夫が吹雪の中をガソリンを買いにいったので、車内にはフランス人の奥さんと乳飲み子と私。とても寒くて、子供が凍え死んでは困るので、ふたりで子供をマッサージし続けました。後年、奥さんからあの時、ずっと歌ってくれてありがとうと言われました。私が歌?どんな歌かと訊いたら、たぶん日本の歌だろうと。へーっ。
    昨日は描写のことについて書いてくださって、ありがとうございます。「印象で書く」「わざと観察するといやらしくなる」
    このふたつ、心にも、頭にもぐさりです。
    ああ、そうだよねと30くらい思いました。私はフィクションの長編を書く時、特に章の冒頭でなど、このあたりでそろそろ情景描写をいれなくてはまずいでしょとか思い、ロケハンに出かけて行って、空、道、木、葉っぱ、葉っぱの裏まで観察して、書いていました。これ、たしかにわざとでいやらしいですよね。だから、そこだけ浮き上がって、他の文章となじまなかったのですよね。とっくにわかっていてもよさそうなことなのに(赤面)
    もしできたら、感謝状を贈りたい気持ちです。これからも、よろしくお願いいたします。

    作者からの返信

    九月さん、コメントありがとうございます。
    ヨーロッパ人がチョコレートを求めたり新天地に行きたがったのはその気候のせいではないかと思ってます。パリはまだましな方ですが北部は重たいですよね。
    車中のエピソードはなんとも和むお話です。こういう時に歌って出てこないものです。九月さんのお人柄が見えます。
    描写のことは、僕は自分の中で消化して文章にするまでが時間がかかるのかも(牛?)なのでこのフランドルの話もずいぶん前のことです。
    作家の方はよく取材旅行とか行くんですよね。きっと貪欲な目で記録されているだろうと思います。それも大事ですよね。書く人それぞれやり方があるでしょうから、九月さんのスタイルで書き続けて頂きたいと思います。

  • フランドルの空が、都会生活で疲労気味の御心を癒してくれたのですね。レンガの家には、童話を読んだ時のような、素朴なあたたかさを感じます。
    景色も本も数年のインターバルをおいてみると、違った印象を心に運んでくれるものですね。楽譜もそうなのです。昔、読んだ(奏でた)時と異なる音が聴こえる時がある……デジタル・デトックス生活で発見したことでした。
    十一月と拝読した途端、柊さんは冬が苦手と仰っていたことを思い出しました。ところで柊さんには私、色々と本音をこぼしていたようですね。私は春~夏が苦手なのです。おそらく生来の光に弱い頭痛体質が災いしているのでしょう。台風(低気圧)が近づく季節を過ぎて完全に夏になってしまえば、まだマシなのですが、春先の寒暖差と梅雨時の気圧の差に弱くて困ります。柊さんのお住まいの地方では、梅雨じゃなくて雨季があるのかしら。柊さんは脳が敏感なイメージです。くれぐれも、お気をつけて過ごされますように。私も気を付けます。
    『ジュールの森』を改稿しておられたのですね! それから、モーパッサン先生を表現された顔文字? 久しぶりにログインしたら、可愛いものを見ちゃいました(^_-)-☆ 柊さんが御作品に妥協なく向き合われる姿勢、私も見習いたいです。春眠中のオフィーリアを起こしていく気持ちが湧きました。フランドル人の哀愁のある笑顔、それを伝えてくださった柊さんの文章に癒されています。ありがとうございました。

    作者からの返信

    ひいなさん、読んでくださってコメントもありがとうございます。お体はどうでしょうか。

    時間をおいてみると違ったように見えるのは色んなことに共通するんでしょうね。僕は今また書きたいものがあって、そのために向田邦子の短編をじっくり読んでいるんですが、昔読んだ時とは違ってもっと分かるようになった気がします。その作りの緻密さに唸っているところです。

    ひいなさんの目には楽譜ってどう映るんでしょう。実際にピアノで弾いてみると気づかなかった音に気付くこともあるんでしょうか。

    以前に仰っていたこと色々覚えてますよ! 夏になってしまうまではまだしばらくかかりますね。でも自分のペースで生きるのが一番大事だと思います。最近特にそう思っています。

    パリには雨季はないのでこれからどんどん爽やかになる(はず)です。脳が敏感なのか……神経が強くないのは分かっているので考えすぎないよう気を付けています。

    『ジュールの森』は形を整えるだけに留めようと思ったんですが、いざ見直すと細かいところが気になって結局ちょこちょこ直しています。『モーパッサン』の顔文字は遊井さん作です(笑)あまりに面白いのでタイトルに付けてしまいました。アリですよね……? 可愛いならよかった。

    自分を起こすのは結局自分しかできないと思います。これも最近よく思います。オフィーリアさんもきっと自分から起きたくなるんじゃないでしょうか。栄養になるものをたくさん吸収されてください。またお話ができるのを楽しみにしています。


