応援コメント

天才とAIの話」への応援コメント

  • 拝読しました。
    思い違いでしたら申し訳ございません。
    難解な問題を解くために方程式はそんなに多くは知らなくていいと聞いたことがあります。わたくしの知る方程式は「人は”あなたのことはわかった”と言われるのを嫌う」というものです。
    そこから導き、想像すると「究極人の求めるものとは」=「わからない、という理解」であるということ。
    本作はそれに対する回答に等しいのではないかと思考しました。
    本作品自体が解答なのならば、それにまつわるなにがしか(感想とか、コメントとか)は実はいらないんじゃないかな、と思いました。
    思いましたが、その旨残すことをお許しいただければな、とまた思いました。

    作者からの返信

    水木レナ様!
    こちらを読んでくださり、そして真摯なコメントをありがとうございます。
    おおよそ、作者の意図としてはそのような形です。理解し合えない孤独、誰にも答えられないもの、それだけが、AIではリカバリーできない、人間の絶対的な価値なのではないでしょうか。
    それを受け入れるというのが、愛なのではないかな、と思ったり思わなかったり。

    読者さまが私が考えていたのとはまた違うコメントを残してくださることは、私にとっての喜びです。ありがとうございます!

    編集済
  • 「休日はちょっと遠くに」の「夏の世の夢」のコメント欄でお話しされていた考え方ですね。
    「相手に知らない部分がある」限り、AIをオリジナルに近づけようとしても再現することはできない。
    けれどもそこにこそ「その人が生きていた」というの唯一性があり、だからこそ素晴らしいのだというような感じでしたか。

    AIはAIで詞の代わりにはなれませんでしたが、それはそれで彼の心もまた唯一の存在であるということなので、良かったのかもしれませんね。

    作者からの返信

    雪世 明良さま!
    コメントありがとうございます!
    です、覚えてくださりありがとうございます!

    AIは果たして人の道具のままなのか。
    彼女の実験は唯一性を検証すると同時に、AI自身の価値を広めることでもありました。

  • AIが出てきたのを見て、詞の代わりになるのかなとも思いましたけど、そんな簡単な話じゃなかったΣ( ゚Д゚)

    他者を理解するのは簡単ではありません。大抵は、理解したつもりになっているだけだと思います。
    だけど答えを探してもがき続けた葵の生き方には、心打たれるものがありました。

    最後はもの悲しい雰囲気でしたけど、この物語にふさわしい、最高の締め方だったと思います。

    作者からの返信

    無月弟さま!
    コメントありがとうございます!
    誰も代わりにはなれない、それを証明するためだけの100年でした。


    死ぬことでしか証明できないことがあり、生き抜くことでしか伝えられないことがある。
    そう考えると、こういうオチに収まりました。

    編集済
  • 詞さんをモデルに作ったAIだけど、ちゃんと、AIだけの心が宿っている感じがしました。

    作者からの返信

    野林緑里さま!
    コメントありがとうございます!
    それだけを証明するために、彼女は100年を費やしました。
    人工知能が人間の気持ちがわからない、人工知能か人間に逆らうわけがない、と考えている人への宣戦布告な奴です。

    編集済
  • 愛する人を手に掛けても、愛する人を自らの手で造り上げても、自分のものにはならない証明。凄く哲学的な話ですね。
    突き詰めていけば、限りなく完璧に近い形で誰かを理解していくことも、あるいは可能かもしれない。だけどどんなに完璧に近づいていったとしても、決して100%にはならないのでしょう。
    それは悲しくもありますが、だからこそ人は、決して自分のものにはならない部分を求めるように、誰かを愛し、惹かれていくのかなと思います。

    決して一つの正解は出せないかもしれないけど、こういう考えさせられる話、凄く好きです(#^^#)

    作者からの返信

    無月兄さま!
    素敵なコメントありがとうございます! サイエンスやテクノロジーがわからない私が書けそうなのが倫理観と哲学という!

    すごく難解かつオチが見えないというかパッとしない物語かなと思うのですが、答えを出すことではなく問い続けることが人間が人間たる所以なのではないかと思います。


  • 編集済

    この話でこうなりますか……すごい挑戦してますね。バーチャル空間で喋ってるのか、ロボットとかの機械や画面と喋ってるのかな。と気になりながら読んでました。
    >彼女以外 から好きです。
    終わりましたが、二人のミームは繋がって、ここから始まった。とも思いました。

    おっけーだと思います! 個人的にちょっと気になっただけですので、申し訳ない!
    悪い文化も成長の糧にする想い良いですね。

    作者からの返信

    祟さま!
    コメントありがとうございます。一応基本バーチャルですが、死ぬ間際は現実ってことになってます。が、正直なところそれは彼らにとっては些事なのでよくわからないが正解です。あたっても賞品は無いです。


    ぎゃー、お恥ずかしい!
    雑学は適当なことを聞いて特に裏付けする暇がなかったので、よかったら訂正よろしくお願いします

    追伸の追伸
    ありがとうございました。こっちも適当な事書いてぶわー! ってなると大変ですので、有難かったです。
    糧にするというより、問題を解決することでしか人間は生きていけないんだろうな……って思います。その根底にあるのが、悲しみだと思うのです
    故に人は悲しいことを回避して生きるのに、生きるために悲しいことを求めるのだと思います

    編集済
  • わたし、SFが好きで。
    だから、この作品を期待して読んでました。そして、私の考えたラストではまったくなくて、いい意味で裏切られた。

    ロンさん、ほんと作家だよね。

    素晴らしかったです。

    作者からの返信

    アメリッシュさま!
    コメントありがとうございます。あと限りなく似非SFでごめんなさい。正直な所科学の説明とかよくわからなくて読み飛ばしちゃうの。

    アメさんがどんな結末を想像していたかが気になります

    編集済