暴力で縛り付けようとした担任、そういう人っていますよね。それでいて間違いに気づいていなくて、自分は偉い、生徒に好かれているって勘違いしている人が。
やっと自分が求めていたものを見つけた葵。けど大事なものを失うのは、誰だって辛いです。
この後葵のする選択は、他者には理解できないものだったとしても、葵にしかわからない、確かな思いがあるのだと、痛感させられます。
作者からの返信
無月弟さま!
台風熊本大丈夫でしょうかー!!!! コメントありがとうございます!
いますねー! 本当に居ます!!!!
失う怖さを知らなかったから欲しがっていた彼女。
失うことをしたことがなかった彼女が、ようやく失うことができる。
人形と他者と自分の違いがわからなかった彼女の結末を、見届けていただけたら幸いです
自分が考えもつかないこと。自分の思う通りにはならないもの。欲しかったものを思い出し手に入れるのが、こんな形になるなんて。
詞の終わりを定めるというのは、倫理的には決して許されない事だと思います。それでも、縋りたくなるその気持ち。これが、葵の詞に対する思いの形なのかもしれませんね。
作者からの返信
無月兄さま!
コメントありがとうございます! 熊本台風大丈夫でしょうか!!!!
彼女は手に入れることは出来たけど、失うことは出来なかったのです。だからこそ、失うことで手に入れるものは何一つわかっていませんでした。
パラドックスですけど、多分我々が月に行ったらいかに重力を背負っていたかわかる感じですかね?
人は理不尽を目の当たりにすると、思い通りになることに縋ってしまうようです。
リスカとかは、痛みつけて生を実感するだけでなく、それだけが思い通りになる、ということに縋っている行為だと聞いたことがあります。
葵は、思い通りにならない現実に、思い通りになる行為を見つけたのです