  • 編集済

    >レンガは天気の悪い場所にこそ似合うのだと思った。
    こういう色合いって、ありますね。紫陽花も、日差しの下より圧倒的に曇りや雨模様が似合う花だと思います。

    出不精な私も、一度ハワイに行ったことがあり、さらりと爽やかな風や美しい海岸、軽装で海沿いの通りを歩く人々の軽やかさにほっと心が癒されたことを覚えています。日本に帰ってきた途端にのしかかってきた蒸し暑い空気が耐えられませんでした……(笑)

    作者からの返信

    aoiさん、コメントありがとうございますm(__)m
    確かに紫陽花も雨が降るから絵になりますね。風土というか天気に似合うように物事はできてるんでしょうか。南国の海の方だとタイルの壁が多くて、これも自然対策でしょうが気候に似合っていました。
    ハワイはどんなところか知らないんです。乾いて爽やかなんですね。よく灼けた明るい人たちでしょうか。乾燥したところから日本に入ると湿度を感じますね。すごくよく分かります( *´艸`)

  • 北に行くほど堅実で生真面目、南に行くほど明るく緩くなるーこれは私も感じています。

    気のせいでしょうか?
    今回は柊さんの心情がいつもより強く出ているような気がして、読んでいて一層共感を覚えました。

    ところでベルギーとかにも、いつか行ってみたいんです。
    スペインにいた時、語学学校とかの生徒は、ベルギーの子が1番感じ良かったんですよ。たまたまかもしれないけど、いつか、ベルギー・レポートをお願いしますね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    一般的なイメージですけど、あながち外れてもいないと思うんですよ。ヨーロッパ全体を通してもそんな感じがしますね。
    気のせいではないですよ。この回は自分の気持ちの方を重点的に書いてしまいました。暗いかなと思ったんですが、共感を覚えて頂けたなら安心しました。

    ベルギーは何度か行ったことがありますが、人の印象がいいですね。分かります。仕事にしてもフランス人よりはずっとやりやすいんじゃないかと思います。
    番外編で近隣の国の印象を書くのもありですね。思いついたら書いてみようかな。

  • 凍てつく北風がひとを温かく造る。なるほどですねえ。風土とはいいますが、風と土とがそこに生きるものたちを作る。
    凍えて動かぬ顔から発せられる言葉は、自ずと重く力強くなる。そんな言葉が沈着な思考を生んでいく。
    そう考えると、どこで暮らすかは重要ですねえ。しかし。私なんぞはやはり、暖かな南の島で暮らしたいようですっ 根っからの怠け者なんで困ってしまいますっ!

    作者からの返信

    コメントをありがとうございます。
    この話もあくまでも僕の経験談であり印象なので、これが全てというわけではないのですけど、真面目で重たそうな人間の中にちょっとした優しさがにじみ出るのが好きなんでしょうね。
    いかにも明るいですよというものに闇があり、いかにも堅物で厳しそうなものにユーモアがあったりと、人や物事には必ず多面性があるなと思います。
    それでもフランス北部は住むには覚悟がいりますねえ。僕も南の方に行きたいかな。それかフランスの中央部がいいですね。気候も人も落ち着いているような気がします。といいながら、結局パリから出ないとは思いますが……(笑)

  • いつもこのエッセイ本当に素敵ですね。静かな優しい気持ちになりました。
    私もフランドル地方好きです。フランスではなくベルギーに行ったのですが、広大で静謐なペギン会修道院や街の中、お店の人なども優しかったです。

    作者からの返信

    蜜柑桜さん、コメントをありがとうございます。
    そんな風に言っていただけると本当に嬉しいですね。
    ベルギーはフランスにはない穏やかさがありますね。僕も行ったことがありますが、大らかで優しい印象を受けました。
    ブルージュに行かれたんでしょうか。季節のいい時に行ってみたいです。

  • 地方の風景、人々の感触、それぞれ違うものですね。どこの場所も、北の方が経済が発展しやすいと聞いたことがあります。経済としては必ずしも豊かとは限らないようですが、人が真面目に働くことや、蓄えを余儀なくされる環境にあるかもですね。暖かい南の方は、なんとかなるよね~♪という緩さがあるかもしれないですね。

    私は北国育ちなので、やっぱり南に憧れるとこはありますね・・・^^

    作者からの返信

    神原さん、コメントありがとうございます。
    そうか、だから南仏がお好きなんですね。今分かりました。

    西東南北(と中央)を書いたのは偶然ではあるんですが、ほんとにそれぞれ違いますね。特に南と北は対照的に見えます。
    ヨーロッパ全体をとっても北欧と南欧はまったく違いますよね。
    フランス北部は一番地味で目立たないですね。経済的にも厳しいし。でも仕事とかでも、北の人の方が時間を守ったりちゃんと返信をする(そのレベルから笑)傾向があると思います。

