明けやすき夜やカーテンのすきまより

【読み】

 あけやすきよやカーテンのすきまより


【季語】

 明けやすし(明易し)〈夏〉


【大意】

 カーテンのすきまから、明けやすい夜が朝になるのであった。


【附記】

 カーテンのすきまからさしこむ光にもうそんな時間かと思うのである。


【例句】

 足洗ふてつい明け易き丸寝かな 芭蕉

 象潟きさかた苫屋とまやの土座も明やすし 曽良そら

 明安き夜や稲妻の鞘走り 蕪村

 明けやすき夜を磯による海月くらげかな 同

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