ねこの手も借らばやけさの歌がるた

【読み】

ねこのてもからばやけさのうた


【季語】

歌がるた〈新年〉


【語釈】

歌がるた――小倉百人一首などの和歌を利用したカルタ。読み札には1首の全句を、取り札には下の句のみを記してあり、読み札に一致する取り札を取り合い、その数の多少を競う。

[デジタル大辞泉]


【語釈】

(新年の)この朝に競う歌ガルタにはネコの手も借りたいことである。


【付記】

ネコがカルタを解するとも思えず、会場を荒らすのが関の山であろう。標題の句は、その勝負にかける思いや、ネコを家族の一員として大切に思う気持ちを言ったものである。


【例歌】

秋の田のかりほのいほの歌がるたとりぞこなつて雪は降りつつ 作者不詳


【例句】

住かえて春待宿はるまつやどやかるた箱 存義ぞんぎ

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