    ほんと、フランス人と言っても色々ですね。笑
    地方の風景にもお付き合い下さってありがとうございます!励みになりますm(__)m

  • フランドル地方は、日本の東北に似た地域なんですね。
    まじめで堅実な人々は時に、国から無茶を押し付けられる。

    経済の活性化という名目で。フランドルの人々もその押し付けにあっていそうです。

    作者からの返信

    フランス北部ははっきり言うと貧しいです。この街もそうですが企業の工場でなんとかやっているというイメージです。国や企業に振り回されることもあるでしょうね。重たい空気の理由はそこにもあると思います。生真面目だからこそそういう我慢を押し付けられるのかも知れませんね。
    でもパリの人よりずっと笑顔があり、優しかったですよ。

  • 地図で見るとフランスって広いですよね。南北だけでなく東西もあって。それぞれに違いがあるんでしょうね。旅行記楽しかったです!

    作者からの返信

    橋本さん、コメントありがとうございます。
    フランスは幅も広いですよね、ぽってりしているというか。ヨーロッパの中でもかなりおいしい場所にあるような気がします。
    主観的な旅行記になりましたが楽しんでいただけて良かったです!ご感想も嬉しいです。ありがとうございましたm(__)m

  • フランスがこんなにも地方によって色合いが違うとは、柊さんのこのエッセイで初めて知りました。
    日本といえば東京や京都だったりイメージが固定されがちですが、実際は地域によってぜんぜん気候も文化も人間も違いますもんね!
    パリ凱旋も楽しみにしていますー。^-^

    作者からの返信

    サクヤさんコメントをありがとうございます。
    自分も書いてみて初めて思いました。それまでこういう風に色分けして考えてみたことなかったので、面白いものですね。
    日本だって南北長いし、日本海太平洋でも違うだろうし。東京が全てではないですよね。
    とりあえず東西南北&中央を書けて自己満足です(笑)お付き合い下さりありがとうございました。
    いつも応援してくださり感謝ですm(__)m

  • 天災の多い日本人に通じるような。そして、日本では北陸方面に行くと、関東圏より、ずっと暗く、重い空気を感じました。それに似ていますよね。
    ただ、フランスのリール地方はさらに重そうな気がしますが。

    フランスの匂いのするエッセイ、とても素敵ですね。

    作者からの返信

    雨さんコメントをありがとうございます。
    なるほど、北陸の景色ですか。
    辛抱強そうなところは日本人と通じるのかも知れませんね。島と大陸ではまた人のメンタリティも変わるでしょうし、なかなかこうと割り切れないもんですね。
    個人的な目線ばっかりの旅にお付き合い下さり、ありがとうございました。フランスの匂いを感じてもらえたら嬉しいですm(__)m

  • 一つの国でも、文化や天気の違いで、住む人の雰囲気も違うんですね。
    東西南北、色々な所に連れて行ってくれてありがとうございます。^ ^

    作者からの返信

    ハナスさん、コメントありがとうございます。
    そうですね、気候もそうですし、海とか国境とか、隣にあるものによっても変わりますね。
    東西南北は狙ってなかったんですけど、マルセイユ書いた時に北も書こうと決めました。ちょっと自己満足です(笑)
    こちらこそ、いつも感想を寄せてくださり、ありがとうございました。とても感謝です。ペコリ。

  • 何もかも軽く笑い飛ばすような明るさより、真面目で朴訥とした雰囲気の方が落ち着くの、分かる気がします。
    人柄も含めて文化なんでしょうね。空気感まで伝わってきます。フランス内でも違いがあって興味深いです。

    作者からの返信

    陽澄さん、コメントありがとうございます。
    多分その時の心の状態なんかも左右するんでしょうけどね。この頃はちょっと疲弊していて、北の人たちの朴訥な優しさに心をほぐされたような感じです。
    それまで意識していなかったんですけど、書いてみてフランス広いなあと思いました。その分違いますねみんな。
    個人的感想が多めの旅シリーズでしたが、お付き合いくださってありがとうございました!

  • お天気に建築、人々の様子が目に浮かぶようです〜。
    味わい深いですね。私もラテン系よりはこっちの雰囲気の方が合うかも。
    色んな地方の色んな姿が見られて、とてもいい旅をされましたね♬
    またパリエッセイも楽しみにしてます!(^^)

    作者からの返信

    黒須さん、コメントありがとうございます。
    フランドルは他とはちょっと違う建築なんですけどなかなかうまく言葉にできなくて。どっちかというと人の方が印象に残っていて、そっち中心になりました。
    ラテン系の明るさも気持ちを上げてはくれるんですが、表面ばかりではなんだか疲れてしまいますね。この時は北の人たちの優しさが身に沁みました。

    フランスの地方、もっとあるんですけどね。広くてなかなか制覇できません。とりあえず東西南北が書けて満足してます(笑)旅シリーズにお付き合いくださってありがとうございました ^^